[DAVID GRUBBS] シカゴのギャラリー発、微分音を探求するアヴァンギャルド・ドローンな2026年作CD!
ケンタッキー州ルイヴィル出身、現在はニューヨーク州ブルックリンを拠点とするコンポーザー、ギタリスト、DAVID GRUBBS。かつてSQUIRREL BAITやBASTRO、そしてGASTR DEL SOLといった伝説的バンドの核を担い、90年代以降のポスト・ロックからアヴァンギャルド・シーンにおいて特異な足跡を残しました。TONY CONRADやPAULINE OLIVEROSといった巨匠たちとの共演を経て、2000年作『THE SPECTRUM BETWEEN』や2013年作『THE PLAIN WHERE THE PALACE STOOD』ではアコースティックとエレクトロニクスの境界を解体する独自のアプローチを提示しています。現在はブルックリン大学で教鞭を執りながら、現代美術家や詩人とのコラボレーションを通じて、音響芸術の新たな可能性を切り拓き続けています。
シカゴのギャラリーCORBETT VS. DEMPSEYにて開催された現代美術家JOSIAH MCELHENYによる2023年の同名エキシビションのために制作された2026年作。手吹きのガラス・ディスクが音を共鳴させる「歌う絵画」や、ソウル・ジャズで知られるレスリー・スピーカーを用いた彫刻作品と呼応するべく、MILFORD GRAVESやJOE MCPHEEが探求した変則的なリズムと微分音の概念を導入しています。視覚と聴覚の境界を揺るがす空間芸術のサウンドトラックとして極めて野心的な音響空間を構築しました。
ラップ・スティール・ギターの滑らかなグリッサンドが空間をたゆたい、エレクトリック・ギターの残響が幾重にも重なり合う音響空間。SERGEシンセサイザーが発する微細な電子音が、微分音のグラデーションを描きながら聴き手の知覚を静かに拡張していきます。
現代美術と前衛音楽の交差点において、音の物理的な振動そのものを芸術へと昇華させた一作。長きにわたるキャリアを経てもなお未知の音響領域へと踏み込む探求心を見事に体現しています。
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