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1968年からオーストリアのウィーンを拠点に活動していたファーマーは、フランシー・ボラーン□ケニー・クラーク楽団やフリッツ・パウアー(p)を擁する自身のバンドで世界各地をツアーで周ったが、アメリカにも時々里帰りをすることがあった。本作『ホームカミング』は1971年6月にニューヨークに里帰りした際に録音された作品で、シダー・ウォルトンとサム・ジョーンズ、ビリー・ヒギンズのレギュラー・トリオをバックにジミー・ヒースとの2管で臨んだ王道作品だ。もうこれだけで磐石の安定感は伝わってくるが、ロック・マイルスには欠かせないエムトゥーメと、ウォーレン・スミスのパーカッション奏者2人を加えたグルーヴィな編成がさらに期待感を煽る。メインストリームはこの時期ジャズ・ファンク作品路線で怒涛のリリース量をほこったが、本作はジャズ・ファンクではないものの、パーカッションを加えたグルーヴ・ジャズ路線の作品で、この時期のメインストリームのカラーに沿ったアルバムと言えよう。「カスカヴェロ」と「ブルー・ボッサ」のジャズ・ボッサ人気楽曲をエムトゥーメらのパーカッションをバックに高らかにブロウするファーマーの魅力が詰まった70年代ファーマー代表作!
ART FARMER / アート・ファーマー