KUNIHARU AKIYAMA / 秋山邦晴
秋山邦晴(あきやま・くにはる)1929年生まれ。音楽評論家、作曲家。戦後を代表する芸術グループのひとつである「実験工房」に武満徹や湯浅譲二らとともに参加。音楽作品に、「東京オリンピック選手村 食堂のための環境音楽」など。著書としては前掲書の他、『現代音楽をどう聴くか』(晶文社)、『日本の作曲家たち 戦後から真の戦後的な未来へ』上下(音楽之友社)、『エリック・サティ覚え書』(青土社)、『昭和の作曲家たち』(編:林淑姫、みすず書房)、武満徹との共著に『シネ・ミュージック講座―映画音楽の100年を聴く』(フィルムアート社)などがある。1996年逝去。
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- アルテス・パブリッシング / JPN / BOOK / 4865593211 / 1009275696 / 2026年08月17日
新品在庫あり 翌日~翌々日に発送判型:四六ページ数:864ページ内容紹介武満徹らとともに日本の現代音楽シーンを創造した不世出の音楽評論家。そのまなざしが映した20世紀音楽最後の輝きがよみがえる!詩人、音楽評論家、音楽プロデューサーとして多面的な活動を繰りひろげ、日本の現代音楽シーンを創造した秋山邦晴(1929–1996)。武満徹らと結成した「実験工房」をはじめ、同時代の音楽家たちと手を取りあい、現代音楽シーンの中心人物として活躍した。本書は、秋山が1980年9月から死の前年の1995年12月までほぼ毎月、172回にわたって公明新聞に連載したコラム「秋山邦晴の聴く・視る・語る」を全篇集成したもの。音楽や舞台、映画など秋山の広い関心分野を縦横にとりあげた、いまなお色褪せない珠玉の評論集であると同時に、現代音楽のもっとも華やかだった時代を定点観測的に見つめた貴重な証言でもある。秋山の教え子のひとりである畠中実氏による解説、写真を多数掲載した詳細な年譜(小野光子編)も必読!「柴田南雄が1972~82年に朝日新聞に書いていた批評が『音楽会の手帖』として出版されている 秋山邦晴のは1980~95年だから ほとんど入れ違いで これが本になれば1970年から1995年までがカバーされることになる 柴田が作曲家で さめた観察者の視点なのに 秋山は批評家だが 熱い当事者の視点というのもおもしろい 1992年のメシアンとケージの死で20世紀音楽は終わってしまったという感じが伝わってくる」 ──高橋悠治氏(作曲家、ピアニスト)目次19801980/09/30 音楽と批評1980/11/04 パウル・クレーと音楽1980/11/29 雅楽の今日性1980/12/27 創造的な演奏家集団19811981/02/07 映画音楽に批評を1981/02/28 音の都市計画を考える1981/03/31 音楽雑誌は誰のもの?1981/05/05 状況変えるコンサートへの実践1981/06/02 地域と芸術家の新たな結合1981/07/07 音楽の1920年代を考えるコンサート1981/08/01 伝統はつねに冒険する1981/09/01 美術館のなかの演奏会1981/10/06 わが国の文化行政への音楽的批評1981/11/05 “聴衆”としての音楽教育1981/12/03 野心的な新作雅楽『飛天楽』 国立劇場第十三回雅楽公演より1981/12/29 ポーランドの悲劇を考える現在進行形のコンサート19821982/02/06 音の都市計画・再考1982/03/06 今日の音楽を読む1982/04/03 音楽の境界線を越えて1982/05/01 多様化するニューヨークの音楽界1982/06/01 オーケストラの創造活動への一石1982/07/03 作曲コンクールと審査・10周年迎えた「今日の音楽」作曲賞1982/08/07 レコードは時代の文化の記録であるべきだ1982/09/07 芸術と技術の共生は可能か1982/10/09 ジャズと現代音楽の接点1982/11/06 グレン・グールドの死と創造の可能性1982/12/09 聖なる宇宙への旅1982/12/28 再評価されるロシア・アヴァンギャルドの再評価19831983/02/05 TVドラマ音楽への批評を1983/03/10 「アーク」の10周年記念演奏会1983/04/16 躍動の“青春”を聴かせた「日本の交響作品展 七」1983/05/10 坂本龍一の映画音楽第一作『戦場のメリークリスマス』1983/06/18 音の風景を求めて1983/07/21 核廃絶へ、音楽家たちはいま、何を……1983/08/27 『近松心中物語──それは恋』の音楽1983/09/22 「生きるための歌」のリアリティーの重み1983/10/27 ジャン゠クロード・エロワの新作雅楽『観想の焔の方へ』1983/11/26 テレビ・ドラマの音楽は緻密な“演出の音楽”であるべきだ19841984/01/14 非西欧の文化の感性・音楽的な思想1984/02/16 音楽におけるテクノロジー1984/03/27 聴衆へ今日の音楽の熱気を1984/04/21 アジアからみる視点──「韓国・今日の音楽」演奏会1984/05/24 聴きたいものを聴く自由!1984/06/26 絵とは、音楽のもうひとつの名前だったのか?1984/07/24 映像と音楽との緻密な設計図1984/08/21 美術館での異色のコンサート1984/09/29 “仕掛けられた音たち”の空間1984/11/01 現代音楽はどこへ行った?1984/11/27 日本=アメリカ・音楽の現在1984/12/25 一九八四年 日本の作曲・演奏ベスト・レコード選19851985/01/31 映画音楽と民族的特性1985/02/28 身体でコミュニケートする批評パフォーマンス1985/03/26 現代オペラのかかえる問題は?1985/05/02 東独のバウハウス再興を訪ねて1985/06/11 映像への“音楽による演出”1985/07/09 注目すべき「今日の音楽」音楽祭1985/08/06 集団の中でみがかれる表現1985/09/03 自然をひそめた音楽1985/10/05 詩劇『鷹の井戸』1985/11/09 ベルク生誕百年記念1985/12/05 意欲作バレエ『輝夜姫』1985/12/26 一九八五年 音楽界回顧と展望19861986/02/04 今日の音楽を読む1986/03/04 “歌うバレエ”マイナス“バレエ”の上演1986/04/01 現代オペラの可能性への熱意1986/05/03 歌舞伎の象徴性 バレエの象徴性1986/06/05 手づくりのオペラの“優しさ”1986/07/01 深い追悼コンサートの趣き1986/07/29 革命の芸術と芸術の革命1986/09/04 ハイテクノロジー時代の音楽の可能性1986/10/07 雅楽の楽器によるケージ『連歌』の初演1986/11/05 武満徹『双子座』初演とその衝撃力1986/12/06 芸術と政治のひとつの現実1986/12/25 今年の音楽界を回顧する19871987/01/31 テレビCMのクラシック音楽ブーム1987/03/10 “サティ・ブーム”現象のなかになにがみえるか?1987/04/04 音楽もまた現実への批評となるべきだ1987/05/07 詩は叫びであり歌である1987/06/09 過去への批判と過去からの批評1987/07/07 マース・カニングハムの舞踊の変革1987/08/06 第三回「東京の夏」音楽祭おわる1987/09/10 音楽のなかの子供たちの怪獣 大人たちの妖怪1987/10/15 今日の弦楽四重奏団“クロノス”1987/11/07 古典へのさまざまな精神の通路1987/12/03 多視点のコンセプト多方向からの音響体験1987/12/29 一九八七年 音楽界回顧19881988/01/30 “聴く”ことへの清冽な批評1988/03/05 音楽を聴く歓び1988/04/09 音楽ホール運営の新しい地域性と国際性の実践1988/05/12 エキゾティズムからの脱出1988/06/09 問われるオーケストラのもつ同時代性の役割1988/07/07 タンゴによる現代の“歌”のドラマ1988/08/06 音楽雑誌に求められる音楽文化の創造者としての役割1988/09/08 テーマを明確にもつささやかな手づくりの音楽祭を1988/10/06 興味深い過去の歴史への批判的な見直し1988/11/05 映画音楽の原点の衝撃『戦艦ポチョムキン』の音楽1988/12/01 新鮮な、充実した選曲による今日の“オーケストラ・コンサート”の実践1988/12/29 一九八八年 音楽界回顧19891989/02/02 異色の“音楽史と自分史”の大河音楽1989/03/11 テクノロジー時代の音楽の新しい状況1989/04/11 ソビエトのロック・シーンの冒険1989/05/09 業績をしのんで芥川也寸志・追悼コンサート1989/06/06 音楽の身体性と演劇の可能性1989/07/13 プロデュースも批評の一形態1989/08/03 シュレンマー『トリアディック・バレエ』の日本初上演1989/09/07 勅使河原宏監督『利休』における武満徹の傑出した映画音楽1989/10/05 都響の「ジャン・コクトー頌」演奏会1989/11/09 ペレストロイカの自由な表現1989/12/02 いま行なっていることを正確に行なうこと1989/12/28 時代の変わり目? 一九八九年の音楽的回顧19901990/02/01 石井眞木の力動学の変容1990/03/06 映画音楽のその純粋なる表現1990/04/07 西欧へのその異なる対応1990/05/03 音楽批評が忘れているもの1990/06/07 演奏への創造的な挑戦1990/07/10 ユンの音楽の東洋の思想と美学の教訓の重み1990/08/09 BGMを超えて都市計画としての環境音楽への実践を1990/09/08 アジア的なるものの響きを求めて1990/10/06 雅楽『秋庭歌一具』の文明論的なこころみ1990/11/06 “聴く彫刻”の静謐の音のいのち1990/12/01 アメリカの若い世代の変容1990/12/27 一九九〇年の音楽的回顧19911991/02/07 アマチュア・オーケストラの創造性1991/03/07 東南アジアの音楽思想を追求するマセダの作品1991/04/04 オペラの可能性への実践1991/05/04 音楽賞は主張するという発見1991/06/06 “声”が喚びさますもの1991/07/06 “考える人は笑う”1991/08/06 日本太鼓の創造性を追求する演奏集団1991/09/07 “音楽の現在”を紹介する注目すべきコンサート1991/10/08 伝統は冒険するもの1991/11/14 リゲティの世界文化賞受賞コンサートに思う1991/12/12 ロックやポップとの境界線を超えた現代音楽の方向の実験1991/12/26 一九九一年の音楽的回顧19921992/02/08 近刊の音楽書から1992/03/07 新しい文化の創造としての地方の時代1992/04/04 テクノロジーとアートの新しい結びつきを歌う“声”1992/05/07 二〇世紀の都市化時代の芸術1992/06/09 オペラの現代性の発見1992/07/07 現代の音楽の状況1992/08/08 電子テクノロジーは世紀を変容する1992/09/08 ジョン・ケージ追悼1992/10/10 都市の音風景を考える1992/11/07 イメージ・オペラの可能性1992/12/10 同時代の日本の音楽をサウンドするCD選集の存在1992/12/24 一九九二年の音楽的回顧19931993/01/30 古代の楽器が秘めた記憶を探る1993/03/13 衝撃的な身体性の思想と論理1993/04/10 “声の演劇”としての詩的なオペラ1993/05/20 ホールとともに育つ若々しいアンサンブル1993/07/03 今日の音楽の“手づくり”の音楽祭1993/08/14 和太鼓の創造的な音楽祭1993/09/09 わが国の音楽界に欠けおちている今日の音楽の普遍性1993/10/28 オーケストラの個性1993/12/02 オーケストラは発言する1993/12/28 一九九三年の音楽的回顧19941994/01/29 定点の存在しない空間の清冽な可能性1994/03/12 変革はしずかに進む1994/04/23 映像と音楽の秘められた力学1994/06/02 「遥か回想のポストモダンへ」1994/07/19 音楽批評の不在1994/08/27 “伝統”と“現代”を問う1994/10/22 脱・オペラの復讐1994/11/22 黒いユーモアの残酷オペラ1994/12/24 一九九四年の音楽的回顧19951995/01/31 映画音楽一〇〇年の実験1995/02/28 清冽な個性がひびいたコンサート1995/04/11 異質性と共通性への理解と共生への実践を1995/06/24 音楽徒然草1995/09/02 一九九五年 夏の音楽祭に想う1995/10/28 耳の不自由な人たちのための音楽1995/12/16 一九九五年 音楽的回顧秋山邦晴の批評と倫理 その実践(畠中 実)解題とともに(小野光子)年譜著者略歴著・文・その他:秋山 邦晴秋山邦晴:1929年、東京に生まれる。音楽評論家、プロデューサー、詩人。早稲田大学仏文科中退。「実験工房」(命名・瀧口修造)創設メンバー。日本におけるインターメディア・アートの推進者にしてイタリア未来派、エリック・サティ・ブームの立役者。日本の作曲家研究の嚆矢を放ったほかアジアの作曲家との交流も深めた。批評した対象は現代音楽、映画音楽、実験音楽、環境音楽、メディア・アート、モダンおよびコンテンポラリー・ダンスなど幅広い。執筆以外にテープ音楽を創作し前衛芸術運動「フルクサス」の活動にもかかわる。多摩美術大学で後進の指導にあたった。単著に『現代音楽をどう聴くか』(晶文社、1973)、『日本の映画音楽史I』(田畑書店、1974)、『日本の作曲家たち 戦後から真の戦後的な未来へ』(全2巻、音楽之友社、1978╱79)、『エリック・サティ覚え書』(青土社、1990)、『昭和の作曲家たち』(林淑姫編、みすず書房、1996)がある。1996年逝去。編集:小野 光子小野光子:国立音楽大学大学院音楽学研究科修士課程(音楽学)修了。武満徹の全ジャンル作品リスト作成中の1996年春に秋山邦晴に連絡をとるが、秋山から通院が終わったら連絡すると電話を受け、それが最後の交流となった。『日本の作曲20世紀』(音楽之友社、1999)掲載の武満徹作品リスト作成のほか、『武満徹全集』(小学館、2002–04)全5巻に編集者として携わる。訳書にP・バート著『武満徹の音楽』(音楽之友社、2006)、L.ガリアーノ著『湯浅譲二の音楽』(アルテスパブリッシング、2019)など。著書『武満徹 ある作曲家の肖像』(音楽之友社、2016)で第29回ミュージック・ペンクラブ音楽賞(研究・評論部門)を受賞。(出版情報サイトより)¥9,680 (税込)カートに商品が追加されました カートを見る -
マエストロたちはどのように映画の音をつくってきたのか?
- DU BOOKS / JPN / BOOK / DUBK263 / 5006044773 / 2021年02月19日
売切 注文不可日本初の本格的トーキー映画公開80周年記念出版。日本映画史の第一級資料。映画ファン必読の最重要文献の書籍化。 ・「月刊みすず」1月・2月合併読書アンケート特集号にて、柿沼敏江さんが紹介してくださいました!・「小説新潮」(2021年8月号)「こんな時代の読書日記」にて小西康陽さんが『日本映画音楽史』を紹介してくださいました!・「週刊読書人」(2021.9.3)に書評が掲載されました! 評者はユーロスペース支配人 北條誠人さんです!・「フリースタイル 48」にて、筒井武文監督が紹介してくださいました!・「朝日新聞」(2021.5.8)読書面の書評欄にて書評が掲載されました! 評者は石飛徳樹編集委員です!・「キネマ旬報」(2021年5月上・下旬合併号)にて、本書編集者の高崎俊夫氏と朝倉史明氏による、武満徹氏のご息女、武満真樹さんのインタヴューが掲載!・「ミュージック・マガジン」(2021年5月号)にて書評が掲載されました! 評者は大谷隆之さんです。・「キネマ旬報」(2021年3月下旬号)に、1971年8月上旬号の秋山邦晴氏の文章の再録と、本書編集者の朝倉史明氏による湯浅譲二氏のインタヴューが掲載!・「音楽の友」 (2021年4月号)にて書評が掲載されました! 評者は小沼純一さんです。「キネマ旬報」伝説の連載「日本の映画音楽史を形作る人々」( 戦前~戦後編) を、「 アニメーション映画の系譜 」篇も含めて収録。武満徹、伊福部昭、 黛敏郎、佐藤勝、 芥川也寸志、 林光ほか、当時現役で活躍中だった音楽家たちの生の声を収録。監督の演出術にも及ぶ本格的な「映画音楽評論・史論」でありながら、平易な文体で映画を語る喜びに満ち溢れた、映画ファン必読の最重要文献。秋山邦晴夫人・高橋アキさんインタヴューも新録。「戦前からの日本の作曲家たちがこころみた映画音楽への創造をぼくなりに追ってみた、これはひとつのささやかなマニフェストでもある」-ー秋山邦晴「山田宏一「シネ・ブラボー!」、小林信彦「架空シネマテーク」、和田誠「お楽しみはこれからだ」、渡辺武信「日活アクションの華麗な世界」、竹中労「日本映画縦断」etc、と一九七〇年代前半の「キネマ旬報」には、後世に残る名連載が掲載されていた。これらの連載は、ほとんどが単行本化され、今でも目に触れる機会は少なくないが、唯一、当時、私が毎回、むさぼるように読んでいた超弩級のある長期連載だけは、陽の目をみないままになっているのがずっと気になっていた。それが音楽評論家、秋山邦晴の「日本映画音楽史を形作る人々」だった」― ―高崎俊夫(本書「編者より」)<目次>編者より第1回 佐藤勝第2回 紙恭輔 創成期としてのP・C・L時代~P・C・Lが初めて製作して大成功を収めた〈ほろよい人生〉第3回 黛敏郎 その1 戦後派作曲家の登場~ユニークなメロディのうごきと新鮮な感覚で人々を驚かせた〈カルメン純情す〉第4回 菅原明朗~菅原明朗が映画音楽の作曲へかけた気慨、誠実な探究がみごとに結晶した〈藤十郎の恋〉第5回 早坂文雄 その1~いくつかのバラバラなシークェンスをボレロの展開が巧みに結びつけ、生き生きとまとめあげた〈羅生門〉第6回 芥川也寸志~日本映画の〝エフェクト〟とは、まったく異なったユニークな音の演出がみられる〈太平洋ひとりぼっち〉第7回 伊藤昇~浪花節のメロディを採って、シンフォニックな重々しい曲にした〈桃中軒雲右衛門〉第8回 早坂文雄 その2~重々しく悲しみのこもった、それでいて勇壮なメロディー。素朴で単純な音のうごき。〈七人の侍〉第9回 林光~小編成のオーケストラと女声ヴォーカリーズを使って、主題曲ともいえるものを主体においた〈裸の島〉第10回 深井史郎第11回 武満徹 その1~一種のミュージカルといえるような作品にリリカルなメロディで特色をだした〈涙を獅子のたて髪に〉第12回 山田耕筰~トーキー音楽の黎明第13回 松村禎三 記録映画と劇映画のあいだ第14回 伊福部昭 映画音楽の過去の意識をみる~単純明快なリズム音楽を繰り返しくりかえし執拗に反覆しつづけていくオスティナートを用いた〈ゴジラ〉第15回 武満徹 その2 〈怪談〉を中心に~映画音楽は、かならず演出されなければならないのですという彼の理念に基づいてかかれた〈怪談〉第16回 黛敏郎 その2 〈赤線地帯〉論争~〈赤線地帯〉の音楽をめぐるあの論争は、創造的な批評の不毛をさらけだしたひとつの出来事だった第17回 池野成~〝映画〟における映像と音楽の真のありかたを知っている監督と作曲家との結びつきが表われた〈雁の寺〉第18回 堀内敬三 松竹の主題歌・映画音楽の誕生~蒲田撮影所に松竹少女歌劇団全員を集めて撮影された〈微笑む人生〉はわが国最初のレビュー映画だった第19回 早坂文雄 その3 〈近松物語〉の一音の論理~日本の伝統音楽が初めて映像と音の新しい意味を持って登場した記念碑的作品〈近松物語〉第20回 八木正生 モダンジャズからの出発~ジャズっぽいブルース的な音楽をつけた〈殺人〉は、アニメーション音楽として傑出していた第21回 湯浅譲二~静かにおごそかでしかもエロティックな官能的な音楽が特にすぐれていた〈黒い雪〉第22回 服部正 その1~トーキー音楽の抒情第23回 服部正 その2~「これは歌舞伎の〈勧進帳〉を音楽劇に直したような作品なんだな」と監督自身が語る〈虎の尾を踏む男達〉第24回 早坂文雄 その4~映画音楽のひとつの新しい表現としての〝対位法〟的な方法が実験された〈酔いどれ天使〉と〈野良犬〉第25回 木下忠司~〈わが恋せし乙女〉のころ第26回 早坂文雄 その5~森田たま原作による明治後期の北海道を舞台にした「社会派メロドラマ」ともいうべき〈リボンを結ぶ夫人〉第27回 早坂文雄 その6~映画音楽における「日本的音楽論」第28回 柴田南雄 その1~記録映画の勃興期1第29回 柴田南雄 その2~記録映画の勃興期2第30回 大木正夫~記録映画の勃興期3第31回 早坂文雄 その7~シェリーの有名な詩句を作品の根底において構成した戦後最初のアニメーション映画〈ムクの木の話〉第32回 真鍋理一郎 その1~1960年代の独立プロ運動の先頭にたってそれを推進した大島渚のデビュー作〈愛と希望の街〉第33回 真鍋理一郎 その2~ジャズ的なイディオムを使って作曲し、そのあいだに器楽的な表現を挿入した〈青春残酷物語〉第34回 市川綱二~映画の録音技術者として第35回 團伊玖磨 その1~第四期の人たちの中にあって第36回 團伊玖磨 その2~画面の大型化時代の映画音楽第37回 團伊玖磨 その3~録音技術の可能性との格闘第38回 古関裕而 その1~発見されたフィルム〈戦う兵隊〉1第39回 古関裕而 その2~発見されたフィルム〈戦う兵隊〉2第40回 アニメーション映画の系譜1 政岡憲三 その1~松竹の援助で作られたフィルム式トーキー漫画映画の最初の一本〈力と女の世の中〉第41回 アニメーション映画の系譜2 政岡憲三 その2~戦前の日本の動画映画の代表作であり政岡憲三の代表作でもある〈くもとちゅうりっぷ〉第42回 アニメーション映画の系譜3 戦前篇総論第43回 アニメーション映画の系譜4 戦後篇 (1945~1957)第44回 アニメーション映画の系譜5 瀬尾光世第45回 アニメーション映画の系譜6 〈王様のしっぽ〉顛末第46回 アニメーション映画の系譜7 東映動画のスタート第47回 アニメーション映画の系譜8 宇野誠一郎第48回 アニメーション映画の系譜9 東映動画の発展と停滞第49回 アニメーション映画の系譜10 手塚治虫と虫プロの足跡 その1第50回 アニメーション映画の系譜11 手塚治虫と虫プロの足跡 その2第51回 アニメーション映画の系譜12 手塚治虫と虫プロの足跡 その3第52回 アニメーション映画の系譜13 人形劇アニメの創造と展開 その1第53回 アニメーション映画の系譜14 人形劇アニメの創造と展開 その2第54回 アニメーション映画の系譜15 人形劇アニメの創造と展開 その3第55回 アニメーション映画の系譜16 人形劇アニメの創造と展開 その4第56回 アニメーション映画の系譜17 草月アニメーションの実験 その1第57回 アニメーション映画の系譜18 草月アニメーションの実験 その2第58回 アニメーション映画の系譜19 草月アニメーションの実験 その3第59回 アニメーション映画の系譜20 総括と明日への展望第60回 篠田正浩 その1~〈はなれ瞽女おりん〉と〈恋の片道切符〉の音楽第61回 篠田正浩 その2~〈乾いた湖〉のブルース・コードから〈乾いた花〉の音の冒険まで 第62回 篠田正浩 その3~〈暗殺〉の革命的な映画音楽から〈あかね雲〉の緻密な設計図第63回 篠田正浩 その4~〈心中天網島〉のソヴァージュの音楽から〈桜の森の満開の下〉の日本の美意識まで秋山邦晴夫人・高橋アキ インタビュー~秋山は、「歴史を知ることの重要性」を意識していたのだと思います索引高崎俊夫+朝倉史明 編編者略歴高崎俊夫(たかさき・としお)1954年、福島県生まれ。編集者・映画批評家。『スターログ日本版』『月刊イメージフォーラム』編集部を経て、フリーランスの編集者に。編著に、女優・芦川いづみのスチール写真や最新インタビューをまとめた『芦川いづみ 愁いを含んで、ほのかに甘く』(朝倉史明との共編・文藝春秋)、『日活アクション無頼帖』(ワイズ出版)、『わが封殺せしリリシズム』(大島渚、清流出版)、『スクリプターはストリッパーではありません』(白鳥あかね、国書刊行会)、ほか多数。著書『祝祭の日々 私の映画アトランダム』(国書刊行会)はキネマ旬報「映画本大賞」を受賞。朝倉史明(あさくら ふみあき)1974年、神奈川県生まれ。編集者。大映映画スチール写真集『いま見ているのが夢なら止めろ、止めて写真に撮れ。』(責任編集・監修:小西康陽、DU BOOKS)や、2016年版から毎年発行している『名画座手帳』(企画・監修:のむみち、往来座編集室)、1968年に引退し今も根強い人気を誇る女優・芦川いづみのデビュー65周年記念の単行本『芦川いづみ 愁いを含んで、ほのかに甘く』(高崎俊夫との共編、文藝春秋)などの編集の他、日活映画『事件記者』シリーズのオリジナル・サウンドトラックCD(CINEMA-KAN Label、音楽:三保敬太郎)のプロデュースを手掛ける。カバーデザイン:西山孝司本文組版:真田幸治- 特典終了
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- オメガ・ポイント / JPN / CD / 1000455817 / 2007年07月20日
売切 注文不可いやはや!! オメガ・ポイント日本の電子音楽発掘企画の第6弾に、驚きの秘蔵作品が登場した。音楽評論家として知られる秋山邦晴が60年代に作成したテープ作品を収録した作品集である。ご承知のとおり同シリーズは、 『湯浅譲二 / ひとみ座人形劇の音楽』 や 『諸井誠 / 音楽詩劇赤い繭』 に関連作品として秋山邦晴のテープ作品をカップリング収録している。そこで聞ける作品は、ダダイスティックで方法論に捕らわれない過激さを持っており、いわゆる理論派とは違うプリミティヴなスタイルが印象的であった。エリック・サティ研究〜戦後日本の前衛/実験音楽の現場に立会い、もっとも作曲家に近い音楽評論家、批評家として氏の仕事に敬意を持ってはいたが、その時初聞となったテープ作品には驚きが隠せなかったことを記憶している。 この作品集には、前衛芸術家が集結した展覧会に出品された 『Environmental Mechanical Orchestra』 (1966年)、日生劇場の舞台装置のデモンストレーションの為の 『日生劇場のデモンストレーションの記録』 (63年)、そして71年の 『Music for H.Bomb』 を収録。リヴァーヴの深い残響と不規則なリズムが殺伐とした 『Environmental Mechanical Orchestra』 や、ホワイトノイズや具体音をモンタージュした 『Music for H.Bomb』 などの発掘テープ作品も凄いが、『日生劇場のデモンストレーションの記録』 に驚く。会場をまるまるドキュメントした電子音楽コンサートの実況録音である。具体音、鐘の音、パーカッション、電子音をコラージュしたテープ作品の上に、舞台装置についてのアナウンスがミックスされている。客席の反応まで記録されているが、当時の様子を垣間見ているようで大変興味深い内容である。 音楽評論家 秋山邦晴の忘れられた活動に再びスポットを当てた、真の意味での発掘音源集と言える。- 試聴可能
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- JPN / BOOK / 7300774429 / 4005022414
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