【クラブ/ダンス・ミュージック】いますぐ聴いてほしい オールジャンル 2023 | ディスクユニオンのスタッフが一年の中で印象に残った作品を紹介 | 1ページ

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2023.12.06

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いますぐ聴いてほしい オールジャンル2023 - クラブ/ダンス・ミュージック
いますぐ聴いてほしい オールジャンル2023 - クラブ/ダンス・ミュージック


パンデミックの収束に伴って加速するダンスミュージック回帰とレイヴ・リヴァイヴァル、その派生としてのトランスの復権。ダンスミュージックに魅入られておよそ30年たち、このスタイルが再評価されるのかという驚きと、再発/新作含めてフレッシュな感動を受けております。肉体から脳へ走るパルスとしてのダンスは不屈の文化だと思う次第、ということで、ほぼダンスミュージック作品が並ぶ年間チャートです。楽しむことを忘れずに混沌にあらがっていければ幸いです。
(※手前味噌で恐縮ですが、某誌の年間チャートに2023年も参加させていただいております。本チャートとは若干違うセレクト/並びとなっておりますので、チェックいただければ幸いです)


■クラブ/ダンス・ミュージック | 2023 RANKING



アーティストタイトルフォーマットレビュー
1APHEX TWIN / Blackbox Life Recorder 21f / in a room7 F760APHEX TWINBlackbox Life Recorder 21f / in a room7 F76012"テクノ・トリックスター、リチャード・D・ジェームス。匂わせを世界各地に散りばめた後に不発表された5年ぶりの完全新作。日常を侵食すべくアプリまで展開する、まさにリチャードらしいやり口。次はアルバム? 何年後? 期待すれば裏切られ、ほっとけば現れる、次のアクション(あるいはノーリアクション)を待ちましょう。
( 商品部 / 猪股 )
2OVERMONO  / GOOD LIESOVERMONOGOOD LIESLPテン年代後半のベースミュージック・シーンから生まれた新たなスター! ここまでビッグになるとはキャリア初期の、それぞれのソロ音源からは予測できませんでした。とはいえ、キャッチーなサンプリングセンスと、現行ダンスフロアのトレンドを抑えたビートは、売れるべくして売れたことが理解できるカッコよさ。
( 商品部 / 猪股 )
3LORAINE JAMES / GENTLE CONFRONTATIONLORAINE JAMESGENTLE CONFRONTATIONLPとても個人的な、親密な距離感で語りかけてくる作品というものは、得てして誰かにとって大事な一枚になる訳だけれど、本作はそれにあたるといっていいと思う。ゼロ年代エレクトロニカの微細な構造と愁いを帯びたメロディ。ベースやビートは暴力的ではなく、慈しみを感じさせる。
( 商品部 / 猪股 )
4JAMES BLAKE / PLAYING ROBOTS INTO HEAVENJAMES BLAKEPLAYING ROBOTS INTO HEAVENLPクラブミュージックを出自にもつ稀代のシンガーソングライターによる、ダンスミュージックを取り入れたニューアルバム。UKガラージやレイヴ要素もありつつ、実験的なビートも取り入れた意欲的な内容。ジェームス・ブレイクらしいソング・ライティングとアブストラクトな空気感が心地よい”I Want You To Know”など、聴きどころも多数。
( 商品部 / 猪股 )
5サイケアウツ / 逆襲のサイケアウツ: ベスト・カッツ 1995-2000サイケアウツ逆襲のサイケアウツ: ベスト・カッツ 1995-2000LP年始リリースの話題作! レイヴ/ブレイクビーツ/ジャングル・リヴァイヴァルの流れにものりつつ、独自進化した90年代ジャパニーズ・ハードコア・ブレイクビーツのオリジナリティは唯我独尊。各種サンプリング、おなじみアーメンブレイク、オケヒットを初期衝動あふれるノリで放ちまくるcrazy gonna crazy コンピ!!
( 商品部 / 猪股 )
6SUPERSHY / HAPPY MUSICSUPERSHYHAPPY MUSICLPフジロックでヘッドライナーを務めるほどビッグなアーティストとなったトム・ミッシュによるハウスミュージック・プロジェクト。ディスコ、ディープハウス、フレンチタッチ、モダンブギー、アシッドハウスまで、トムのハウス愛が炸裂した混じりっけなしのピュア・ハウス・アルバム!
( 商品部 / 猪股 )
7THEO PARRISH & MAURISSA ROSE / FREE YOURSELFTHEO PARRISH & MAURISSA ROSEFREE YOURSELFLPRDCでのプレイで改めて凄みを知らしめたデトロイトのマエストロによるニューアルバムは、シンガーであるモーリサ・ローズとのコラボ作品。自身を解放するかのように、セオの実験性が爆発。アヴァンギャルドかつスピリチュアルな、ブラックジャズ・スタイルのビートがモーリサのヴォーカルを引き立てる。
( 商品部 / 猪股 )
8aus / Until ThenausUntil Then10"大きな苦難を乗り越えて復活を遂げたausによる15年ぶりの新作はハウスだった。落涙を禁じえない音色と旋律、現行フロアともリンクするビートは、復活を待ち望んでいたファンはもとより幅広い層からも支持を集めた。リミックスには今年アルバムを発表したSeb Wildbloodが担当。ビートをさらに強化し、アシッドベースも加味、すばらしいアンセムに仕上げた。
( 商品部 / 猪股 )
9FRED AGAIN.. & BRIAN ENO / SECRET LIFEFRED AGAIN.. & BRIAN ENOSECRET LIFELPCoachella 2023 のトリをFour TetとSkrillexの三人によるバック2バックで勤め上げたFred Again.. が、師Brian Enoとコラボ。ダンスミュージックは封印、イーノ的アンビエント哲学とフレッドのソングライティングがバランス良くミックス。じっくり聴いても良し、BGMとして流しても良し。名盤です。
( 商品部 / 猪股 )
10HI TECH / DETWAT HI TECHDETWATLPオマーSが見出したデトロイトのトリオ・ユニット、HI TECH。2022年のデビュー・アルバムがスマッシュヒット、各チャートインした期待の才能は今作でも勢い衰えず。エレクトロ、マイアミベース、テクノを高速化したゲットーテック。ゲットーハウス的ファンキーな声ネタとモーターシティーなちょっぴりアンニュイなフレーズは、一度ハマれば抜け出すのは簡単じゃない。
( 商品部 / 猪股 )
※許可なく複製・転載することを禁じます。

■いますぐ聴いてほしい オールジャンル2023 - クラブ/ダンス・ミュージック


アーティストタイトルフォーマットレビュー
DE DE MOUSE & HITOMITOI デ・デ・マウス&一十三十一 / LOVE GROOVIN'DE DE MOUSE & HITOMITOI デ・デ・マウス&一十三十一LOVE GROOVIN'7"(レコード)ヴェイパーウェイヴとシティポップの融合で生まれた2021年のヒット作「Neon Lightの夜」に続くコラボ第2弾!こちらも繰り返し聴かずにはいられません。同じ路線で何曲か足してCDアルバム化希望です。
( JazzTOKYO / 赤尾二郎 )
LARRY HEARD / ANOTHER NIGHT RE-EDIT (J.A.N. aka Moodymann/KDJ)LARRY HEARDANOTHER NIGHT RE-EDIT (J.A.N. aka Moodymann/KDJ)12"(レコード)シカゴ・ディープハウスの傑作をKDJがエディットした1枚が22年ぶりの再発。22年ぶりに泣こうと思います。
( SP・BP / 島田嘉孝 )
KICKS / ANTRA (JANERET REMIX)KICKSANTRA (JANERET REMIX)12"(レコード)朝でも心地いいハウスをお探しの方はこちらです!フレンチ・ミニマルの次世代レーベルが送る爽やかすぎる一枚。個人的には聞いてるとなんだか前向きになれる気がします。もちろんフロアでも!
( 商品部 / 山口幸平 )
MELLA DEE / RIPTIDE (CLEAR TRANSPARENT VINYL)MELLA DEERIPTIDE (CLEAR TRANSPARENT VINYL)12"(レコード)鮮烈な存在感を放つレーベルWAREHOUSE MUSICとそのボスMELLA DEEによる今年唯一にして特大インパクトの1枚。NEW ORDERのBERNARD SUMNERをヴォーカルに迎え、疾走感と高揚感溢れるメロディ・ラインに最高にハマった形で結実した多幸感エレクトリック・ダンス!ジャケットも思いっきり"Technique"していて最高ですね。
( 商品部 / 子安奈穂子 )
SOOS / MONDO CUTESOOSMONDO CUTE12"(レコード)それぞれ別の「サーシャ×サーシャ」とレビューされたメキシコのアーティスト、SOOSのデビュー・リリース。12インチですが6曲入りなのでデビューミニLPといっても良さそうですが、これが最&高&幸&PSYな内容。どのように素晴らしいかというと「こういうの鳴ってるフロアならずっと居れる」という感じです。そしてタイトルトラックにもCUTEと名付けられておりますが、ジャケットがかわいすぎると思います。まっすぐ歩けなくてもかわいいは正義、と思いました。なんのこっちゃ
( 商品部 / 鈴木健太郎 )
SCHUTTLE / BH006SCHUTTLEBH00612"(レコード)ジャケット通りのざっくりしていて程よくチープなアシッド・スロウテクノ。トレンディなスロウテクノと比べても結構品が無いところがむしろ好印象です。などと考えていたらB2のタイトルがズバリ"JUNKMAN"。ということでスロウテクノ界のAM深夜ラジオと言えそうです(?)。B1収録の"Swords Dance (Parts 1 & 2)"は曲の途中でBPMがぐっと上がるので(遅め→四つ=BPM90前後→120オーバー)セットの中で一気にBPMを上げるのに重宝する点もDJユース!
( 商品部 / 鈴木健太郎 )
LORAINE JAMES / GENTLE CONFRONTATION (PINK VINYL LP)LORAINE JAMESGENTLE CONFRONTATION (PINK VINYL LP)LP(レコード)エレクトロニカ/IDMのソウルミュージック的エモーショナルな結晶。テクノとアンビエント、ヒップホップ、実験音楽がブレンドされて発展してきた同ジャンル屈指の「ソウル」作品として歴史に名を残す名盤といっていいでしょう。傑作ワットエヴァー・ザ・ウェザーのさらに先へ踏み入るIDM新時代!
( 商品部 / 猪股恭哉 )
SUPERSHY / HAPPY MUSIC (ORANGE & WHITE VINYL LP)SUPERSHYHAPPY MUSIC (ORANGE & WHITE VINYL LP)LP(レコード)トム・ミッシュが爆発的な人気となる前から、彼の根底に流れるダンスミュージックIQの高さに感じ入りずっと推してきた者として、本プロジェクトは待ってましたの一言。もちろんソウルやジャズを感じさせるものの、ハウスミュージックと分かっているグルーヴの立ち上がりに大変満足しております。モロにケリチャン・オマージュな曲もあり◎。
( 商品部 / 猪股恭哉 )
VILLALOBOS / ALCACHOFA (4LP)VILLALOBOSALCACHOFA (4LP)LP(レコード)リリース当時も衝撃的、本作でシーンを塗り替えてしまったといっても過言ではない、実験的テクノ作品にしてダンスミュージック・アルバム。緻密な音構築とビッグルームのサウンドシステムを震わせてきた唯一無二の低音。アナログプレイでのみ発揮されるプロデューサーの頂点に君臨するミニマルテクノの帝王、未だ揺るがず。
( 商品部 / 猪股恭哉 )
SPEAKER MUSIC / TECHXODUXSPEAKER MUSICTECHXODUXLP(レコード)デトロイトエレクトロのミステリー、故ドレクシアのメソッドを用いて書き上げたブラック・テクノ・アルバム。ジェフ・ミルズがメッセージを伝える手段としてテクノを用いるように、本作ではベースミュージックとエキスペリメンタルが物語性を伴って聴覚経由で右脳を刺激する。
( 商品部 / 猪股恭哉 )
SATOSHI / AMBIVALENT (SELECTED WORKS 1994-2022)SATOSHIAMBIVALENT (SELECTED WORKS 1994-2022)LP(レコード)国産ニューエイジ・テクノ埋蔵音源を日本のSoundofspeedが発掘。90年代の埋蔵音源に加えて、近年制作の新録を加えた1LP。ドリーミーかつ浮遊感のあるカシオCZ-5000の心地よさはRUSH HOURのANTALやMUSIC FROM MEMORYのTAKOら海外の目利きも虜に。本作からの12インチ・リミックスカットでは、寺田創一のエディットやクニユキのリミックスでハウス的魅力を演出。
( 商品部 / 猪股恭哉 )
100 GECS / 10000 GECS100 GECS10000 GECSLP(レコード)Dylan BradyとLaura Lesからなるデュオの2ndアルバム。単なるハイパーポップにとどまらず、スカ、ポップパンク、オルタナティヴロック、ニューメタルなどの要素を吸収した唯一無二の異端さを放った必聴盤!
( 町田店 / 浅井 )
V.A. / POINT EV.A.POINT E12"(レコード)最近ではCLAUDIO PRCをはじめDEEP TECHNO主要アーティストのマネジメントなど幅を広げて活動するレーベルON BOARD。定番コンピシリーズ「POINT」の第5弾としてリリースされた今作にはASCらが参加。圧倒的クリアな空間処理、個性的なサウンド・リズムが響く4トラックを収録。ハード~ソフトまで、展開したい様々なシチュエーションに対応できる抜群の構成です。
( 下北沢クラブミュージックショップ / 高橋 宏紀 )
ind_fris / 森と雨ind_fris森と雨CDディープ・メディテートなジワジワと耳に染み入る音に意識を委ね、日々の喧騒やストレスをリセットできる、見事な茶畑浴アンビエント。
( 新宿ヘヴィメタル館 / 村上 誠 )
100GECS / 10000 GECS (LP)100GECS10000 GECS (LP)LP(レコード)カラオケ大会状態だったフジロックのライブも記憶に新しいお騒がせユニットのセカンド・アルバム。今年同じくアルバムをリリースしたUNDERSCORESとともにハイパーポップシーンをけん引するであろう飛躍の一枚!
( 渋谷クラブミュージックショップ / 山口達也 )
REPTANT / DUALITY OF THE GECKOREPTANTDUALITY OF THE GECKO12"(レコード)33回転表記ですが45回転でもイケるナイスな2トラックです。
( 渋谷クラブミュージックショップ / 阿部 直也 )
100 GECS / 10000 GECS (CD)100 GECS10000 GECS (CD)CD今の音楽シーンを騒がすアノ2人組の新作が出た!!前作のハチャメチャ感はそのままに、卓越したポップセンスを発揮した(音圧的にも)超強力な楽曲たち!!HYPER POPってホント楽しいなぁ…
( 池袋店 / 田村暁 )
YUSSEF DAYES / BLACK CLASSICAL MUSICYUSSEF DAYESBLACK CLASSICAL MUSICCDトム・ミッシュとのコラボやカマール・ウィリアムズとのユニットで知られるドラマーの才能がついに爆発。ジャズサンバからアフロビートからダブからファンクから、スピリチュアルでスペイシーなサウンドでグルーヴしまくる74分。UKジャズの隆盛を象徴する、現代ジャズ今年最大の強力作。
( JazzTOKYO / 逆瀬川友太 )
ALVA NOTO / KINDER DER SONNE (CD)ALVA NOTOKINDER DER SONNE (CD)CD近年のAlva Notoはかなり坂本龍一に作風が寄ってきている、という印象を受けます。あるいはその逆かもしれません。深い残響の中に、旅立っていった音楽家の影が見えてきます。
( 新宿ジャズ館 / 高田月歩 )
EDDIE C / NITE MOVES/SMOKEY BAYEDDIE CNITE MOVES/SMOKEY BAY7"(レコード)EDDIE Cによる7インチ専科のセルフ・レーベルから久々のリリース。MAJOR HARRISによる'78メロウ・ブギー”Night Moods”を深夜帯へと丁寧に再構築した”Nite Moves”で買い。
( 渋谷クラブミュージックショップ / 横浜雅二 )
HI TECH(FXHE) / DETWAT (LP COLOURED VINYL)HI TECH(FXHE)DETWAT (LP COLOURED VINYL)12"(レコード)OMAR-S主催FXHE RECORDSからトリオ・ユニット HI TECHの 2nd アルバム。今作も最高です。レーベルメイトである Full Body Du Rag とのコラボ曲も必見!
( 渋谷クラブミュージックショップ / 藁谷 健 )
Speaker Music / TechxodusSpeaker MusicTechxodusLP(レコード)テクノ・プロデューサーとしてだけでなく、ライターやキュレーター、ジャーナリスト等多くの顔を持つ米国のスピーカー・ミュージックがPlanet Muより打ち上げた新作。テクノというスタイル(=文化)に対する強烈なクリティカリティを持った重厚なアルバムに仕上がっている。間違いなく2023年のテクノ、クラブミュージックシーンにおける最重要作品の一つ。
( JazzTOKYO / 菅原大貴 )
Overmono / Good LiesOvermonoGood LiesLP(レコード)UKのトム・ラッセル&エド・ラッセル兄弟によるユニット、オーヴァーモノによるデビュー・アルバム。今年のテクノ新譜の中でもひときわ光るものを感じたスタイリッシュな良盤。
( JazzTOKYO / 菅原大貴 )
OCTO OCTA / DREAMS OF A DANCEFLOOR EPOCTO OCTADREAMS OF A DANCEFLOOR EPLP(レコード)アシッドやジャングル、トランスなどオールドスクールなサウンドの中に新しさが光る、今年のハイライトとして真っ先に思い浮かんだ一枚。アートワークのイメージとぴったりな明るいレイヴサウンドです。
( 吉祥寺店 / 長門遼 )
MU-ZIQ / μ-ziq / 1977 (2LP)MU-ZIQ / μ-ziq1977 (2LP)LP(レコード)いわずと知れたUKエレクトロニカ/IDMの巨匠μ-ziqによる最新アルバム。今作はアンビエントなサウンドが中心ですが従来のエレクトロニカとしての側面も強い1枚となっております。
( 渋谷クラブミュージックショップ / 山本天統 )
SALLY C / BIG SALDO'S CHUNKER EP 003SALLY CBIG SALDO'S CHUNKER EP 00312"(レコード)いなたい低音や声ネタ使いで一貫してキレのあるシカゴテイストなファンキー・ハウス/テクノを展開、じわじわと注目を集めるベルリンSALLY C.とその主宰レーベルの003番。ダーティ・ベース、ヒップなブレイキン・ビート、サイレン音、絶妙な声フックと出すネタ全部ストライクのファンキー・トラックA2がお見事。DJ時大活躍でした。
( 商品部 / 子安奈穂子 )
V.A. / ACID SAMPLERV.A.ACID SAMPLER12"(レコード)ジャケット・オブザイヤー(私的に)&フル303サウンドとツボを貫かれてしまったアシッドコンピ。何よりも参加アーティストのふり幅と重鎮そろい踏みなところが〈RUNNING BACK〉ならでは、という印象です。第2弾のリリースがあるのか不明ですがひとまずこの一枚はレコバッグ1軍生涯確定(の気持ちを忘れてはいけない、自戒を込めて)な非常にご機嫌、かつ人生ケセラセラだよね、な気持ちを思い起こさせてくれる素晴らしきリリース・オブ・2023。
( 商品部 / 鈴木健太郎 )
※許可なく複製・転載することを禁じます。