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- IMPORT / 10"(レコード) / NW4016 / 1007583164
廃盤ご注文できません -
ASIA高額買取リスト掲載品!!台湾の音楽史においてターニングポイントとなった一作
- ROCK RECORDS & TAPES / IMPORT / LP(レコード) / RR222 / 1008815506 / 1989年01月01日
廃盤このアルバムはこんなメッセージから始まる。これは我々”番薯仔(台湾人の意味)”の歌である。君たちは自身に問いかけたことはあるだろうか。”歴史”について学習しているが、”台湾史”について考えたことはあるだろうか。国語(マンダリン、普通語)の歌や西洋の楽曲についてはよく知っているが、自身の母語である台湾語の歌謡に対して興味はあっただろうか。台湾の未来が危ぶまれ、不安を抱えながら生きている人も多いだろう。そのような時代において、自分が担うべき役割とはいったいなんだろうと考えたことはあるか。このようなメッセージが初めに提示されており、この作品は台湾の人々が今まで目を背けてきた問題に対して思考することを促すことに成功し、これ以降台湾音楽界に大きな影響をもたらす作品となり、台湾音楽史・台湾語POPS史における非常に重要な一作となった。さて、台湾なんだから台湾語を話すのが当然で、さらには台湾語ポップスが生まれるのに何も違和感がないように感じるが、ちょっと事情が異なる。台湾の歴史を振り返ってみると、台湾に住む人は先住民、戦前移住してきた本省人、戦後中国大陸から移住してきた外省人に大きく分けられる。外省人がやってくる前は、主に台湾語(閩南語)、客家語が話されていたが、外省人が大陸から移住してきて権力を握ることとなり、そして戒厳令を敷き、さらには国語推進運動を起こし公の場で台湾語を用いることを禁止したことで、このころから大きく台湾語や台湾語歌謡は停滞への道を辿ることとなってしまった。その結果、彼らが登場する前は、台湾語=年寄り、地方の言語、台語歌(台湾語楽曲)=感傷的な内容の楽曲、⇔国語=その名の通り公の言語、国語歌=ポップスといった構図が出来上がってしまっていた。そのような状態にある台湾で、台湾語による都市生活者のためのポップスミュージックを生み出したことは非常に大きな意味をもつことだった。都市生活者のポップスと書いたが、本作は当時の台湾の政治、経済、教育、交通、などに関するテーマが扱われており、タクシー運転手、農民、老兵、会社勤めの人、警察といった社会に生きる小さな主人公にスポットを当てたうえでミクロな視点からマクロの視点へと拡大していき台湾の現状や歴史について言及する楽曲から、〈民主阿草〉といった大胆に政府批判を行う楽曲まである。特に面白いのがタクシー運転手についての楽曲で、台湾の道があまりにも混みすぎている様子や、運転手の給料が低いにも関わらず全然進まずイライラする様子や、急成長を遂げた台湾において貧富の差が広がっている様子、などが描かれる。客との台湾語による会話もこの楽曲には欠かせない重要な要素となっている。さて、この楽曲の歌詞が素晴らしいのは、それでも悲観になるのではなく日々一生懸命生きていることを表現する歌詞、未来に向けて頑張ろうと励ます歌詞があり、これは現実からかけ離れている歌詞やバラードで氾濫する国語歌にも、また悲観すぎる従来の台湾語楽曲、とも大きく異なる内容となっています。新台湾語運動におけるもう一人の重要な人物である林強の「向前走」にも同様に確認できますが、こういった現実に即した表現を書いたことこそ当時の都会生活者から共感を得れた大きな要因と言えるでしょう。アルバム名通りのガヤガヤしており、カオスな雰囲気があふれる一曲。アレンジ元はタイの楽曲で喜びや笑いに関する歌だが、本作もどこか自由への謳歌という意味で楽しさを感じられる楽曲になっている。この曲は、本作だけでなく、シンガポール(Dick Lee)、香港(グラスホッパーやその他)をはじめいくつかのアレンジバージョンが確認できるアジア圏で人気だった曲。MVで鳥が飛び跳ねるかのように喜んでいるのにも非常に印象的。ブラックミュージック、レゲエ音楽、ラップ、ロック、など音楽要素を取り入れた点、台湾語での歌唱、バンドという形式、などがこの時代において先駆け的存在であった。台湾で金曲賞が始まった年に誕生した彼らは、これまで同賞で受賞してきたアーティストたちにも大きな影響を与えてきており、今非常に盛り上がっている台語歌シーンも彼らの存在がなければ無かったかもしれない。30年にわたり影響を与えてきた功績が認められ、2019年には金曲獎で特別貢献賞を受賞している。ご注文できません
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