PLANCHA 商品一覧

  • KIN [LP] / キン [LP]

    KMRU / カマル

    ノイズ ・ アヴァンギャルド

    [国内流通仕様2LP] ケニア・ナイロビのエレクトロニック / サウンド・アーティスト 待望の新作はFENNESZもゲスト参加!!

    • PLANCHA / JPN / LP(レコード) / EMEGO319VJ / 1009297823 / 2026年09月25日

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    静謐、轟音、残響。そのすべてを呑み込むKMRUの最新到達点。EACH STORYでの初来日も決定したナイロビ生まれ、現在はベルリンを拠点に活動するサウンド・アーティスト、KMRUことJoseph Kamaru。2020年の傑作『Peel』以来となるEditions Megoからの最新アルバム『Kin』が日本盤リリース!共にUSツアーを回った盟友フェネスが1曲で参加!フィールド・レコーディングやドローンを軸に、環境音と電子音響を独自の感覚で結びつけてきたKMRU。世界各地のフェスティバルやコンサートに出演し、現代アンビエント/エクスペリメンタル・シーンを代表する存在のひとりとなった彼が、本作ではこれまで以上にノイズ、ディストーション、ギターの質感を大胆に取り込み、新たなサウンドへと踏み込んでいる。『Kin』の構想は、Editions Megoを率いた故Peter Rehbergと交わした「『Peel』の次にどんな作品を作るのか」という会話から始まった。制作は2021年初頭にナイロビでスタートしたものの、Peter Rehbergの死を受けて一度中断。その後、2022年にゆっくりと制作を再開し、時間をかけて完成へと至った。アルバムの最後に記された「For Pita.」という言葉が示す通り、本作は彼への深い敬意と記憶を内包した作品でもある。オープニングの「With Trees Where We Can See」では、温かく揺らめくメロディがゆっくりとリスナーを作品世界へ導いていく。続く「Blurred」は、2022年にKMRUと共にUSツアーを行ったFenneszとの交流から生まれた楽曲。弦を爪弾くようなギターの響きと、きらめく巨大なドローンが重なり合い、Editions Megoらしい美しくも異質な音響空間を作り出している。一方で「They Are Here」では影のあるメランコリックなドローンへ、「Maybe」では多幸感を孕んだ電子音の嵐へと展開。「We Are」では鋭いノイズと複雑なリズム・パターンがせめぎ合い、KMRUの新たな側面を強く印象づける。そしてラストの「By Absence」では、アコースティックな響きと万華鏡のような音響が交錯し、アルバムを閉じると同時に、その先にある別の世界へとリスナーを誘う。静謐なアンビエンス、美しく広がるドローン、ざらついたノイズ、ギターの残響、そして微細に変化し続ける無数のテクスチャー。『Kin』には、一聴しただけでは捉えきれない細部が幾重にも折り重なっている。聴き返すたびに新たな音や景色が姿を現す、まさに繰り返し聴くことでその真価が明らかになる作品だ。ゆっくりと、そして大音量で。KMRUの現在地を刻んだ、濃密な音響体験。
    ¥6,600 (税込)
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  • KIN [CD] / キン [CD]

    KMRU / カマル

    ノイズ ・ アヴァンギャルド

    Editions Megoからの2026年最新アルバム『Kin』が日本盤CDリリース!

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL265 / 1009297766 / 2026年09月25日

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    静謐、轟音、残響。そのすべてを呑み込むKMRUの最新到達点。EACH STORYでの初来日も決定したナイロビ生まれ、現在はベルリンを拠点に活動するサウンド・アーティスト、KMRUことJoseph Kamaru。2020年の傑作『Peel』以来となるEditions Megoからの最新アルバム『Kin』が日本盤リリース!共にUSツアーを回った盟友フェネスが1曲で参加!フィールド・レコーディングやドローンを軸に、環境音と電子音響を独自の感覚で結びつけてきたKMRU。世界各地のフェスティバルやコンサートに出演し、現代アンビエント/エクスペリメンタル・シーンを代表する存在のひとりとなった彼が、本作ではこれまで以上にノイズ、ディストーション、ギターの質感を大胆に取り込み、新たなサウンドへと踏み込んでいる。『Kin』の構想は、Editions Megoを率いた故Peter Rehbergと交わした「『Peel』の次にどんな作品を作るのか」という会話から始まった。制作は2021年初頭にナイロビでスタートしたものの、Peter Rehbergの死を受けて一度中断。その後、2022年にゆっくりと制作を再開し、時間をかけて完成へと至った。アルバムの最後に記された「For Pita.」という言葉が示す通り、本作は彼への深い敬意と記憶を内包した作品でもある。オープニングの「With Trees Where We Can See」では、温かく揺らめくメロディがゆっくりとリスナーを作品世界へ導いていく。続く「Blurred」は、2022年にKMRUと共にUSツアーを行ったFenneszとの交流から生まれた楽曲。弦を爪弾くようなギターの響きと、きらめく巨大なドローンが重なり合い、Editions Megoらしい美しくも異質な音響空間を作り出している。一方で「They Are Here」では影のあるメランコリックなドローンへ、「Maybe」では多幸感を孕んだ電子音の嵐へと展開。「We Are」では鋭いノイズと複雑なリズム・パターンがせめぎ合い、KMRUの新たな側面を強く印象づける。そしてラストの「By Absence」では、アコースティックな響きと万華鏡のような音響が交錯し、アルバムを閉じると同時に、その先にある別の世界へとリスナーを誘う。静謐なアンビエンス、美しく広がるドローン、ざらついたノイズ、ギターの残響、そして微細に変化し続ける無数のテクスチャー。『Kin』には、一聴しただけでは捉えきれない細部が幾重にも折り重なっている。聴き返すたびに新たな音や景色が姿を現す、まさに繰り返し聴くことでその真価が明らかになる作品だ。ゆっくりと、そして大音量で。KMRUの現在地を刻んだ、濃密な音響体験。
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  • CD(日本のみ)ボーナス・トラック1 曲収録

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL267 / 1009290341 / 2026年09月11日

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    超絶技巧と眩い創造力が炸裂する歓喜のプログレッシヴ・フュージョン! CD(日本のみ)ボーナス・トラック1 曲収録!! André 3000『New Blue Sun』の主要コラボレーターにして、Carlos Niño らと現代Los Angeles の先鋭的な音楽シーンを牽引するNate Mercereau。想像力の堰を一気に切り、プログレッシヴ・ロック、ジャズ・フュージョン、アンビエント、電子音楽を眩い創造力で結び直した、圧倒的なニュー・アルバム『Fantastic Thoughts』がLeaving Records より登場。CD はPLANCHA から日本盤のみ! Nate Mercereauは、Los Angelesを拠点に活動するマルチ・インストゥルメンタリスト、作曲家、ソングライター、プロデューサー。André 3000の歴史的アルバム『New Blue Sun』への参加や、Carlos Niño、Josh JohnsonとのOpenness Trioで知られる一方、これまでLeon Bridges、Lizzo、JAY-Z、The Weeknd、Shawn Mendes、Sade、John Legend、P!nk、A$AP Rockyらの作品に、プロデュース、作曲、演奏で携わってきた。かつてはSheila E.のバンド・メンバーとして世界各地をツアーするなど、ポップ・ミュージックの最前線から即興音楽、実験音楽までを横断してきた稀有な音楽家である。 2019年の本格的なソロ・デビュー作『Joy Techniques』以降、Mercereauはセッション・ワークから自身の表現へと軸足を移し、ジャズ・フュージョンやプログレッシヴ・ロックの系譜を継承しながら、それらを現在形の音響へと更新してきた。Sam Gendelとの『digi-squires』、Carlos Niño、Surya Botofasina、Idris Ackamoorとの作品、Golden Gate Bridgeの振動音と共演した『Duets | Golden Gate Bridge』など、ギターと音響の可能性を押し広げる異色作も数多く発表している。 その探究の集大成ともいえる『Fantastic Thoughts』は、人間の内側に眠る創造力と想像力を全面的に解放した作品である。プログレッシヴでダイナミック、ほぼ全編インストゥルメンタルで構成された楽曲群は、驚異的な演奏力と膨大なアイデアに満ち、急激な展開、幾重にも折り重なるリズム、再帰的なセルフ・サンプリングが、聴き手を一瞬たりとも同じ場所に留まらせない。アルバムの宣言文ともいえる「There’s Something Here ...」冒頭のプログレッシヴなブレイクダウンから、囁くようなマントラで幕を閉じる「Resonant Angle, Seer Within」まで、むき出しのエネルギーと無邪気な歓喜が、絶えず高まり続ける波のように押し寄せる。 Mercereau自身が影響源として挙げるのは、YesとJon Anderson、The Mahavishnu OrchestraとJohn McLaughlin、Jimi Hendrix、Carlos Santana、Robert FrippとKing Crimson、Jon Hassell、Squarepusher、Steve Vai、Lightning Bolt、Pat Metheny GroupとLyle Mays、Stravinsky、Frank Zappa、Jeff Beck、Brian Enoなど。その名が示す通り、本作ではプログレッシヴ・ロックの壮大さ、フュージョンの超絶技巧、サイケデリアの恍惚、アンビエントの空間性、電子音楽の遊び心が、ジャンルや時代を超えて衝突する。しかし、これは過去の音楽への懐古的なオマージュではない。多様な語彙を吸収したMercereauが、自ら「Now Zone of Infinite Freedom」と呼ぶ、現在進行形の自由な音楽領域を切り拓いた作品なのである。 Mercereauはアコースティック/エレクトリック・ギター、ギター・シンセサイザー、MIDIギター・サンプラー、マンドリン、ツィター、ドラム、ベース、キーボード、クラリネット、プログラミングなど、アルバムの大部分を自ら演奏。なかでも「宇宙の中心」と位置づけるギターは、鋭く切り込むリードから液体のように変形する音響まで、作品を貫く黄金の針として機能している。さらにCarlos Niño、Deantoni Parks、Andres Renteria、Aaron Shaw、Aaron Steele、Justin Brownが参加し、緻密に構築された音響へ、即興演奏ならではの予測不能な身体性を注ぎ込んでいる。 マキシマルで眩しく、圧倒的に技巧的でありながら、その核心にあるのは、驚くほど率直で無防備な感情である。恐れや自意識に想像力を明け渡すことなく、胸の奥から力強く「YES」と叫ぶこと。あらゆる思考を創造に値する“Fantastic”なものとして受け入れること。『Fantastic Thoughts』は、Nate Mercereauが持てるすべてを注ぎ込み、聴き手を無限の可能性へと誘う、歓喜と解放のプログレッシヴ・ミュージックである。 Nate Mercereau:Los Angelesを拠点に活動するプロデューサー、ソングライター、作曲家、マルチ・インストゥルメンタリスト。ポップ・ミュージックの第一線と実験的な即興音楽の双方を自在に行き来し、JAY-Z、Shawn Mendes、Lizzo、The Weeknd、Leon Bridges、Jon Batisteらの作品に、作曲、プロデュース、アレンジ、演奏で参加してきた。Shawn Mendesのヒット曲「Lost in Japan」を共作したほか、Leon BridgesのGRAMMYノミネート作『Good Thing』ではRicky Reedと共に楽曲のプロデュースを担当。Jon Batisteの『We Are』への参加によってGRAMMY受賞歴も持つ。 近年は、André 3000初のソロ・アルバム『New Blue Sun』の主要コラボレーターとして、Carlos Niño、Surya Botofasinaらと共に、即興性と幻想性に満ちたサウンドの構築に貢献。ツアー・バンドにも参加し、作品の世界観をステージ上でも展開している。同作はAlbum of the Yearを含むGRAMMYの主要部門にノミネートされた。ソロ・アーティストとしては『Joy Techniques』『SUNDAYS』『Excellent Traveler』などを発表。ギター、ギター・シンセサイザー、ライブ・サンプリング、フィールド・レコーディングを駆使し、ジャズ、アンビエント、サイケデリア、電子音楽、ポップを横断する独自の音楽世界を探求している。2026年にはLeaving Recordsからニュー・アルバム『Fantastic Thoughts』を発表する。 All Music Written and Produced by Nate MercereauNate Mercereau - Acoustic and Electric Guitars, GuitarSynthesizer, Midi-Guitar Sampler, Electric Mandolin,Zither, Vocals, Drums, Drum Synthesizer,Programming, Bass Guitar and Synthesizer, ElectricPiano, Keyboards, Clarinet, Percussion, Full SpectrumFrequency Sound Design, Various Devices …Carlos Niño - Microfrequency Percussion Sample onThere’s Something Here …, Cymbals, Chimes,Aerophones on NewNow, and Energetic Cymbal andConga Flourish on (( Destiny ))Deantoni Parks - Drums on Accelerator and …Discovery, High-Toms and Fast Drums on ExtremeVioletAndres Renteria - Congas, Cajon and Percussion onNewNowAaron Shaw - Tenor Saxophone on NewNowAaron Steele - Drums on Fantastic ThoughtsJustin Brown - Drums on Radical Possible Realities
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  • MUTUALKIND(CD)

    ASA TONE / アサ・トーン

    クラブミュージック・ダンスミュージック

    Melati ESP、Tristan Arp、KaaziによるAsa Tone 待望のニュー・アルバム日本限定でCD化!

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL271 / 1009305025 / 2026年10月22日

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    声がリズムになり、リズムが旋律になる。インドネシア、メキシコシティ、ベルリン、ニューヨークを結びながら生まれた、オーガニックかつ鮮烈なエレクトロニック・ミュージック。Melati ESP、Tristan Arp、KaaziによるAsa Toneが待望のニュー・アルバムを完成。インドネシア、メキシコシティ、ベルリン、NYを結びながら制作された、身体的なグルーヴと未知の音響感覚に満ちた傑作。CD化は日本のみ!!オランダ・アムステルダムを拠点に、アンビエント、ニューエイジ、第四世界、実験音楽など、時代や地域を越えたユニークな作品を発掘/紹介し続ける名門Music From Memoryから、Melati ESP、Tristan Arp、Kaaziによるコラボレーティヴ・プロジェクト、Asa Toneのニュー・アルバム『Mutualkind』が登場。2020年の『Temporary Music』、2025年にAriel Kalmaとの共作『○』を発表してきた彼ら。本作はインドネシア、メキシコシティ、ベルリン、ニューヨークという異なる土地を行き来しながら、遠隔で音を交換するプロセスを通じて制作された。アルバムの核となるのは、異なる土地、経験、音楽的アプローチを持つ3人の間に生まれる「共有言語」というアイデア。Tristan Arpによる電子ハンド・パーカッションがMelati ESPの声の断片をリアルタイムでトリガーし、話し言葉や音素を偶然性を取り入れたリズム・プロセスによって自在に再構築。声はパーカッションへ、リズムはメロディへと姿を変え、それぞれの演奏の境界が溶け合いながら、唯一無二の有機的なグルーヴを生み出していく。「Second Language」「Watertalk」など一発録りのライヴ・レコーディングから生まれた楽曲がある一方、遠隔で音を送り合いながら時間をかけて組み上げられた楽曲も収録。インドネシアで行われた最終セッションにはバリ島のパーカッショニスト、Putu Septaが参加し、伝統打楽器ケンダンを演奏している。ケンダンの生々しい響きと、モジュラー・シンセ、FM音源、電子ドラム、MIDIウインド・インストゥルメント、そして絶えず姿を変えるMelatiのヴォーカル。アコースティックとエレクトロニック、伝統と未来、即興とプログラミングが軽やかに交差し、どこか異世界的でありながら、強烈な身体性を備えた音響空間を作り上げている。音は引き伸ばされ、途切れ、細かく刻まれ、再配置される。そこには曖昧な国境、消えゆく風景、変容する生態系といった現代世界のイメージが映し出されながらも、本作を貫いているのは分断ではなく、互いに耳を澄まし、即興し、離れては再び出会うことで、「共有できる何か」を育てていくことへの眼差しだ。声と楽器、電子音と生楽器、自己と他者。その境界を自由に行き来しながら生まれた、摩訶不思議で瑞々しく、そして抜群に気持ちいいエレクトロニック・ミュージック。Music From Memoryファンはもちろん、アンビエント、第四世界、エクスペリメンタルからレフトフィールド・クラブ・ミュージックまでを横断するリスナーに強く推薦したい一枚。(レーベルインフォ)
    ¥2,420 (税込)
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  • 7FOが2016年にわずか9枚の特殊仕様LPとカセットのみで発表していた幻の作品が正式にリリース

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL270 / 1009304967 / 2026年11月06日

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    ※限定商品の為、現在のところ入荷数未定となります。お渡しはご予約先着順とさせて頂きます。※ご予約頂いても商品がご用意できない場合がございます。予めご了承のほどよろしくお願いいたします。大阪拠点の電子音楽家/プロデューサー7FO、幻の作品『Water Falls Into A Blank』が10年の時を経てリリース! ダブ、アンビエント、電子音楽、そしてどこか寓話的なポップ・センスが、水のようにゆるやかに溶け合う傑作!大阪を拠点に活動する7FOことN. Kawataが、ダブとポップ、静謐なアンビエンスを水のように溶け合わせた作品『Water Falls Into A Blank』。2016年にRVNG Intl.のプロジェクト〈See〉の一環として制作され、わずか9枚の特殊仕様LPとカセットのみで発表された幻の作品が、10年の時を経て広く届けられることとなった。『Water Falls Into A Blank』は、驚きに満ちた水の世界へと潜り込み、そこからダブとどこか寓話的なポップ・ミュージックの泡をすくい上げるような作品だ。それぞれの楽曲は、水面のように光を反射しながら波紋を広げ、小さな生命で満たされた音の水たまりへと変化していく。水はあらゆる生命の源であり、あらゆる方向へ流れ、何もない場所へと落ちていきながら、やがてひとつの世界を形作る。7FOの音楽を聴くことは、静かな湖へ飛び込むことに似ている。生命を甦らせるような水に包まれながら、濁りの向こうにある、さらに奇妙で魅惑的な深みへと沈んでいく。7FO自身が本作を「curious, quiet, and humorous(好奇心に満ち、静かで、ユーモラス)」と表現するように、『Water Falls Into A Blank』には、突発的に立ち上がるエネルギーと長く持続する瞑想的な時間が共存している。本作はもともと、RVNG Intl.がニューヨークのロウアー・イースト・サイドで8年間運営していたスペース〈Commend〉における企画〈See〉の一作品として制作された。〈See〉は、サウンド・アーティストとヴィジュアル・アーティストを組み合わせ、新たな作品を制作し、それを展示空間の中で捉え直すコラボレーション・シリーズ。本作で7FOのパートナーを務めたのは、当時ブルックリンを拠点に、現在はロサンゼルスで活動するアーティストNick Ozgunay。〈Annexe〉名義で染色、ペインティング、焼き付け、プリント、テキスタイル制作などを行う彼が手掛けたジャケットには、紙に焼き付けられたレッサーパンダが描かれている。2016年のオリジナル版は、Ozgunayによる一点ごとに異なる藍染めのファブリック・スリーヴとシルクスクリーン・カヴァーを用いた、わずか9枚のアーティスト・エディションLPとして制作され、Commend限定で販売。同時にカセット版もリリースされ、同年10月には両者のコラボレーションを記念した展覧会も開催された。それから10年、長らく限られた形でしか触れることのできなかったこの作品が、ついにより広い世界へと解き放たれる。静けさとユーモア、ダブの揺らぎ、電子音の微細な粒子、そして生命そのものを思わせる有機的な音の動き。7FOならではの唯一無二のサウンドスケープを刻んだ『Water Falls Into A Blank』は、2026年11月6日にRVNG Intl.よりリリース、日本盤CDはPLANCHAより発売される。7FO:7FOは大阪を拠点に活動する電子音楽家/プロデューサー。2010年頃より音楽制作を開始し、ギターやシンセサイザー、ドラムマシン、サンプラー、エフェクターなどを用いた独自の宅録スタイルで作品を制作。アンビエント、ダブ、電子音楽を軸に、自然界の音や造形から着想を得た、有機的で幻想的、そしてどこかユーモラスなサウンドを展開している。2013年の『Fate』、2015年の『発酵するゼロ』などを経て、RVNG Intl.、Bokeh Versions、Métron Records、EM Records、conatalaなど国内外のレーベルから作品を発表。2018年には初期作品をまとめた『Moment (Selected Works 2012–2017)』をMétron Recordsから、同年に代表作のひとつ『竜のぬけがら』を大阪のEM Recordsからリリースした。2022年には『蘭 – 茫天』、2023年には初期の宅録音源をまとめた『Homemade Inspirations』をconatalaより発表。国内外で高い評価を獲得している。自然の中に存在する規則性と不規則性、水の流れ、植物や生き物の形などを音へと置き換えるようなその音楽は、環境音楽やニューエイジ、実験電子音楽、ダブといった要素を自由に横断しながら、7FOにしか生み出せない親密で色彩豊かな音世界を描き続けている。
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  • MELTING DAYS

    LUSINE / ルシーン

    クラブミュージック・ダンスミュージック

    エレクトロニカの重鎮Lusine、喪失と変化を10の緻密な音響世界へと結晶させた最新作。

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL266 / 1009276562 / 2026年08月21日

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    エレクトロニカの重鎮Lusineの新たな到達点。アンビエント、テクノ、実験音楽の境界を横断してきた電子音楽家が、喪失と変化を10の緻密な音響世界へと結晶させた最新作。日本独自CD化シアトルを拠点とするJeff McIlwain、別名Lusineの20年にわたる歩みをたどると、控えめでありながら一貫し、尽きることなく好奇心を持ち続ける、現代エレクトロニック/実験音楽屈指のプロデューサー像が浮かび上がる。メロディックな構造と洗練されたテクスチャーを両立させるその広大なカタログは、テクノ、アヴァン・ポップ、アンビエントへと自在に漂いながらも、決してどれかひとつに収まることはない。近年でもっともコラボレーティヴで、ソングライクな作品のひとつとなった2023年の『Long Light』に続き、McIlwainはLusine名義10作目のフルレングス・アルバム『Melting Days』でミニマルな原点へと立ち返る。喪失と移り変わりをめぐる10曲は、根源的なレイヤーと上昇していくループによって形づくられ、彼のシグネチャーであるリズムとビート・パターンを眩い光の中へと包み込んでいく。「悲しみの只中にいると、以前の人生がどんどん霧の向こうへ消えていくのを見ているような感覚になるんです」とMcIlwainは語る。最初から旅を描く作品を目指していたわけではなかったが、『Melting Days』はその感覚を、カタルシスから明晰さへと至る精神的な終着点まで連れていく。本作にもっとも近い前例は、Lusineが2007年に発表したアンビエントの名作『Language Barrier』だろう。どちらも映画音楽の仕事から生まれ、音色とテクスチャーを主軸に据えている。Loraine Jamesはかつて『The Wire』で『Language Barrier』を「史上もっとも好きなアンビエント・アルバム」と語った。現在はJamesのWhatever The Weatherプロジェクトを通じてGhostlyのレーベルメイトでもある両者は、“アンビエント”という言葉を、初期Aphex Twin、Seefeel、そしてLusineが愛するLocustにも通じる、かつてのUK的で緩やかな意味合いへと開いている。すなわち、ビートレスな背景音楽ではなく、活動的で流動的であり、むしろ前景に立ち現れる音楽だ。『Melting Days』は全面的にパーカッシヴなアルバムではないものの、長年のコラボレーターであるTrent Moormanによるサンプリングされたドラムの要素を含み、第一印象から想像される以上にリズミックな体験をもたらす。McIlwainはまた、Susumu Yokotaの『Sakura』、そして2000年代半ばにThrill Jockeyから作品を発表していたデュオ、Mountainsの作品群も、サウンド面での影響として挙げている。もうひとつの材料は、ただ人生そのものだった。McIlwainにとってとりわけ困難な時期に生まれた本作では、近年の作品以上に内省的かつ孤独な制作態度が取られた。彼は『Melting Days』を、より映画のように直感的に組み立てていった。曲順が描く弧には注意を払いながら、外向的な身振りやヴォーカル・フックなどにはあまり重きを置かなかったという。「アイデアに妥協しなくていいという意味では、少し自由になれた気がします」と彼は付け加える。オープニング曲「Sightline」とラスト曲「Uncharted」は、Bryan Manzoによる残響豊かでReichを思わせるサックスのレイヤーで結ばれている。それは作品全体に対称的な枠組みを与え、その内側でMcIlwainはさまざまな視点から実験を重ねる。そこではしばしば大地や海にまつわるイメージが呼び起こされる。水面へと上がっていく空気の泡、あるいは青の中を切り裂く陽光を、容易に思い浮かべることができるだろう。「Bird’s Eye」は、回転するベルのコード進行によって過去と現在を見渡す。「Overlook」は、霞がかった催眠的な脈動とともに、別のパノラマを差し出す。「Intruder」は、アルバム中でも数少ないヴォーカルの痕跡を伴い、侵入してくる思考と正面から向き合う。「Apparition」についてMcIlwainは、チェロのループを数十ものフィルターに通し続けた結果、それがまったく別の楽器のようになった「幸福な偶然」だと語る。作品全体を通じて彼は、抽象化と消去を創造の方法として用いている。アルバムの印象的な中心曲「Pendulum」では、すべての要素がひとつに重なる。くぐもったきらめきから、脈打つストリングス、フルート、スタティック・ノイズが織りなす壮麗な響きへと揺れ動いていく。「よりビート重視の世界から来ているからかもしれませんが、トラックをただその場に留めておくのは、僕には難しいんです」と彼は説明する。「勢いを積み上げていきたいんです。」哀感を帯びたシネマティックな「These Walls」について、McIlwainは「その中にある曲を見つけようとしていた」と語る。その探究の感覚は、『Melting Days』全体にも通じている。自然の驚異と悲しみの微細な動きが、Lusineの音楽の底流でひとつに溶け合う。意識的であれ無意識であれ、『Melting Days』は、計り知れない重みを受け止め、やがて手放していく先駆的なアーティストの音である。欠落や変化を抱えた人生のなかで、美しさへと手を伸ばすための作品なのだ。(レーベルインフォ)
    ¥2,420 (税込)
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  • USエコ・アンビエント・デュオ 待望のサード・アルバム。

    • PLANCHA / JPN / LP(レコード) / GI464LPC1J / 1009193182 / 2026年03月20日

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    2023年の初来日も記憶に新しい、エコ・アンビエント・デュオGreen-Houseが、名門 Ghostly International移籍第一弾となる待望のサード・アルバム。自然と寄り添い、その繋がりを確かめ合うように、都市と野生、有機体とデジタルの境界を流麗に横断する未踏の音響風景(ヒンターランド)へ。溢れ出す“喜び”と“驚き”を鮮やかに鳴らす、新時代のマスターピースがここに。Green-Houseとして活動するOlive ArdizoniとMichael Flanaganは、喜びを感じさせるダイナミックなシンセシス(音の合成)を通じて、人間性と自然界のつながりを探求している。二人の共同制作は非常に深い。それはまるで迷彩(カモフラージュ)のように、周波数と表現が幾重にも重なり合う対話のプロセスだ。プロジェクトの出発点は、どちらのアーティストから始まることもある。Ardizoniがメロディを書き、Flanaganがそこに倍音(ハーモニクス)を構築していくこともあれば、その逆もまた然りだ。彼らのアイデアが二重螺旋のように絡み合い、個々の要素を超越した深淵な響きへと昇華される瞬間、そこにGreen-Houseとしての真の力が宿るのである。名門Ghostly Internationalからの初リリースとなるフルアルバム『Hinterlands』において、彼らはその鮮やかなインストゥルメンタル・ソングクラフトをさらに洗練させ、ジャンルの枠に縛られない、より自由な躍動を手に入れた。これまでの作品よりもアクティブで打楽器的なアプローチ、そして感情豊かなエネルギーを湛えた本作。流れるような音の連なりは、聴く者の目の前に広大な景色を映し出す。『Hinterlands』は、この世界の美しさに対し、一種の「急進的で誠実な真心(radical honesty)」を持って向き合っているのだ。2020年以降、ロサンゼルスのレーベルLeaving Recordsから数々の作品を世に送り出してきた二人は、常に環境への好奇心を抱き続けてきた。生楽器とシンセサイザー、高精細なサウンドデザイン、そしてArdizoniならではの独創的なメロディ。それらを駆使して、彼らは身近な場所から遠く離れた異郷(Hinterlands)まで、あらゆる空間を音で描き出す。その旅は、アルバムの冒頭から鮮烈に始まる。オープニングの「Walking Through The Maples」では、生命力に満ちた複雑なレイヤーが、まるで目覚めたばかりの森を歩くような感覚を呼び起こす。続く「Mist On The Moat」は、霧に包まれた内省的な風景を描き出し、静謐な没入感を与える。「The Cloud Table」は、本作の方向性を象徴する一曲だ。これまで以上にパーカッシブな要素が強調され、軽快なリズムと浮遊するシンセサイザーが絶妙な均衡を保っている。「The Wind Through The Chimes」では、風の動きを音に変換したかのような繊細なテクスチャが広がり、リスナーを束の間の瞑想へと誘う。そして、タイトルトラックである「Hinterlands」。ここでは、アルバム全体のテーマである「未踏の地」の広大さと、そこにある微細な生命の鼓動が、ドラマチックな構成力をもって表現されている。続く「The Silent Summer」や「The Bird Of Paradise」でも、Green-Houseのシグネチャーと言える、色彩豊かで喚起力に満ちた音像が絶え間なく溢れ出す。Green-Houseの音楽は、既存のカテゴリーに容易に収まるものではない。ニューエイジの思想やスピリチュアリティとは明確に一線を画しており、その音の構築美と密度の高さは、もはや「アンビエント」という言葉だけでは語り尽くせない。IDMや現代音楽の領域にまで大胆に踏み込んだ本作において、それでも変わらず底流に流れているのは、世界に対する開かれた好奇心と驚きの念である。「音楽の中で、芸術としては軽視されがちな『幸福』や『歓び』といった感情を、揺るぎない正当なものとして表現したい」とArdizoniは語る。たとえ歌詞がなくても、彼女の多才なパーソナリティは、音の粒子一つひとつから眩いばかりに溢れ出している。この『Hinterlands』は、単なるアルバムではない。それは、私たちが住むこの世界を、より鮮明に、より深く感じるための新しい地図なのだ。
    ¥4,620 (税込)
    盤質:
    • S
    • A
  • [国内CD] 「スリープ・ロック」を提唱するシカゴ女性SSW 2018年デビュー作

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL259 / 1009221685 / 2026年04月24日

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    フォーク、シューゲイザー、スロウコア、アンビエント・エレクトロニカ、トリップホップの要素を組み合わせた独自のジャンル「スリープ・ロック」を提唱するシカゴ・イリノイの女性シンガーソングライターGIA MARGARETの2018年デビュー作。きらびやかなシンセサイザーや、豊かなエレクトリック・ギターがIMOGEN HEAPや、BROKEN SOCIAL SCENEを想起させる"BIRTHDAY"をはじめ、ノスタルジックでセンチメンタルな輝きを放っています!
    ¥2,530 (税込)
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    • B+
  • [国内CD] 2020年 アンビエント・ミュージック話題作

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL260 / 1009221726 / 2026年04月24日

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    2018年のデビュー作『THERE'S ALWAYS GLIMMER』が有識者から高い評価を得たシカゴ・イリノイの女性シンガーソングライター。病に倒れ、一年半近くも声を失った時期に制作された2020年 アンビエント・アルバム『MIA GARGARET』。 GIA自身の自己治癒の過程を記録した作品で、アルバムのオープニングを飾る"APATHY"には、彼女が実際に行ったヴォーカル・セラピーのエクササイズの抜粋が含まれています。足音、教会の鐘、湖の波音などのフィールド・レコーディング素材、シンセサイザー、ピアノ、アコースティック・ギターを使った、控えめながらも臨場感のあるアレンジが混ざりあった、音楽の癒しの力を感じさせるアンビエント・ミュージックとなっています!
    ¥2,530 (税込)
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  • Paradessence(国内盤CD)

    VISIBLE CLOAKS / ビジブル・クロークス

    クラブミュージック・ダンスミュージック

    待望の通算3作目となるニュー・アルバム:国内盤CDボーナストラック収録

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL254 / 1009193188 / 2026年05月22日

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    「出現」と「幻惑」相反する要素が共存し、変容し続ける状態を描いた『Paradessence』現代ニューエイジ、環境音楽を牽引する存在となったSpencer DoranとRyan Carlileによるエレクトロニック・デュオ、Visible Cloaksの待望の通算3作目となるニュー・アルバムが完成。『Paradessence』において沈黙は重要な登場人物。音を彫刻する行為の中に感じられるだけでなく、あらゆるものに及ぼす圧力、そしてそこから現れるものにおいても感じられる。グループは建築理論家Christopher Alexanderの「ポジティブ・スペース(positive space)」という概念に影響を受けた。物体そのものを構築するのと同じくらいの配慮を、物体の周囲にある“空白(void)”の形にも向けられる、という考え方だ。ここでは、音が自らの沈黙を伴って運ばれていく様子が聴こえる。存在と非存在のあいだを振動し、微生物のようにライフサイクルをたどっていく。『Paradessence』を下支えする楽器群には共同体性がある。風が葉の群れの上を漂い、動きが消えたことで空気が見えるようになる時のように、それらは群れのように動く。複数の種が同じ曲の中で共存し、数分のあいだに、せり出し、引っ込み、変容していく。「環境として水平に機能する作品を作るのではなく」とDoranは言う。「空間の中で変化していく“生きた素材”として捉え、絶えず流動しているものとして概念化したかった。」曲の形式はアンビエンスから離れ、純粋な抽象へと舵を切る。ユートピアニズムが周縁に漂う。想像上の未来との関係は、ナイーブでも、シニカルでも、ノスタルジックでもない。Visible Cloaksが時間をかけて築いてきた世界は、しばしばコラボレーターによって物質的なかたちを与えられてきた。『Paradessence』では、その馴染み深い顔ぶれが再び戻ってくる。Motion Graphics(Joe Williams)は「合成木管(synthetic woodwinds)」で登場し、アルバムの共同ミックスも担当。彼特有の艶やかな質感で輪郭を整えている。連結した2曲「Shapes」と「Thinking」は、環境音楽の革新者Yoshio OjimaとSatsuki Shibanoとともに制作された。彼らはデュオが参加した世代横断のFRKWYSコラボ『serenitatem』でも共作した相手だ。後者の「Thinking」では、Ojimaが書いたスポークン・テキストが用いられ、Shibanoが日本語で、そして作曲家で長年の友人でもあるFélicia Atkinsonがフランス語で朗読している。Doranの「不確定(indeterminate)な室内楽」プロジェクトComponium Ensemble(自動演奏するソフトウェア楽器群)が、「System」の基盤を提供する。それはPessoa的な異名性(heteronymity)の瞬間でもある。さらにアルバムには、ルーマニア出身の作曲家・ヴァイオリニストIoana ?elaruも参加し、「Intarsia」で声と弦の演奏を提供している。Doranはこのコラボを「幻影的な存在感(illusionary presence)の練習」と呼び、「彼女の実際の楽器演奏と仮想楽器を並置し、合成ストリングスと現実に存在するストリングスの境界をぼかす」というアイデアから共同で発展させたと語る。「Intarsia」における?elaruの緊迫したパフォーマンスは、『Paradessence』のドラマティックな核をはっきりと示す。それは切迫した彫刻的な仕事であり、ひとつの楽器と人間の声が、合成的な成長の海によって変調されていく。Doranは「この現実と仮想のあいだの滑り(slippage)は、まったく別の何か、奇妙で言葉にしがたい何かを捉えている」と説明する。「それは、オンラインでも現実の生活でも、デジタル・モダニティの中で生きることに固有の要素なんだ。」Visible Cloaks:Visible Cloaksは、Spencer DoranとRyan Carlileによる米国ポートランド拠点のエレクトロニック・デュオ。プロジェクトは2010年にDoranのソロとして始動し、2014年にCarlileが合流してデュオとしてのVisible Cloaksへと発展した。セルフ・タイトルのデビュー作を経て、ニューヨークの名門RVNG Intl.へと契約。代表作『Reassemblage』は2017年2月にリリースされ、DoranとCarlileの共同プロデュースによって、ポストYMO以降の電子音楽的冒険に敬意を払いながらも、その系譜をなぞるのではなく別の方向へと踏み出した作品として位置づけられる。80年代半ばから90年代初頭にかけての日本やイタリアのエレクトロニック・ポップ/アンビエントが切り拓いた道筋から敢えて逸れ、合成的な“種”から育った樹木が深い音の樹冠をつくる森の中に、自分たちの陣地を築いていくような独自の音響世界を確立した。アルバム収録曲「Valve」にはdip in the poolの甲田益也子が参加し、「Terrazzo」にはMotion Graphicsが参加するなど、客演を含めて作品世界を拡張している点も特徴として刻まれている。サウンド面では、Doranが日本のニューエイジ/アンビエントや電子音楽への関心を背景に制作してきたことが各所で言及され、Yellow Magic Orchestraや坂本龍一の名が影響源として挙げられることもある。また制作プロセスについては、Doran本人がAbletonのインタビューで、システム的な発想にもとづくアプローチや音作りの方法論を語っている。2017年後半にはミニアルバム『Lex』を同年12月にリリースし、複数の方言やアクセントを連鎖させて翻訳ソフトに通すことで生成された“異星の言語”を音素材として取り込み、彫刻的なアレンジの網目に、意味へ回収されない静謐な発声を織り込んだコンセプト作品として提示した。ビジュアル面でも作品世界の統一が重視され、『Reassemblage』のアートワークや『Lex』期の短編映像でBrenna Murphyが関与している。さらに2019年には、尾島由郎と柴野さつきとの共作『serenitatem(FRKWYS Vol. 15)』を発表。初の日本ツアー終盤に両者と出会い、ヨーロッパ・ツアー中に録音した加工音のスケッチを尾島へ送り、加筆・編集された音を再び折り込みながらスタジオ・セッションへ持ち込むという往復運動の中で制作が進められた。そこで生まれた作品は、人間と機械の境界が縫い目としてほとんど見えないほど滑らかに結合されつつも、その気配が至るところで示唆される鋭利なレコードとして結実している。Visible Cloaksは、特定地域の音楽史、とりわけ日本の環境音楽/シンセサイザー音楽への参照を、単なる引用ではなく制作手法そのものの設計へと転換し、翻訳・変換・生成といった方法論を軸に、アルバムごとにコンセプトを更新しながら、RVNGを軸に音と視覚、コラボレーションを統合した作品群を展開してきた。nce』 
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  • AT THE EMERALD POOL(CD)

    TOMO KATSURADA & JONNY NASH

    クラブミュージック・ダンスミュージック

    元幾何学模様のTomo KatsuradaとJonny Nashによるギター・デュオ作品

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL264 / 1009259071 / 2026年07月02日

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    淡いディレイに滲むフィンガーピッキング、空間に溶け合う二本のギター、静かに浮かび上がる歌声…10年にわたる友情と相互の敬意、そしてこの1年の共演から生まれた、親密で開かれた音の対話。昨年、2人によるダブルヘッドライン・ツアーで日本各地を巡り好評を博した、元幾何学模様のTomo Katsuradaと、Melody As Truth主宰であり、Gigi Masin、Young Marcoと共にアンビエント・グループGaussian Curveのメンバーとしても知られるJonny Nashによるギター・デュオ作品『At The Emerald Pool』が完成。柔らかなフィンガーピッキング、淡いディレイ、交差する旋律、そして穏やかに浮かび上がる歌声。オランダを拠点に活動する2人のアーティストが、ギター・デュオという最小限の編成から豊かな広がりを引き出す、透明感あふれるコラボレーション・アルバム。オランダを拠点に活動するTomo Katsurada(Ex-Kikagaku Moyo / Future Days Radio)とJonny Nash(Melody As Truth)が、ギター・デュオの持つ音響的な可能性を探求するコラボレーション・アルバム『At The Emerald Pool』。互いの音楽に深い敬意を寄せ、10年来の友人でもある2人の本格的な共同制作は、2024年にKatsuradaが自身のデビューEP『Dream Of The Egg』へNashのギター参加を依頼したことから始まった。その自然な手応えをきっかけに、2人はその後の1年間、さまざまな編成で共演を重ねていく。NashがKatsuradaのトリオに加わり、またKatsuradaがNashとのデュオとして演奏するなど、教会、寺院、コンサートホール、劇場、野外フェスティバルまで、多様な空間で演奏をともにしてきた。そうしたライブでの経験から新たなアイデアが有機的に育っていくなか、2人にとって新作を録音することは自然な流れだった。制作に充てられたのはわずか3日間。流動的に絡み合う旋律とギター・プレイの本質を、できる限り直接的で、フィルターのない形で記録することを目指した。いくつかの既存のスケッチを出発点としながらも、録音の過程には十分な実験の余地が残され、即興性と親密な対話が作品全体に息づいている。『At The Emerald Pool』に収められた10曲は、KatsuradaとNashによるサウンドの世界へ聴き手を深く誘う作品集だ。両者にとってギターが主要な楽器であることからも、アルバムの核心は2人の演奏のしなやかな交差にある。穏やかにディレイをまとったフィンガーピッキングのレイヤーは、しばしばどちらの演奏がどこから始まり、どこで終わるのかを判別できないほど自然に溶け合っていく。ソロ・アーティストとしても、KatsuradaとNashはいずれも、開かれた感覚と上昇感を持つメロディを紡ぐことに長けている。その旋律は表情豊かで希望に満ちながらも、決して過度に甘くなることはない。アルバムでは、より長尺で抽象的な楽曲と、コンパクトな歌ものがバランスよく配置され、全10曲のうち5曲ではヴォーカルもフィーチャーされている。2人がヴォーカルを分け合うことで、意図的に絞り込まれた音楽的枠組みのなかにも、豊かな表情と変化がもたらされている。『At The Emerald Pool』は、現在も続いている2人の音楽的対話の第一章であり、つながり、開放性、発見の瞬間をとらえた作品である。シンプルなギター・デュオという形態から、繊細で奥行きのある音風景を立ち上げる本作は、Tomo KatsuradaとJonny Nashそれぞれの歩みが静かに交差し、新たな可能性へと開かれていく記録でもある。(レーベル・インフォ)
    ¥2,420 (税込)
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  • BURY THE KEY / BURY THE KEY(国内盤CD)

    TOPS / トップス

    ロック・ポップス・インディーロック

    TOPSのソフト・フォーカスなソフィスティ・ポップに鋭いエッジを与えた最新にして傑作!

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL240 / 1009092372 / 2025年08月22日

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    現在はDavid Carriere、Jane Penny、Marta Cikojevic、Riley Fleckによる4人編成で活動しているモントリオール出身のソフト・ポップ/ロック・バンド、TOPS。時代を超越した音楽を生み出し、即時性と深みを巧みに融合させるスタイルをみせている彼らがGhostly Internationalと契約しリリースされるニュー・フル・アルバムにして通算5作目『Bury the Key』。常に洗練され、紛れもなくメロディック・クラフトの達人でありながら、進化を恐れず、時にはよりダークなトーンに挑戦し続ける彼らのこのアルバムは、かつて封印した感情と向き合い、幸福、快楽主義、そして自己破壊の間で揺れ動く様を描いていまる。架空の人物が登場することが多い一方で、輝きとグルーヴ感に溢れたセルフ・プロデュースによる楽曲は、親密さ(バンド内外)、有害な行動、薬物使用、そして終末的な恐怖といった個人的な観察から生まれています。レコーディングが始まると、彼らは変化に気づき、より積極的になり、冗談めかして「邪悪なTOPS」と名付けたとJaneは言う。「私たちはいつも、カナダ風に言えば、甘ったるいとか、ナイーヴとか、フレンドリーとか思われているけど、今回は周りの世界を真に表現するという挑戦をしたんだ」。迫り来る時代と、歳月を経て得た明晰さというレンズを通して、TOPSは『Bury the Key』でより邪悪なディスコの領域へと足を踏み入れ、彼らのソフト・フォーカスなソフィスティ・ポップに鋭いエッジを与えている。2010年代初頭、モントリオールのDIYシーンから現れ、現代にも影響を与え続けるインディー・ポップ・サウンドの先駆者として活躍したTOPS。長いキャリアを維持している秘訣はシンプル。誠実でオープンなソングライティングと、自然体でありながらもピュアなレコーディング。そうすることで、バンドのあらゆるレベルで深く調和したダイナミクスが生まれる。彼らの楽曲は人生の輪郭を描き出し、時が経つにつれ――5枚のアルバム、数え切れないほどのツアー、そして様々なサイドプロジェクトを経て――TOPSはますますその才能を開花させている。TOPSのヴォーカルは、ソングライター、プロデューサー、フルート奏者、そしてシンガーとして活躍するJane Penny。静かな歌声は、驚くほど幅広い表現力を秘めており、Men I TrustからClairoまで、現代の偉大なアーティストたちの多くに影響を与えてきたことは間違いない。彼女の歌詞のテーマは、権力のダイナミクス、欲望、注目されることへの葛藤、報われる愛など、時代を超えて色褪せることがない。2024年に初のソロ・リリースを控えていた彼女は、以前住んでいたモントリオールの地域に一歩賢くなって戻ってくる。盟友David Carriereと共作した彼女のソロ楽曲に登場する、洗練された車やどこまでも続くハイウェイは、TOPS名義での新作である本作に確かな深みを増して反映。作詞家、プロデューサー、そしてギタリストとして、鮮烈なフックとそれに見合う飽くなき推進力を持つ(彼の別のプロジェクトはDVC RefreshmentsやBorn At Midniteなどがある)Davidは、音色とテクスチャーの技巧に新たな息吹を吹き込んでいる。バンド結成当初からドラマーを務め、他者のプロジェクト(最近ではジェシカ・プラットのライヴ・バンド)でも活躍する彼は、より高いテンポとハードなリズムに挑戦し、その活躍の幅を広げている。2017年、金字塔的アルバム『I Feel Alive』の前にTOPSに加入し、2022年にはDavidのプロデュースによるMarci名義でのデビュー作をリリースしたキーボード奏者のMarta Cikojevicは、本作でその役割をさらに拡大。作曲プロセスに参加し、Janeのヴォーカル・ラインの一部をバックアップし、アルバムで最も豊かで満足感のあるパートを演出している。2023年の冬に曲作りが始まり、JaneとDavidはデモに取り組み、その夏にはバンドのスタジオで、ゆるやかな共同セッションを重ねていき、発展させていくことになった。スタジオの雰囲気は、1970年代の税務署を彷彿とさせるようなものだったようで、様々なペルソナやキャラクターが形作られていった。シンセサイザーを主体とした「Wheels At Night」では、Janeは当初、未亡人(「ここには私の服の隣にあなたの服以外何も残っていない」)をイメージしていたが、その後、より普遍的な喪失感へと展開させ、最終的には自分自身と向き合い、孤独の苦しみを歌った別れの曲へと昇華させた。Davidのギター・ラインがブリッジを彩り、語り手が私たちを孤独な道へと連れ出す。「ICU2」はピュアないちゃつきを湛えた曲で、JaneとMartaの遊び心のあるやり取りから生まれた、TOPSの定番アップテンポ・ナンバーだ。しかし、グルーヴの奥底には、クラブ・シーンが隠れており鏡の迷宮を暗示している。「まるで悪ふざけのようで、幻想的で、暗闇の中で何かを探しているところを捕まえられたような」とJaneは言い、1969年の『真夜中のカーボーイ』(Midnight Cowboy)のパーティー・シーンに見られるアート・ハウス風サイケデリックを想起させる。アルバムが進むにつれて、邪悪な『Bury the Key』の影はより鮮明になる。中盤の「Annihilation」がまさにヒール・ターンと言えるだろう。この曲は非伝統的な試みから生まれた。Rileyはドラムから曲を組み立てるという課題に挑み、その結果、バンドは高速ハイハット、フィルイン、そして四つ打ちのビートのフィールドを築き上げた。坂本龍一とシネイド・オコナーの死後まもなく書かれたこの曲は、徐々に消え去りつつある文化的神話(「偉大な男も女も皆死ぬ、友よ」)へのオマージュであり、洗練された未来的なコーラスはYMOを彷彿とさせる。超絶技巧を凝らした「Falling On My Sword」は、アレンジの視点からDavidのハードコア音楽への関心を表現しているが、「最終的には自分たちのスタイルで演奏した」と彼は語る。「私たちは常に変化や再発明という考えに抵抗してきた」とJaneは語る。「でも、自分たちのサウンドの限界を押し広げ、これまでに作ったことのない何かに挑戦したかった。もっとハードにやりたかったんだ」。歌詞は、私たちをしばしば満たされないままにしてしまう社会規範や大人の制度の追求に疑問を投げかけている。アルバムの中心となるのは「Chlorine」という「空虚な愛」のバラードで、毒素、化学物質に満ちたウォーター・パークの懐かしさ、不健康なバーの夜の安らぎを交錯させる。「成長過程での感情の幅、私たちが経験する事柄、自分を満たす方法が、同時に私たちを破壊する要因にもなるかもしれない」とJaneは説明する。この考えの重みは、『Bury the Key』全体に感じられる。このアルバムは、荒削りから磨き上げられた多面的なアルバムだ。痛みと喜び、そして生きていること、そして現代を代表するバンドの一つであることの複雑な喜びに根ざしている。
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  • [国内CD] 環境と本能のコラボレーション。FLORIST のフロントマンによる7つの長編楽曲。

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL44 / 1009110498 / 2025年10月10日

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    環境と本能のコラボレーションFloristのフロントマンとしても知られるアンビエント・アーティスト、Emily A. Spragueが昨年行った初の日本ツアーのステージ・レコーダーにアーカイヴされた8時間以上の録音から抜粋し、追加ミックスや最小限の編集のみで惜しみなく収録された7つの長編楽曲。パンデミックの影響により2度に渡るキャンセルを経て2024年に遂に実現したEmily A. Spragueの初の日本ツアーでの演奏を収録したのが本作『Cloud Time』である。この音源はスプレイグにとって神話的な意味合いを帯び、彼女自身の音の白鯨のような性質を帯びていた。「キャンセルされた旅と忘れ去られた音楽の空虚な空間は、奇妙な小さな霧のような霊魂へと変わり、私に付きまとうように感じられた」「ツアーの準備を始めた時、日本への招待は、何かを自分のコントロール下に置き、そこに持ち込むというよりも、むしろこの新しい場所に自分自身を開くことなのだという感覚を拭い去ることができませんでした。即興は常に私の音楽活動の大きな柱であり、その過程を通して、この国、空間、そして人々と出会いたいと強く願っていました。」と彼女は語る。ステージ上でのこうした直感的なささやきを増幅させるため、スプレイグは、可能な限りエラーのない設計で長年使い続けてきたライヴ機材を、より自由で柔軟なセットアップへと再構築した。それは、毎晩、実質的に白紙の音のキャンバスと触れ合うことを可能にしたのだ。それぞれのパフォーマンスは、環境と本能のコラボレーションとなり、スプレイグはその夜を形作る出来事、エネルギー、そして感情を、新たなサウンド・エコシステムを通して処理し、耳を開き、心を開いてくれる観客一人ひとりに、完全に今ここにいる、唯一無二の自分を投影した。「私にとって、それは単なる演奏行為以上のものでした。時間と場所を体感する体験だったのです」『Cloud Time』の流れを描く7つの長編楽曲は、アーティストのステージ・レコーダーにアーカイヴされた8時間以上の録音から抜粋され、追加ミックスや最小限の編集のみで惜しみなくアルバムに収録されている。アルバムが都市から都市へ、会場から会場へと移動する中で、リスナーは深く根付いた存在の瞬間に静まり返る。そして本作は各開催地で録音された素材の年代記であり、スプレイグは直線的な時系列ではなく、ムードに基づいたストーリーテリングに基づいてアルバムを選び、構成している。 「アルバム全体が、これまでのライヴ・パフォーマンスの一つ一つと同じように流れるようにしたかったんです」と彼女は説明する。「同時に、全体を旅として捉える精神も保つようにしました」。その結果生まれたのは、今や記憶という輝く琥珀色に閉じ込められた、力強い発酵から生まれた、旅行記、ラブレター、そして印象派的なコラージュが等しく融合した作品だ。環境音楽という、国内外で広く知られる環境音楽哲学に深くインスパイアされた『Cloud Time』は、ポーリン・オリヴェロスのディープ・リスニングの実践と同様に広大な精神に共鳴し、リスナーを作曲家と位置づける。心のこもったシンセサイザーの周波数に根ざし、豊かに包み込み、癒やしを与えるアンビエント・ミュージックは、まるで聴き返しているかのような音楽だ。「Nagoya」「Tokyo 1」、そして10分間の「Matsumoto」といった曲は、優しく手入れされた風景の原子的な共鳴を響かせ、息苦しく束縛するような視点に深く入り込み、そこから遠く離れてゆくための空間を提供している。 『Cloud Time』は、つかむものは何もなく、ただ流れていくだけ、そして得るものだけがある、一瞬一瞬を儚くも永遠なものと受け入れる、そんな招待状だ。ツアーを通してスプレイグが実践した、受容と手放しの実践は、彼女が自分自身を「ゲスト」としてだけでなく「尊敬されるパフォーマー」として理解する上で、深い影響を与えた。「自分がどこにいても愛し、今この瞬間に存在し、心と感情の明確なコミュニケーションのチャンネルに集中するというプロセスは、空間、そこにいる人々、そして自分自身への深い敬意に根ざしており、結果として深い癒しをもたらしました」と彼女は語る。「私のヴィジョンと希望は、このアルバムが、そこにいた人にも、そうでなかった人にも、贈り物として届けられることです。過ぎ去っていく人生のクラウド・タイムを。」
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  • 海を“人格”として見つめ、声と息遣い、環境音がひそやかに波打つ。友情と想像力を儀式のように編み上げたコラボレーション・アルバム。

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL252 / 1009200305 / 2026年04月10日

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    言葉とフィールドレコーディングを織り込むFélicia、映像的感覚でアンビエントを紡ぐChristinaが共鳴2009年に出会った Atkinson と Vantzou は断続的にコラボレーションを続けてきたが、2019年にパリ・フィルハーモニーで行われたコンサートが、本作の直接的な契機となった。現在はそれぞれ海沿いに暮らしており(Félicia は英仏海峡沿岸、Christina は地中海沿岸)、海は自然と彼女たちのミューズとなった。「海は単なる絵葉書的な存在として捉えられているのではありません」と Atkinson は語る。「むしろ、一人の人格のようなもの。エネルギーであり、謎であり、海辺に生きる人間として日々向き合う複雑な存在なのです」。大地や海岸線との対話のなかで、彼女たちの言葉と音の生成は聖礼的な性格を帯びていった。「奉仕の感覚、儀式的な感覚が、この作品には深く流れています」と Vantzou は述べる。「以前にも感じたことはありましたが、Félicia と制作するこのプロセスの中では、より強く感じられました」。声、息遣い、水的なテクスチャーが『Water Poems』の海洋的な神秘性を特徴づけている。Vantzou にとっては新たな試みであり、Atkinson の作品においては長年の特徴でもあるスポークンワードは、ここでは互いに、そして水辺そのものに語りかけるような関係的な親密さを獲得している。言葉は2年をかけて共同で組み立てられ、根源的な無垢さをもって、生命の中を流れる見えない浮力や潜在的な流れへと意識を導く。「なぜ船は浮かぶのか? なぜ飛行機は飛ぶのか? なぜ身体は泳げるのか? なぜ人は夢を見るのか?」。至近距離で録音された声とフィールドレコーディングから始まった音像は、シンセサイザー、ゴング、メタロフォン、ピアノ、ヴィブラフォン、ローズ、ギター、メロトロンへと広がっていった。冒頭曲「Film Still / The Sea」における潮の満ち引きを思わせるピアノは、アルバムの潜在意識的な水域へと聴き手を引き込む。この曲には、Vantzou がデルフォイで録音したフィールドレコーディングが含まれており、ピュティアの神託で知られるこの地に、彼女のギリシャ的ルーツがさらなる層を加えている。地質的な記憶を声として立ち上げるこの楽曲、そして『Water Poems』全体は、海岸保全と海辺とのより深い関係性を呼びかけている。本作の収益の一部は、ギリシャ地中海を対象とした非営利の保全プログラム「Arion」に寄付される。長年の友人でありコラボレーターでもある John Also Bennett は、アルバムの宇宙的な最終曲「Scorpio Purple Skies」において、エレクトリックギター、ラップスティールギター、そして声で参加している。豊かな編成は、本作のSF的な情景と儀式的な雰囲気を支えている。『Water Poems』は、ギリシャのイドラ島にある18世紀の邸宅 The Old Carpet Factory、ローマの16世紀建築であるヴィラ・メディチ、そしてノルマンディーにある Atkinson の自宅スタジオ Les Dunes で録音された。歴史的な格式以上に、これらの土地が持つ具体的な時間の重なりが音楽を形作った。Atkinson は「不思議な磁力を持つ場所」に惹かれたと語る。ヴィラ・メディチでは「石や鉱物がスポークンワードの要素を導いた」という。「私たちは感覚、雰囲気、音に深く向き合っています」と Vantzou は続ける。「それが何を呼び起こし、何に仕えているのか。私たちの場合、水、空気、岩、宇宙といった生命に不可欠な基本要素に焦点を当てています」。クレタ島からファイルをやり取りしながら、Vantzou は最終ミックスを完成させた。海との接続を保ったまま行われたミキシングは、穏やかな忍耐と重要な「間」によって形作られている。『Water Poems』は、海洋生物学者レイチェル・カーソンの言葉を想起させる。「海の縁に立つことは、地上の生命の中で最も永続的なものに近い知を得ることだ」。本作は、この海洋的な感覚を静けさと知性の源として儀式的に称えている。過激な意見と環境破壊に晒された世界において、『Water Poems』は「源の源」へと私たちの注意を向ける。そうすることで、人間の根源的で動物的な感覚と再びつながり、より深い流れに耳を澄ますための空間を開いている。
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    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL-248 / 1009150625 / 2025年12月12日

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    ブラジル、東京、ロサンゼルス 三つの土地を結ぶ“有機的ミニマリズム”国内外で高い評価を得ているブラジリアン/アメリカン・ギタリスト、Fabiano do Nascimento がブラジルを代表するグループUAKTI のPaulo Santos、U-zhaan、Ricardo “Tiki” Pasillas らを迎えて制作した傑作の呼び声も高いソロ最新作『Cavejaz』日本独自CD 化!リオデジャネイロ生まれ、現在はロサンゼルスと東京を拠点に活動するブラジリアン/アメリカンのギタリスト、作曲家、アレンジャー、Fabiano do Nascimentoによる最新アルバム。多弦ギターや独自チューニングを用い、アフロ・サンバ、フォルクローレ、ショーロといったブラジル伝統音楽を基軸にしながら、ジャズ、実験音楽、エレクトロニカの質感を自在に横断する音楽性で、国内外から高い評価を集めてきた。本作は、ミナスジェライス州のシンガー・ソングライターJennifer Souzaとの交流をきっかけに、ブラジルを代表するグループUAKTIの中心人物であるPaulo Santosとの共演が実現。PVCパイプやガラス、水、スポンジなど、あらゆる素材から自作楽器を生み出し、Paul Simon、Philip Glass、Milton Nascimentoらとの共演でも知られるUAKTIの精神が、本作の中核を成している。2024年8月、FabianoとPauloはプロデューサーLeo Marquesと共に、ベロオリゾンテのStudio Ilha do Corvoでレコーディングを開始。しかし同時期、ブラジルでは史上最大規模の森林火災が発生し、煙害が南米各地へ広がる危機的状況に。限られたセッションの中、「録音が始まり、ただ自由に演奏した」という言葉どおり、その場の直感と緊張感が、そのまま音楽として刻み込まれている。アルバム後半は日本で制作。東京の能楽堂でU-zhaanとの共演を行い、その公演をライブ録音。さらに大磯SALOでのソロ録音、長年のコラボレーターであるパーカッショニストRicardo “Tiki” Pasillas(Salvador)とのロサンゼルスでのライブ音源も収録され、ミナス、東京、ロサンゼルスという異なる時間と空間が、一枚の作品の中で有機的に結びついている。ギターとハンドメイド・パーカッションを軸に、タブラ、ハイブリッド・パーカッションが加わることで、ミニマルな編成でありながら、奥行きと生命感に満ちた独自のサウンドスケープを形成。即興性と構築性、素朴さと先鋭性が高度に均衡した、極めて現在的なアンサンブル作品に仕上がった。アルバムタイトル『Cavejaz』は、全体のフィーリングから生まれた造語で、親交のあるSam Gendelによる提案(本作のアートワークも手がけている)。洞窟の奥から響き出るような、水や有機的な質感をまとった音のイメージが、そのまま作品世界を象徴している。アーティスト紹介:Fabiano do Nascimentoは、リオデジャネイロ出身で、現在はロサンゼルスと東京を拠点に活動するブラジリアン/アメリカンのギタリスト、作曲家、アレンジャー、プロデューサー。多弦ギターや独自のオルタナティヴ・チューニングを用いた演奏スタイルを特徴とし、ブラジルの豊かな音楽的伝統と、現代的かつ実験的なアプローチを有機的に融合させたサウンドで知られる。幼少期からサンバ、ショーロ、フォルクローレなどブラジルの土着音楽に親しみ、のちにアフロ・サンバや北東部音楽、さらには南米各地の民族音楽へと探究を広げる。ギターのみならずパーカッション、声、環境音までを取り込み、音と空間の関係を重視したコンポジションを展開してきた。ロサンゼルス移住後は、現地のジャズ/エクスペリメンタル・シーンと交流を深め、複数のソロ作品を発表。Sam Gendel、Júlia Rocha、Lionel Loueke、Miguel Atwood-Fergusonら多様なミュージシャンと共演し、その幅広い音楽性をさらに拡張させる。映像作品やダンス、アートプロジェクトへの提供も行い、音楽を媒介としたコラボレーションに積極的に取り組んでいる。演奏面では、リズムと旋律を同時に編み上げるような立体的プレイ、繊細なフィンガーピッキング、多国的要素を吸収したパーカッシヴなアプローチが特徴。アコースティック楽器の響きとミニマルな構築を基調としつつ、実験的な抽象性や即興性を織り込むことで、独自の音世界を築いている。近年は東京にも拠点を広げ、日本の伝統音楽家との共演や能楽堂でのライブ録音など、文化横断的な創作をさらに深化させている。最新作『Cavejaz』では、ブラジルのミナス・ジェライスから日本、ロサンゼルスへとまたがるセッションを通じて、有機的ミニマリズムとも言うべき新たな音像を提示し、ギタリスト/作曲家としての成熟を示している。
    ¥2,420 (税込)
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  • BUTTERFLY(国内盤CD)

    DAPHNI / ダフニ

    クラブミュージック・ダンスミュージック

    Rainbow Disco Club 2026出演決定!Caribouをゲストに迎え“自己共演”を果たした楽曲を含む待望のアルバム!!

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL247 / 1009164299 / 2026年02月06日

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    Rainbow Disco Club 2026出演決定!Caribouをゲストに迎え“自己共演”を果たした楽曲「Waiting So Long (feat. Caribou)」を含む待望のアルバム!!国内盤はボーナス・トラックを1曲追加収録!CARIBOUとは異なる衝動と自由クラブとメロディのあいだを蝶のように舞うDaphniが描く、ダンス・ミュージックの現在形がここにある。 Caribouとしても世界的な成功と評価を築いてきたDan Snaithが、よりフロア志向で直感的な表現を追求するために立ち上げた別名義、Daphni。『Butterfly』は、そのDaphniというプロジェクトの本質を、これまで以上にクリアに、そして大胆に提示するアルバムである。本作には、断片的に切り取られたサンプル、身体を自然に揺らすリズム、ミニマルな反復の中にふと現れる高揚感が随所に散りばめられている。しかしそれは、いわゆる「機能的なクラブトラック」にとどまらない。音の隙間や揺らぎ、メロディの残像までもが丁寧に配置され、リスニング作品としての完成度も極めて高い。Caribou名義では、バンドアンサンブルや歌を軸にした有機的でドラマティックな世界観が展開されてきた一方で、Daphniではより即興的で、瞬間の感覚を信じるようなアプローチが取られている。『Butterfly』は、その違いを明確に示しながらも、Dan Snaithという音楽家の一貫した美意識が確かに流れていることを感じさせる作品だ。タイトルが示す「Butterfly(蝶)」のように、本作の楽曲群は軽やかに空間を横切り、予測不能な軌道を描きながらリスナーの感覚に触れていく。ダンスフロアで鳴らされた時の即効性と、ヘッドフォンでじっくりと向き合った時の奥行き。その両方を成立させている点こそが、本作を特別な存在にしている。Daphniは、ハウスやテクノといったジャンルの枠組みを参照しつつも、それらに回収されることなく、自身の音楽として再構築してきた。『Butterfly』においても、クラブカルチャーへの深い理解と愛情を背景にしながら、あくまで個人的で自由な視点から音が編み上げられている。国内盤はボーナス・トラックを1曲追加収録!ダンスミュージックでありながら、日常のリスニングにも自然に溶け込むこの作品は、Daphniという名義の現在地を示すと同時に、Dan Snaithの創作の幅広さを改めて実感させる一枚となっている。Daphni(ダフニ):Caribouとして知られるカナダ出身のプロデューサー/ミュージシャン、Dan Snaithによるダンスミュージック・プロジェクト。Caribouの内省的で緻密なサウンドとは対照的に、Daphniはクラブ・カルチャーの衝動と即興性を前面に押し出した名義であり、ハウス、テクノ、アフロビートなど多様な要素を縦横無尽にミックスすることで知られる。2012年にアルバム『JIAOLONG』でデビューし、アナログ・シンセやサンプラーを駆使した生々しいグルーヴで一躍注目を集める。続く『Fabriclive 93』(2017年)や『Cherry』(2022年)では、DIY精神に満ちたエディット感覚とDJ的感性をさらに研ぎ澄まし、スタジオとフロアの境界を溶かすようなサウンドを展開してきた。Daphniの作品は、Caribouにおけるメロディと構築の緻密さを保ちながらも、よりプリミティブで瞬間的なエネルギーに満ちている。Dan Snaith自身がDJとして世界中のクラブやフェスでプレイする中で生まれる音楽であり、ダンスフロアでの体験をそのままレコードに焼き付けるような生々しさを持つ。 2026年、最新作『Butterfly』ではCaribou名義の自分自身をゲストに迎えた楽曲「Waiting So Long (feat. Caribou)」を含み、両名義の境界を溶かす実験的かつ遊び心あふれる新章を提示している。(ディストリビューター・インフォより)
    ¥2,420 (税込)
    盤質:
    • A
    • B+
  • [国内CD] ジャパニーズ・アンビエント/ニューエイジのリヴィング・レジェンド2人によるコラボレーション作

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL236 / 1009035289 / 2025年04月30日

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    作曲家・ピアニスト、盛岡夕美子と環境音楽家、サウンドデザイナー、メディア・プロデューサー、小久保隆による共作作品。両者にとって新たな章を刻む本作は、日本の自然の永遠の美しさに根ざした、深く感情的で超越的な体験を聴き手へ提供する、日本環境音楽の新たな傑作。近年再評価が著しい盛岡夕美子とコンスタントに作品をリリースしてきた小久保隆が、アンビエント・サウンドスケープの旅、『Gaiaphilia』でタッグを組んだ。盛岡の優美なピアノ曲と小久保の没入型フィールド・レコーディング、アトモスフェリックなシンセサイザーがシームレスに融合した作品。このコラボレーションは、何十年にもわたって画期的な作品を生み出してきた、アンビエント・ミュージックとニューエイジ・ミュージックの分野の2人の先駆者が結集して生み出したものだ。2人は2023年に代官山の「晴れたら空に豆まいて」で開催されたコンサートで共演を果たしたことをきっかけに交流が生まれ、その後自然発生的にコラボレーションが始まった。1987年のアルバム『余韻 (Resonance)』(Métron Recordsからアナログでリイシューされ各所で高い評価を得た)で名声を博した盛岡は、自身の内省的な演奏に小久保の鮮やかな環境テクスチャを融合させ、自然とメロディの対話を生み出している。『余韻 (Resonance)』をリリースした後、盛岡は音楽界から身を引き、家族のためにアメリカに移住した。彼女の作品は長年ファンにひっそりと愛され、2020年に再発されて初めて広く認知されるようになった。7年前、壊滅的な山火事でカリフォルニアの自宅が焼け落ちたため、東京に戻り、ショコラティエに転身したが、近年はピアノへの情熱を再燃し、ライヴ演奏や新作のレコーディングを行っている。小久保隆の伝説的なディスコグラフィーは30年以上にわたり、近年ではYouTubeのアルゴリズムや海賊版のアップロードを通じて広く評価され、数千万回再生されているが、彼はサウンド・デザインの仕事、特に日本の地震警報音やクレジットカード決済のジングルで最もよく知られており、彼の作品は日本社会に浸透している。「地球への愛と懸念から、私たちは2人とも独自の感性と探究心を持っており、それを音楽を通して表現しています。」共通の哲学的関心に基づいており、自然の回復力と調和に対する深い敬意を反映している。ガイア、母なる地球の再生、生命の相互関係というテーマが中心にあり、宇宙論、神聖幾何学、日本の神秘的なカタカムナの伝統からインスピレーションを得ており、このアルバムは自然界の繊細なバランスを音が映し出す瞑想的な空間にリスナーを誘っていく。サウンドデザインの達人である小久保は、衝突試験用ダミーの頭の形をした自作のバイノーラル・マイクで録音した独特のフィールド・レコーディングでこのビジョンを高めている。ボルネオのジャングルから海の波の穏やかなリズムまで、小久保の地球規模の録音は、盛岡の内省的なピアノ曲を完璧に引き立てる没入感のあるサウンドスケープに変化させていく。「タイトルのGaiaphilliaは、自然と生命への愛と尊敬を包含する新しい言葉です。この感情こそが、私たちが表現したいテーマです。」山梨にある小久保のログハウス・スタジオ「スタジオイオン」で録音されたこのコラボレーションは、日本の自然の風景の永遠の美しさに根ざした、深く感動的で超越的な体験をリスナーに提供する。
    ¥2,420 (税込)
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    AREA 3

    クラブミュージック・ダンスミュージック

    Khotin別名義、極上の内省アンビエント待望の日本盤独自CD化

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL245 / 1009151252 / 2025年12月19日

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    聴くたびに新しい風景が立ち上がる… 静けさの中で“景色”が生まれるより瞑想的で内省的なサウンドを探求するKhotinの別名義の最新作Khotin の別名義Area 3が描く極上の内省アンビエント作『View』、待望の日本盤独自CD化!聴くたびに新しい風景が立ち上がる。静けさの奥で、ゆっくりと“景色”が生まれていく。Area 3名義による最新作は、そんな感覚を静かに、しかし確かな手触りで刻み込む一枚だ。Area 3は、カナダ・エドモントンを拠点とするプロデューサー、Dylan Khotin-Footeによる別名義プロジェクトであり、ダンス・ミュージックを主軸とするKhotin名義とは異なる文脈で、より瞑想的、内省的なサウンドを探求するために立ち上げられた。KhotinとしてはGhostly InternationalやRVNG Intl.などから数多くの作品を発表し、アンビエント、ハウス、ニューエイジ、電子音楽の境界を自在に横断する作風で国際的な評価を確立してきたが、Area 3ではその活動の中でも特に“静”の側面に焦点を当てた表現が展開されている。2025年9月5日、Khotin Industriesよりカセットおよびデジタルでリリースされた『View』は、Area 3名義における3作目のアルバムであり、6曲で構成されたコンパクトながら密度の高い作品だ。全編にわたって、柔らかく揺らぐシンセのレイヤー、湿度を帯びたフィールド・レコーディング的な質感、控えめながら独特の色彩を持つ電子音が溶け合い、メロディやビートが前面に出ることなく、静かに風景が移ろっていくようなアンビエント/ニューエイジ寄りの音像が築かれている。Khotin名義で見せるダンス・ミュージック的アプローチやリズムの推進力とは意図的に距離を取り、視覚的、静謐、抽象的なアトモスフィアに軸足を置いた構成が本作の大きな特徴である。各曲は短編映像のように緩やかに場面を切り替えながら進行し、断片的でありながらも、アルバム全体としてはひとつの心象風景が連続的に描かれていく。聴き手は能動的に物語を追うというよりも、音の中に身を委ねながら、その時々で異なる“景色”を見出していくような体験へと導かれる。マスタリングは、同じくエドモントンを拠点に活動するエンジニア Nik Kozub が担当。海外のインディ・ショップを中心にカセット作品として着実に評価を積み重ね、日本のレコード店でもセレクトされるなど、フィジカル作品としても確かな存在感を放ってきた。今回の日本盤CDでは、オリジナル6曲に加え、国内独自のボーナス・トラックを追加収録。カセットでは得られなかった“アーカイヴ性”と“長時間鑑賞のしやすさ”を兼ね備えた仕様として、新たに編み直されたエディションとなる。Khotinというアーティストの多層的な表現世界の中で、最も静かで、最も深い領域へと伸びていくArea 3の音楽。その現在地を、あらためてじっくりと体験できる日本独自CDリリースである。Area 3:Area 3(エリア・スリー)は、は、カナダ・エドモントンを拠点に活動するプロデューサー Dylan Khotin-Footeによる別名義プロジェクト。ハウス、アンビエント、ニューエイジ、エレクトロニカを横断するKhotin名義での活動とは異なる文脈で、より瞑想的で内省的な音楽表現を探求するために立ち上げられた。KhotinはGhostly International、自身のレーベル、Khotin Industriesなどから作品を発表し、クラブ・ミュージックからアンビエント/ニューエイジまでを自在に往還する音楽性で国際的な評価を確立してきた。一方、Area 3ではリズムやビートの前景化を意図的に抑え、音の余韻、空間、時間の流れそのものに焦点を当てた、より私的で静謐なアプローチが取られている。Area 3名義の作品は、柔らかく揺らぐシンセのレイヤー、湿度を帯びたフィールド・レコーディング的質感、最小限に配置された電子音によって構成され、聴き手の内面に静かに風景を立ち上げていくようなアトモスフェリックなサウンドが特徴である。映像的で抽象性の高い音像は、環境音楽やニューエイジ、アンビエントの系譜を現代的な感性で更新する試みとも言える。Area 3は、Khotinというアーティストの多層的な活動の中でも、最も“静”にフォーカスした実験的かつ内省的なプロジェクトとして位置づけられており、クラブとは異なる時間の流れの中で聴かれる音楽として、静かに支持を広げている。
    ¥2,420 (税込)
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  • THROB, SHIVER, ARROW OF TIME

    OLIVER COATES / オリヴァー・コーツ

    ロック・ポップス・インディーロック

    国内盤CD★「アンビエント・シューゲイザー」を確立&レディオヘッドから愛されるグラスゴー拠点チェリスト / 作曲家、RVNGより新作!

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL223 / 1008924385 / 2024年10月18日

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    オリヴァー・コーツの『Throb, shiver, arrow of time』は、不完全な記憶の残り火に照らされ、内なる反響の煙で汚れ、広大でメルヘンチックな次元で増大する、身体的な明暗への入り口である。レディオヘッドやアクトレス、ローレル・ヘイロー等の作品や、ジョニー・グリーンウッドが手がけたサントラへの参加、ミラ・カリックスとのコラボ、さらにはMica Leviと共作をリリースするなど、名だたるアーティスト達から賞賛を受け、前作はele-king誌の年間ベスト1位に輝いた、王立音楽アカデミー、そして、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラ出身のチェロ奏者/コンポーザー/プロデューサー、オリヴァー・コーツのRVNG Intl.から通算3作目となるアルバム。本作でコーツは過去6年間に集められた個人的な共鳴と記憶のカプセルを提供しており、2020年にリリースした前作『skins n slime』でおなじみのメタリックな構造と粘性のある弦の変調をなぞりつつ、映画『Aftersun』(シャーロット・ウェルズ、2022年)、『The Stranger』(トーマス・M・ライト、2022年)、『Occupied City』(スティーヴ・マックイーン、2023年)など、賞賛された一連のスコア作成プロジェクトに続いて、彼の内なる衝動を育んでいる。『Aftersun』の制作中、ウェルズはコーツに、誰かが記憶をたぐり寄せていることを音楽で知らせるにはどうしたらいいかと尋ねた。この質問はそれ以来ずっと彼の中に残っており、レコード全体に脈動を走らせている。『Throb, shiver, arrow of time』は、「記憶からの不正確な伝達に、他のソースからの感情を重ねたもの」だとコーツは言う。このリリースは、記憶違いの小声の不協和音が奇妙な感情の塊に覆い隠され、記憶の痛みと輝きが混ざり合っている。本作の核となっているのは7曲目の「Shopping centre curfew(ショッピング・センターの夜間外出禁止令)」で、5年前にパンデミックによるロックダウン中にサウス・ロンドンで起こった2つの現実世界の出来事が夢の中で融合したときに生まれた、迅速でありながらも洞窟のような曲だ。エレファント&キャッスルのショッピングセンターの取り壊しと、暴力犯罪の後にすべての男性に夜間外出禁止令が実際に存在する可能性についての議論だ。この曲には奇妙な同時性があり、コーツはそこからアルバムを作り上げ、時間的エントロピーの感覚が潜む痙攣のきらめきを明瞭な音のトポロジーに屈折させた。アルバムの10曲では、無重力のメロディーが拡大され圧縮された残像のグラデーションを飛び越えて舞い上がる。「Please be normal」と「90」の霧のような音色は、ドローンに浸った内部音響の混乱の震えを和らげる。長年のコラボレーターであるMalibuとchrysanthemum bearによるヴォーカルの呼びかけや、Faten Kanaanによる漂うシンセの輝きも登場する。本作は、デジタルをアナログに、あるいはその逆へと崩壊させ、偶然の一致で素材を再編成し、平面性の枠を押し広げることを可能にするという点で、コーツの到達点をさらに広げている。音に対するこの彫刻的なアプローチは、アーティスト、Sarah Szeの複雑なインスタレーションに深く影響を受けている。彼は、視覚的な物質とそれ自身の残像を順列に並べ、万華鏡のような儚さと感情の墓碑銘を形成している。Szeの作品やプロセスについてのコーツの思考は、彼自身の演奏や編集のテクニックとともに流れ、ライヴ・テイクのテクスチャーのレリーフをコンポジションに重ね合わせ、サウンドがそれ自体の夢に屈服することを可能にした。コーツはこう説明する。「チェロは、軽くて空気のような精神を持った、一種のメランコリックな楽器です。音をデジタル処理で平坦にし、周波数をずらし、時間を引き伸ばすことで、私はその性質をさらに与えようとしています。時には自分自身と距離を置き、魂が宿った廃棄された破片、つまりダウンサンプリングになります。あるいは、演奏という行為において現在形を最大限に生かし、その鮮やかな色彩を、鮮やかな色に磨かれたコピーのような音に崩壊させようとしていることもあります。だから音楽は、天候のようにリスナーを風化させたり、炎が物体の側面をなめるように作用するんです」。レコードが展開するにつれ、コンポジションは長さを増し、フィナーレの「Make it happen」の粒状のきらめきは、ほとんど暴力的な喜びの中に持続する。「このアルバムを手放したくないという気持ちがあり、音楽の終わりに消える音に逆らおうとし、構造の限界を超えて色彩を押し出そうとし、沈黙を打ち破ろうとします。」結末に逆らうために奔走する中で、コーツは永遠の飛翔を続ける時間の矢をほんの一瞬だけ中断させ、余韻の中に沈む塵の慰めを明らかにする。
    ¥2,420 (税込)
  • [国内CD] 日本独自CD化! 二十四節気にインスパイアされた、通算4枚目 / 日本デビュー・アルバム誕生

    • PLANCHA / JPN / CD / ARTPL241 / 1009087522 / 2025年08月29日

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    オランダのマルチ・インストゥルメンタリスト、Eelco Topperによるソロ・プロジェクトFelbmの通算4作目のフル・アルバムにして日本デビュー作である本作。冬春夏秋をテーマにした、タイムレスに響き渡る組曲を披露しているこの作品は、彼の直近のソロ2作から自然な流れで発展したもので、自然と周期的なパターンに触れながら日本の二十四節気というレンズを通してこれらのテーマを拡張している。Felbmは、日本の茶道に関する本を読んでいる時に、古代中国と日本で用いられていた暦である二十四節気に触れた。二十四節気は時間を四季に分けるのではなく24の節点を用い、各節気を6つの期間で区切ることで、自然界で起こっていることを正確な瞬間に記録するものであり、こうした節目の詩情にFelbmは魅了された。2022年11月から彼は1年間、二十四節気を追うことを決意した。雲の形から気象パターン、動物の生態から植物の芽吹きまで、自然を観察し、日記に記録していくと同時に、それぞれの時期に経験した変化や考察からインスピレーションを得た音楽のアイデアを集めていった。これらの思索は一年を通してゆっくりと形を成し、本作へと発展していくこととなった。なめらかに移り変わる季節を表現した本作で、私たちが耳にする音は季節とともに微妙に変化していく。冬の長い音は広大な感覚を引き出し、時間が無限の眠りの中で伸びていく。夏の滑らかな音は秋が訪れるにつれて、ざらざらとした音色を増し、にわか雨はこれから訪れる寒い季節の到来を招き入れる。24の季節の節目を通じて私たちが耳にし、感じるものは、まさに地球の壮大さへの畏敬の念に他ならない。Felbmは自然の観察者であるだけでなく、あらゆる要素の奇跡的な本質に同調している。鳥のさえずり、草の葉、露の雫、鉛色の雲、それら一つ一つが、私たちが日々の生活の中で経験する絶え間ない変化の中で果たす役割を。
    ¥3,080 (税込)
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