ディスクユニオン ワールドミュージック・バイヤーズチョイス11月号

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  • バイヤーズ・チョイス

2023.10.31

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ディスクユニオンスタッフによるワールドミュージック・バイヤーズ・チョイス11月号!  新譜も旧譜も中古も私物もサブスクもチャンプルー(ごちゃまぜ)でお届けいたします! 今、ディスクユニオンのラテン、ブラジル、ワールドのバイヤーが本当におすすめしたい良質な作品を一挙ご紹介!!

↓バックナンバーはこちらから↓
https://diskunion.net/latin/ct/news/archive/9



■お茶の水駅前店
東京都千代田区神田駿河台4-3 新お茶の水ビル2F
https://diskunion.net/shop/ct/ocha_ekimae


MIA/MIA BADGYAL


ブラジルの現行トランスジェンダーSSWで、女性らしい雰囲気を持ちつつも力強く歌声を併せ持つ、変幻自在のアーティストです。また、ブラジルらしくバイレファンキを彷彿とさせるビートものも多く、クラブ系が好きな方にも刺さるようなアルバムになっています!唯一無二のMIAワールドを皆さんもぜひご堪能ください!(田中)


■神保町店
東京都千代田区神田神保町1-4 クロサワビル2F
https://diskunion.net/shop/ct/jinbouchou




OPEZ / オペズ『SOCIAL LIMBO』
https://diskunion.net/portal/ct/detail/1008752936

先行シングル2曲のみ聞きましたがドンピシャの好みでした。無駄を削ぎ落したようなブルージーなサウンドにイタリア感、ラテン感、哀愁のスライドプレイが丁度よくミックスされています。ジャケットのイラストはおそらく愛用のES-295。インスタではギターコレクションを公開していて機材への愛着も伺えます。LP発売まで前作をしっかり予習したいと思います。(杉山)


■吉祥寺ジャズ館
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-24 小島ビル2F
https://diskunion.net/shop/ct/kichijyouji_jazzandclassic


Tahalea / Dari Balik Jendela


最近インドネシアのジャズ~ポップスに興味を持ち始めて、色々動画を見ているうちに一目惚れした作品です。インドネシアのジャジー・ポップス系のSSW、モニタ・タハレアのアルバムで、残念ながらパッケージ化はされていません。岩清水のような清涼感たっぷりの歌声と、インドネシア語の愛らしい響きがズキューンと胸を射抜きました。ざっくりとジャジー・ポップス系と書いてしまいましたが、音楽の日本のポップスからの影響もかなり受けているようで、このアルバムのラストを飾る曲のタイトルはそのままずばり「Sayonara」。そういえば「松原みき/真夜中のドア」のリバイバルヒットもインドネシアのYoutuberがきっかけでしたね。自分が想像しているより日本のポップスは世界中に広まっているようです。これまで発表してきた楽曲はアコースティック系のサウンドでしたが、本作ではエレクトロ系からフォーク、ポップス、サイケまで様々な要素を取り入れた、彼女にとってかなりの意欲作のようです。(中村)


■新宿ラテン・ブラジル館
東京都新宿区新宿3-31-4 山田ビル4F
https://diskunion.net/shop/ct/shinjuku_latin




FAYE WONG / フェイ・ウォン (王菲)『SKY / 天空』
https://diskunion.net/portal/ct/detail/XAT-1245384492

最近アジアンポップスに触れる機会があり、その中でジャケットとタイトルから好きになった作品です。 正に天空、空の上のような浮遊感のある淡いサウンドの中で、どこまでも広がっていくかのように伸びやかできれいな歌声にとにかく惹かれました。 サウンドは美しいのに曲は意外とシリアスな雰囲気を漂っているのも好み。曲としては最後に収録されている「逃避」「誓言」の二曲が特に好きです。(齋藤)


■ROCK in TOKYO
東京都渋谷区宇田川町32-7 HULIC &New UDAGAWA B1F
https://diskunion.net/shop/ct/rockintokyo


위댄스 (Wedance) / SUM


2010年の結成以来、ライブ活動を中心に韓国のアンダーグラウンドで存在感を示していたソウルを拠点に活動するポップ・デュオ、満を持して2020年にリリースされた1stアルバムに続く2ndアルバム!何処か懐かしさを感じさせる歌謡曲に夢見心地なドリーム・ポップ~レトロなディスコ・サウンドが合わさった楽曲を聴けば思わず郷愁の念にかられます。(鎌田)



■ラテン・ワールドWEB担当




ANA FRANGO ELETRICO / 『Me Chama de Gato que Eu Sou Sua』
https://diskunion.net/portal/ct/detail/1008721456

アナ・フランゴ・エレトリコ『Me Chama de Gato que Eu Sou Sua』ついに出ましたね~。おかげさまでレコードは即完売しそうな勢いです。お早めにどうぞ! 今回はそんなアナ・フランゴとあわせて聴きたいタイトルをご紹介!

 



CAPTAIN PLANET / 『SOUNDS LIKE HOME』(2LP)
https://diskunion.net/latin/ct/detail/1008649560

まずは世界を旅するDJ/プロデューサー、キャプテン・プラネットの最新作。先行シングルとして7inchカットもされた「Moqueca」は、今年屈指のブラジリアン・ディスコブギー!ブラジルのエレクトロ・ソウル・アーティスト=タグア・タグアを迎えた「Destello」も捨てがたいです。
 



ROBSON JORGE & LINCOLN OLIVETTI / 『DEJA VU』
https://diskunion.net/latin/ct/detail/1008678389

そしてもうひとつは、今年の発掘大賞候補?ブラジリアン・ディスコブギーのレジェンドであるホブソン・ジョルジ&リンコルン・オリヴェッチが残していたという、まさかの未発表音源!未発だからと侮ることなかれ、内容は間違いありません。是非アナ・フランゴと一緒にどうぞ!(江利川)






RYOHEI TERADA / 寺田亮平『クズル・トーキョー』
https://diskunion.net/portal/ct/detail/XAT-1245775548

民族楽器やその音楽を探求しているとどうしても再現や追及に思考が向きがちな中、自分の音楽としてアウトプットするという出来そうで出来ない事をやってのけ、さらにそれを現在の鋭いセンスを持ったミュージシャンを集め録音された稀有な作品と思いました。温故知新とは四字にまとまるほど簡単ではなく、この作品に辿り着くまでどのような苦労があったのか..。ブックレットの楽器紹介も楽しく、遠い草原の国も少し身近になった気がしました。(Ocean)





MERITXELL NEDDERMANN / メリチェイ・ネッデルマン『SUELTA』
https://diskunion.net/portal/ct/detail/1008743951

今月の新譜でもっとも聴きやすいミックスの一つでした。とても軽い。内容は言わずもがな・・・。カタルーニャ行ってみたいな~(天然水)