[TELEVISION] NYパンクの知性を象徴する1977年名作1ST&解散直前の空気感を収めた洗練の1978年2NDが拡張版CD化!
19世紀フランス象徴主義の詩人ヴェルレーヌから名を冠したフロントマンTOM VERLAINEを中心に、ギターのRICHARD LLOYD、ドラムスBILLY FICCA、ベースのFRED SMITHによってニューヨークのライヴ・ハウスCBGBの象徴としてシーンを牽引した4人組アート・パンクス、TELEVISION。粗野な初期衝動に終始した当時のパンク・シーンにおいて、文学的な暗喩を孕んだ詞世界と室内楽のようなツイン・ギターの構築美を提示。VELVET UNDERGROUND直系の芸術性とパンクの即効性にジャズやクラシックの構造を組み込んだ独創的なそのスタイルは、NYの地下シーンに芸術的な気品と知性をもたらし、後世のオルタナティヴ・ロックの礎としても評価され続けています。
前作の圧倒的な評価を受け、JIMI HENDRIXとの仕事でも知られるプロデューサーのJOHN JANSENを新たに迎え、ニューヨークのSOUNDMIXERSおよびRECORD PLANTにて録音された1978年2ND。ANDY JOHNSが手掛けた前作のソリッドな音作りから一転し、スタジオの機能を活かしたキーボードテクスチャーや重層的なアレンジを導入しています。より洗練されたメロディアスで内省的なアプローチへと深化を遂げたものの、リリースからわずか3ヶ月後の1978年7月にバンドは呆気なく解散へと至り、オリジナル・メンバーにおける最後のスタジオ録音となりました。パンクの枠組みを超えた緻密なアンサンブルと特異な美意識が結実しています。
軽快なギターのカッティングが疾走する"GLORY"、RICHARD LLOYDが作曲に関与しメランコリックな旋律が響く"DAYS"、キーボードを交えた叙情的な展開が胸を打つ"CARRIED AWAY"など、内省的で洗練されたアンサンブルが息づく全11曲。アルバム全体を通して彼ら特有の冷徹なギター・ワークが空間を満たしています。
アルバム・セッションからのアウトテイクや別テイクを追加収録した拡張版リイシュー。本編には収録されなかったタイトル曲"ADVENTURE"のアウトテイクや、"AIN'T THAT NOTHIN' (SINGLE VERSION)"、"GLORY (EARLY VERSION)"といった貴重な音源が当時の制作過程を生々しく伝えています。
パンクの衝動と芸術的な洗練を両立させた1978年発表の傑作。長きにわたり語り継がれる名盤が不朽の価値を証明する復刻を果たしました。
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