
はじめての ニュー・ウェイヴ
レコード・CD 名盤・定番選

1970年代後半、パンク・ロックが焼き尽くした焦土から芽吹いた「ニュー・ウェイヴ」は、単なる音楽ジャンルを超えた巨大な文化的潮流でした。それはパンクの衝動を継承しつつも、冷徹なシンセサイザーの響き、ダブやアフリカン・リズムの導入、そしてアート・スクール的な知性を融合させた、音楽史における最も創造的な「解放区」であったと言えます。
イギリスの地方都市からニューヨークの摩天楼まで、各地の若者たちは楽器の巧拙ではなく、アイデアの鋭さを競い合いました。録音技術の進化とMTVの登場がこの動きを加速させ、アンダーグラウンドなポスト・パンクの閉塞感は、やがて絢爛豪華なニュー・ロマンティックやスタジアムを揺らすポップ・アイコンへと変貌を遂げていきます。現代のインディ・ロックやエレクトロニック・ミュージックのDNAには、この時代に産み落とされた革新的な試行錯誤が今も脈々と流れ続けています。
ニュー・ウェイヴを代表する名盤・定番のレコード・CDを厳選。ディスクユニオンの公式通販サイトならではの豊富なカタログから、おすすめの作品をご紹介いたします。
※新品在庫なし、売切商品も含みます。
掲載タイトルが新品売切の場合にも、アーティスト・リンクを辿っていただければ別ヴァージョンや別フォーマットに在庫がある場合もございます。中古商品が出品されている場合には掲載しております。ぜひご自身の一枚をお探しください。
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■コンテンツ
▽ジャンル俯瞰データ
▽暗黒と冷徹、ポスト・パンクの深化
▽電子の脈動、シンセ・ポップの開拓者たち
▽アートとファンク、交差するリズムの実験
▽摩天楼の光と影、アメリカン・ニューウェーヴ
▽甘美なる狂騒、ニューロマンティクスとポップスの極北

●発祥地
イギリス(ロンドン、マンチェスター、リヴァプール、シェフィールド)、アメリカ(ニューヨーク、オハイオ)
●時代背景
1970年代後半〜1980年代半ば、ポスト・パンクの台頭、DIY精神の普及、アナログからデジタルへの移行期
●音楽的特徴
シンセサイザーの多用、空間を意識したギター・サウンド、変則的なリズム(ファンク・レゲエの影響)、無機質なヴォーカル・スタイル
●代表的アーティスト
JOY DIVISION / NEW ORDER / THE CURE / THE SMITHS / DEPECHE MODE / TALKING HEADS / DURAN DURAN / DEVO
●キー・パーソン/キー・プロデューサー
TREVOR HORN / DANIEL MILLER / MARTIN HANNETT / BRIAN ENO / TONY WILSON
●注目レーベル(オリジナル/再発)
FACTORY / MUTE / 4AD / ROUGH TRADE / ZTT

■暗黒と冷徹、ポスト・パンクの深化
パンクの攻撃性が内省へと向かった時、そこにはポスト・パンクという名の冷たくも美しい風景が広がっていました。IAN CURTISの苦悩を凍結させたJOY DIVISIONの1979年作『UNKNOWN PLEASURES』や、鋭利なノイズでゴシックの始祖となったBAUHAUSの1980年作『IN THE FLAT FIELD』、そして妖艶な呪術性を纏ったSIOUXSIE AND THE BANSHEESの1981年作『JUJU』は、ジャンルの核心を突く重要作です。
さらにPUBLIC IMAGE LTDが突きつけたアヴァンギャルドな挑戦状や、THE CUREの深淵なる絶望、そしてMAGAZINEが知的かつシャープに構築した先鋭的なサウンドスケープが交錯するスリリングな暗黒の深化をご体感ください。