2枚組 世界初録音 - イスファハーンのスルタン
- 通販番号
- 1009155081
- 発売日
- 2026年02月06日
- EAN
- 4589538828165
- 組数
- 2
商品詳細情報
エドモン・デデ(1827-1901):
【収録内容】
歌劇《モルジアヌ、あるいはイスファハーンのスルタン》(全4幕)(1887)
台本…ルイ・ブリュネ世界初録音
【演奏者】
モルジアヌ…マリー・エリザベス・ウイリアムズ(ソプラノ)
クルシャー…ケネス・ケロッグ(バス)
アミーヌ…ニコール・キャベル(ソプラノ)
アジ・アサン…ジョシュア・コニャーズ(バリトン)
アリ…チャウンシー・パッカー(テノール)
ベエール…ジョナサン・ウッディ(バス・バリトン)
オペラ・クレオール・アンサンブル
オペラ・ラファイエット管弦楽団
パトリック・デュプレ・クイッグレー(指揮)
録音: 2025年2月9日(ライヴ) Dekelboum Concert Hall in The Clarice Smith Performing Arts Center at the University of Maryland, USA
総収録時間: 143分
エドモン(エドモンド)・デデは1827年にニューオーリンズのアフリカ系アメリカ人の家庭に生まれましたが、南北戦争前のルイジアナ州における人種差別は過酷で、音楽家を目指した彼は1840年代後半にメキシコへ、さらに1855年にフランスへ渡り、パリ高等音楽院の聴講生として学びフロマンタル・アレヴィらに師事しました。その後ボルドーでグラン・テアトルの指揮者補佐やバレエ音楽の作曲家として活動、後にはアルカサル劇場ほかでオペレッタやボードヴィルを指揮するなど35年以上に渡るキャリアを築きます。生涯のうちで交響曲やバレエ音楽のほか250以上の歌曲を作曲しましたが、夢はグランド・オペラであり、その集大成が1887年に完成した《モルジアヌ、あるいはイスファハーンのスルタン》でした。しかしその上演は実現せず、1901年彼は貧困のうちにパリで亡くなっています。後にそのスコアはフランスの収集家が入手し、2000年にはハーバード大学がコレクション全体を入手、2008年にこのオペラが発見され、時間をかけて上演可能な状態に校正された後、2025年に世界初演へとこぎつけました。作品はフランス語のテキストが用いられ、合唱や大規模な管弦楽の色彩豊かなオーケストレーションといったグランド・オペラの影響、デデが経験を積んだ大衆的な劇場で聴かれたような親しみやすいメロディ、さらにはカリブ海のリズムを取り入れたり古典的な対位法も聴かれるなど、独創的かつ完成度の高いものとなっています。
舞台は年代不明のアラビアとペルシャ。イスファハーンで挙げられたアリとアミーヌの結婚式の最中、スルタン(君主)クルシャーの兵士隊長ベエールが、スルタンがアミーヌを望んでいるとして誘拐します。アリと、アミーヌの母モルジアヌ、父アジ・アサンらは復讐と奪回を誓いますが、計略途中で捉えられ死刑となることに。しかしモルジアヌは、全員を救う恐ろしい秘密があると明かします。それは、アミーヌの父親が実はスルタン本人であるというものでした…。
権力の乱用と腐敗、知性と機知の勝利、アウトサイダーの尊厳などといった、デデの経験が反映されたテーマが随所に見て取れる物語です。
19世紀以前の知られざるフランス・オペラを中心に、作曲時のモデルと奏法を尊重した古楽器演奏で実績をあげてきたオペラ・ラファイエットは、今回の世界初録音にあたり弦楽器にはガット弦を張り、オフィクレイドを用いるなど管楽器にも出来る限り当時に近いものが揃えられ、デデが思い描いた響きを再現しようとしています。歌手陣の生き生きとした表情も特筆ものです。
(ナクソス・ジャパン)
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