ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第10集
- 通販番号
- 1009172007
- 発売日
- 2026年03月13日
- EAN
- 4945604746915
商品詳細情報
【収録内容】
ニコライ・ロスラヴェッツ(1881-1944):1-4. ピアノ三重奏曲第4番(1927)
1. I. Moderato con moto -
2. II. Allegro vivace
3. III. Lento
4. IV. Allegro risoluto
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
5. ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調 Op. 8(1923)
6-9. ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 Op. 67(1944)
6. I. Andante - Moderato - Poco più mosso
7. II. Allegro con brio
8. III. Largo - 9. IV. Allegretto
【演奏者】
ブラームス・トリオ
グラフ・ムーリャ(ヴァイオリン)…1-4
ニコライ・サチェンコ(ヴァイオリン)…5-6
キリル・ロディン(チェロ)
ナターリア・ルビンステイン(ピアノ)
録音:ロシア、モスクワ音楽院大ホール2017年1月22日…5
2021年3月23-24日…6-9
2024年3月19-24日…1-4
収録時間:79分
1990年に結成されたロシアを代表する室内楽アンサンブル、ブラームス・トリオの演奏で聴く大好評シリーズ「ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史」第10集。1920年代ロシア・アヴァンギャルドの到達点と、その遺産がいかに次世代へ継承されたかを浮き彫りにします。ロスラヴェッツはストラヴィンスキーからも注目された前衛作曲家。スクリャービンの影響を出発点とした独自の音列「合成和音」に基づく作曲理論は、拡張された調性から自由な無調性に至る幅広い表現を可能にしました。ロシア革命後、多くのピアノ三重奏曲が作曲され、ロスラヴェッツも作品を遺しましたが、その多くはその急進性のため当局から排斥され、長く封印されてしまいました。この「ピアノ三重奏曲第4番」は、迫害の下で書かれた彼の成熟期の頂点であり、精緻なポリフォニーを備えた作品です。この抑圧の時代を生き延び、前衛の成果を別の形で継承したのがドミートリー・ショスタコーヴィチでした。16歳で作曲した「ピアノ三重奏曲第1番」は、私的な恋愛感情から生まれた作品で、楽譜の一部は紛失したものの、死後に復元・再評価されます。1930年代以降、彼は露骨な前衛表現を封じられつつ、引用や象徴を織り込んだ「二重言語」によって内面の真実を語る作風を確立しました。その到達点である「ピアノ三重奏曲第2番」は、アヴァンギャルドの発見を内包しつつ昇華した、20世紀を代表する傑作として今日も強い影響力を放っています。
(ナクソス・ジャパン)
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