コンスタンティン・オルベリアン(指揮)
- 通販番号
- 1009182065
- 発売日
- 2026年03月20日
- EAN
- 4589538829254
商品詳細情報
【収録内容】
ミチェスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):
1-4. チェロ協奏曲 ハ短調 Op. 43
5-7. チェロと管弦楽のための幻想曲 Op. 52
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957)
8. チェロ協奏曲 ハ長調 Op. 37
【演奏者】
クリスティーナ・レイコ・クーパー(チェロ)
カウナス市交響楽団
コンスタンティン・オルベリアン(指揮)
録音: 2024年6月4-6日 リトアニア、カウナス・フィルハーモニック
収録時間: 61分
クリスティーナ・レイコ・クーパーはかつてヴァイオリンのローラ・フラウチとデュオを組み、2000年前後には「クリスティーナ&ローラ」として日本でも高い人気を誇りましたが、現在はアメリカとイスラエルに拠点を置いてソリスト、アンサンブルのディレクター、教育者として活動し、特に同時代作品の紹介やレパートリー開拓に力を入れています。中でも、第二次大戦中ユダヤ人に「命のビザ」を発行した外交官、杉原千畝の功績を記念するアウエルバッハの交響曲第6番「光の器」の委嘱と演奏が高く評価されており、そのテーマは、ナチズムとスターリニズムに翻弄された2人の作曲家を取り上げた今回のアルバムにも通じていると言えるでしょう。ポーランド生まれのユダヤ人であったヴァインベルクはナチスを逃れて1943年にモスクワに定住、しかしそこでもスターリン政権下の激しい抑圧を受けました。厳しい監視下で作曲されたチェロと弦楽のための「コンチェルティーノ」をスターリン死後の1956年に改訂・拡張した協奏曲は、チェロのカンタービレが存分に発揮されるほか、ユダヤ的色彩と内省的な抒情性が特徴となっているもので、1957年にロストロポーヴィチの独奏で初演されました。1951年から53年、当局の厳しい監視下で作曲された「幻想曲」は、民謡に由来すると考えられる親しみやすい旋律がふんだんに登場すると共にヴァインベルクらしい内向性も感じられ、当局が求める親しみやすいスタイルと彼自身の音楽言語との妥協点を見出したもの。ダニイル・シャフランの独奏で1953年にピアノ伴奏版が、1966年に管弦楽版が初演されています。オーストリアを代表する作曲家であったコルンゴルトは、ナチスの台頭を逃れてアメリカに渡り、ハリウッドで映画音楽作曲家として大きな成功を収めました。ここに収められたチェロ協奏曲も1946年の映画『愛憎の曲(Deception)』の劇中音楽が元になったもの。12分前後という演奏時間に対し変形二管編成に多彩な打楽器、ハープ、ピアノ、チェレスタまでを動員する大規模な編成となっているためか、人気のヴァイオリン協奏曲に比して演奏される機会は少ないですが、情熱的でロマンティックな第2主題がコルンゴルトの最も美しい旋律の一つとされる単一楽章の作品です。1946年、映画のサウンドトラックでも演奏したエレノア・アラー(レナード・スラットキンの母)の独奏で初演されました。ホロコーストの歴史を見つめる活動も積極的に行うクーパーはそれぞれの作品に深く寄り添い、その魅力を伸びやかに表現しています。
(ナクソス・ジャパン)
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