GIACOBBI:L'AURORA INGANNATA DRAMATODIA / GIACOBBI:L'AURORA INGANNATA
クラシック幕間劇から独立した「劇的歌曲集」
- 通販番号
- 1009260083
- 発売日
- 2026年07月25日
- EAN
- 0746160920528
商品詳細情報
ジローラモ・ジャコッビ:
【収録内容】
ドラマトーディア(劇的歌曲集)《騙されたアウローラ》(1608, ヴェネツィア)
(リドルフォ・カンペッジ伯爵の音楽幕間劇用小物語「騙されたアウローラ」に基づく演劇的歌曲集)
【演奏者】
フォルトゥーナ・レディトゥス・アンサンブル
〔ロベルト・カッショ(アーチリュート&ディレクション)、
マティルデ・ラッザローニ(アルト/アウローラ)、
ニッコロ・ローダ(バリトン/チェファロ)、
クレオニーチェ・サブリナ・ボルトロッティ(カント/ヴェネレ)、
シー・ピン(カント/アモーレ、優美の女神)、
小山敦子(カント/プロクリ、優美の女神)、
アンジェラ・トロイロ(テノール、アルト/アドーネ、エコー、優美の女神)、
アンドレア・フザーリ(テノール/ティトーネ、狩人)、
ヴィンチェンツォ・ディ・ドナート(テノール/モルフェオ、狩人)、
ロリス・ベルトーロ(バス/ソンノ、狩人) 、
ダニエレ・サルヴァトーレ(アルト・ストルタ、ソプラノ・リコーダー)、
アンジェラ・トロイロ(テノール・ストルタ)〕
録音:2025年4月、カステッロ・デッラ・ムジカ(イタリア、ノチェート)
17世紀初頭のイタリアで、音楽は単なる「幕間の余興」の枠組みを突き破ろうとしていました。本作『騙されたアウローラ(L'Aurora ingannata)』は、作曲家ジローラモ・ジャコッビと、詩人リドルフォ・カンペッジ伯爵による、野心的な試みの記録です。この音楽は、元々1605年に初演された田園劇『フィラルミンド』の幕間に挿入される「幕間劇(インテルメディオ)」として書かれました。しかし、ジャコッビはこれを単なる「使い捨ての音楽」として終わらせることを拒みます。彼は1608年にこれを出版する際、『ドラマトーディア(Drama=劇、Odia=歌)』という独自のジャンル名を冠し、幕間劇の音楽を独立した一つの音楽作品として世に送り出しました。ここには、当時の最前線であった「モノディ様式(伴奏付きの単旋律)」と、言葉を音楽で語る「レチタール・カンタンド(語るように歌う)」の理念が結晶化しています。ジャコッビは、伝統的な合唱の響きと、台詞の抑揚を反映させる鋭い「デクラメーション(朗唱)」を対比させ、神々の愛憎劇を見事に描き出しました。アウローラの叶わぬ恋、ヴィーナスの欺瞞、そして夢の中に迷い込むチェファロの困惑――。音楽が言葉を背負い、内面的なドラマを支え始めた「オペラ前夜」。初期バロック音楽の歴史的証言として、かつてない劇的緊張感を湛えた本作を、古楽の探求者ロベルト・カッショとフォルトゥーナ・レディトゥス・アンサンブルが鮮烈に現代へと蘇らせます。フォルトゥーナ・レディトゥス・アンサンブルは、16世紀から18世紀にかけてのアウグスチノ会修道士の音楽遺産を再発見するため、2006年にボローニャのサン・ジャコモ・マッジョーレ教会の音楽礼拝堂を再構成する形で結成された古楽アンサンブル。創設者のロベルト・カッショがアーチリュート奏者およびディレクターを務め、イッポリート・ゲッツィの全既知作品の録音・出版に加えて、カルロ・ミラヌッツィらの作品のトランスクリプションと演奏を行っています。世俗レパートリーにも活動を広げ、自らトランスクリプションを作成し、Tactus、NovAntiqua、Echo、Da Vinci Classics等のレーベルから多数の録音をリリースしてきました。
(東京エムプラス)
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