パーヴォ・ヤルヴィ&トーンハレ管、マーラー: 交響曲 第2番 「復活」 【CD / LPレコード】
爽快なまでの音楽運びと精神性を両立!パーヴォ・ヤルヴィの「復活」

パーヴォ・ヤルヴィとトーンハレ管によるマーラー交響曲全集の第4弾に「復活」が登場。パーヴォはこの大作を取り上げるにあたり、編成や楽曲規模の巨大さはもちろん、そこに込められた思想や精神的な大きさに着目。作曲中のマーラーが肉親の相次ぐ死去に見舞われていたほか、当初活動拠点としていたブダペストでの反ユダヤ主義的プレスキャンペーンにさらされるなど、精神的社会的な苦境に立たされていたことを指摘、「いかに指揮者として有名になろうとも、彼は常にアウトサイダーであった」と、逆境や孤立が作品の背景にあることを示唆しています。ここでの基本的な音楽運びはパーヴォらしくきびきびとしたもので、常に颯爽としていながら明暗をくっきりと描き分け、細部に込められた機微の扱いも細やかで丁寧。また複雑極まりないスコアを明確な整理とコントロールでクリアにしながら、併せて最大限の効果を導いています。第1楽章からその統率は見事であり、伸びやかで推進力のある第2楽章、諧謔性が強調されたスケルツォ、クルレンツィスなどとの共演で知られるアンナ・ルチア・リヒターの澄んだ歌声が映える「原光」の美しさも格別。そして終楽章はマーラーが作品に込めた意図を極限まで発揮して混沌を大きく描いたのちに、クライマックスでは高いテンションを保ちながらもたっぷりと精神の肯定を歌い上げています。
【演奏者】
マリ・エリクスモエン(ソプラノ)
アンナ・ルチア・リヒター(メゾ・ソプラノ)
チューリヒ・ジングアカデミー
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
【録音】
2025年11月 チューリヒ・トーンハレ
(メーカー・販売元資料)
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