エンリコ・オノフリ&ミュンヘン室内管、“BEETHOVEN & THE ITALIANS” 【CD】
ベートーヴェン×オノフリ・マジック=
爽快な疾走感を超えた、最高にスリリングな滑空体験
最高のエンターテイナー性に満ちたベートーヴェン

オノフリ率いるミュンヘン室内管弦楽団、待望の新譜が登場します。プログラムは、ベートーヴェンの交響曲5,6,7番+ケルビーニ、スポンティーニ、ロッシーニという興味深い内容。ベートーヴェンの《田園》では、世界初録音となる、一時は構想されながらも最終的には退けられた別稿の第2楽章の終結部(4小節)を収録しているのも注目です。
ベートーヴェンは、ケルビーニの崇拝者であり、スポンティーニの劇的な大胆さを注意深く追いかけ、またロッシーニの公的な成功を批判的でありながらも深く魅了されながら見守っていました。特にケルビーニについては「同時代人の中で私がもっとも評価する人物」と述べていて、ケルビーニの作品から大きな影響を受けています。また、当時のイタリアの序曲と併せて聴くと、ベートーヴェンの偉大な交響曲にも、演劇的な要素が多いことに気づかされます。
実際、オノフリの指揮は「ため」と「放出」のエネルギーの緩急のつけかたが抜群で、そこかしこに「こんな旋律があったのか」と驚かされる響きの連続。《運命》第1楽章の終結部なども、誤解をおそれずに言えばどこかゲーム音楽のようにも聴こえてしまうワクワク感に満ちています。第7番でのエネルギーの炸裂、一音ごとにハーモニーが変わる場面での見せ方など、オノフリ節全開で、メンバーもそれに全力でこたえています。
■《田園》第2楽章終結部について
ボンのベートーヴェン・ハウスに保存されている作品68の自筆譜を見ると、第2楽章で、ベートーヴェンは現在演奏されている最後の3小節をいったん削除し、その代わりに新たな4小節の終結部を書き加えていたことが分かります。しかし、出版元ブライトコプフ&ヘルテル社のために浄書譜を作成する筆写譜師へ送る前に、考え直して、新たに書き加えた4小節全体に大きな×印を記し、さらに「bleib(t そのまま)」という指示を書き添えて、当初の終結へと戻したのです。本録音では、最終的に出版された版に加え、資料的価値を考慮して、この作曲者自身によって一時は構想されながらも最終的には退けられた別稿の終結部も収録しています。
【日本語解説付】【国内限定仕様】
(メーカー・販売元資料)
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