EDITIONS HORTUS 「抑圧された声/失われた声」シリーズ 3作品 【CD】
ナチスなどの全体主義政権によって弾圧・抹殺された音楽や作曲家に光を当てる「抑圧された声」シリーズ
【第1弾】
シェーンベルク:編曲家もまた編曲される

本アルバムは編曲家としても知られているシェーンベルクに焦点を当てている。編曲家としてのシェーンベルクと他者によって編曲されたシェーンベルクの多面的なアプローチがなされている。
大編成の管弦楽曲を凝縮された室内楽編成で、またピアノ伴奏のみの歌曲集を室内楽に拡大することで、シェーンベルクの緻密なポリフォニーや表現主義的な音楽の骨組みを鮮明に浮かび上がらせることに成功している。尚、指揮者のクロゼルはこの「失われた声」シリーズの主宰者である。
【第2弾】
ヘンリエッテ・ボスマンス:夜の悪魔

アルバムタイトルの「夜の悪魔」は1930年代半ばに作曲されたもので、ナチズムの台頭による政治的暗雲を象徴している。ロマン派から印象派、多調主義へと進化を遂げた作曲家の生涯を聴くことの出来る構成となっている。尚、ピアノのマリニャンは、このプロジェクトの共同創設者でもある。
ヘンリエッテ・ボスマンス(作曲)1895~1952年:20世紀前半のオランダを代表する作曲家・ピアニスト。音楽一家に生まれ、17歳でソリストとしてデビューする。メンゲルベルク、モントゥー他の名指揮者と数多く共演する。母堂がユダヤ人であったため、ナチスから音楽活動を禁止された。戦後は活動を再開して、オランダ王室から「オラニエ・ナッサウ勲章」を授与されたが、1952年に病没した。活動の初期は、ブラームスやレーガーなどの影響を受けたロマン派のスタイルの作品を多く発表する。1920年代後半から、作曲をウィレム・パイペルに師事したことでフランス印象主義的な作風に変化する。戦後は主に、歌曲の創作に力を注いだ。
【第3弾】
ジョゼフ・コズマ:星空の下で

コズマは、クラシック音楽の作曲家として近年再評価がされている。アルバムタイトル「星空の下で」は、コスマとプレヴェールが最初にコンビを組んで生まれた名曲だが、このアルバムには含まれていない。しかしこのタイトルを冠することで、コスマの多彩な足跡とフランスでの創作の始まりを象徴させたものと思われる。
ジョゼフ・コスマ(作曲)1905-1969年:ハンガリー・ブダペスト出身。リスト音楽院で作曲と指揮を学ぶ。ユダヤ人であったため、1933年にナチス台頭を避けパリに定住する。
1936年よりフランス映画界へ進出。映画監督のジャン・ルノワール、マルセル・カルネ、詩人・脚本家のジャック・プレヴェールなどの支援を受けて「夜の訪問者」「天井桟敷の人々」「夜の門」他の音楽を手掛ける。「夜の門」の音楽がのちにシャンソンの名曲「枯葉』となった。
(メーカー・販売元資料)
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