THE PIONEERING DANISH CHAMBER MUSICIAN / PIONEERING DANISH CHAMBER MUSICIAN
ERLING BLOCH QUARTET / エールリンク・ブロッホ四重奏団
クラシック6枚組 オリジナルHMV&TONOレコーディング1937-1954
- 通販番号
- 1009177511
- 発売日
- 2026年02月14日
- EAN
- 5709499001066
- 組数
- 6
商品詳細情報
【収録内容】
[Disc 1]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番/ヴァイオリン・ソナタ第8番/ヴァイオリン・ソナタ第9番《クロイツェル》
[Disc 2]
ニルセン:弦楽四重奏曲第3番/弦楽四重奏曲第4番/
ヴァウン・ホルムボー:弦楽四重奏曲第1番
[Disc 3]
ハイドン:弦楽四重奏曲《セレナーデ》/弦楽四重奏曲第53番《ひばり》/
シューベルト:弦楽四重奏曲第12番《四重奏断章》/
ヴァウン・ホルムボー:セレナータ(フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)/
ストラヴィンスキー:弦楽四重奏のための小協奏曲/
バルトーク:弦楽四重奏曲第6番
[Disc 4]
ハイドン:ディヴェルティメント ト長調(フルート、ヴァイオリンとチェロのための)/
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第11番《仕立屋カカドゥ》/
フリードリク・クーラウ:フルート五重奏曲第1番/三重奏曲 ト長調(フルート、ヴァイオリンとピアノのための)/
グルック:メヌエット/
ニルス・W・ゲーゼ:ピアノ三重奏曲 ヘ長調
[Disc 5]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番/ヴァイオリン・ソナタ第5番《春》/
クヌーズオーウ・リスエーヤ:セレナード(フルート、ヴァイオリンとチェロのための)
[Disc 6]
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第28番/
アンドレ・グレトリ:フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタ/
ヴェーバー:ロシアの歌とロンド(ヴァイオリン・ソナタ第3番)/
シューベルト:幻想曲 ハ長調/
ヘーコン・バーアセン:スケルツォ/
ニルセン:ヴァイオリン・ソナタ第2番/
スヴェン・S・シュルス:フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノのための小協奏曲
【演奏者】
エアリング・ブロク(ヴァイオリン)、
エアリング・ブロク四重奏団、
ホルガー・ギルバト=イェスパセン(フルート)、
ホルガー・ロン・クリスチャンセン(ピアノ)
録音:1937年~1954年
制作・復刻:クラウス・ビューリト
20世紀デンマークの音楽遺産を探る Danacord Records のシリーズ。「デンマーク室内奏者のパイオニア」のヴァイオリニスト、エアリング・ブロクの HMV と TONO レーベルに残した録音が、新マスタリングによる6枚の「CD」でセット・リリースされます。
エアリング・ブロク Erling Bloch は、1904年にコペンハーゲンで生まれました。15歳の時に王立デンマーク音楽アカデミーに入学し、1922年にデビュー・コンサートを行いました。カール・ニルセンが《第5番》と《第6番》の交響曲を作った間の時代です。ブロクは一年後、デンマーク王立管弦楽団に入団。1946年からアカデミーで教え、教授職が多忙になる1954年まで王立管弦楽団に在籍しました。
ブロクの室内楽奏者としてのキャリアは、1923年から1924年、トーヴァル・ニルセンの四重奏団に加わったことから始まり、1933年、王立管弦楽団の同僚とともにエアリング・ブロク四重奏団を結成しました。エミール・テルマーニに学んだレーヴァート・フリースホルム Lavard Friisholm(1912–1999)。トーヴァル・ニルセンの四重奏団でブロクと一緒だったハンス・カソウ Hans Kassow(1902–1964)。チェロは、創設メンバーのトーベン・アントン・スヴェンセン TorbenAnton Svendsen(1904–1980)が舞台監督に転出したため、途中でアスガー・ロン・クリスチャンセン AsgerLund Christiansen(1927–1998)に代わりました。彼は、アカデミーのピアノの教授だったホルガー・ロン・クリスチャンセン Holger Lund Christiansen(1900–1959)の子で、ブレンダール・ベンクトソンとならぶ、世代を代表するチェリストと目されていました。交代に際して彼はスヴェンセンとブロクから適切な指示を受け、チェリストが変わったことによる様式とサウンドの変化はなかったと言われます。
ベートーヴェンが、初演後、最後の楽章を《大フーガ》として独立させ、それに代わる楽章を書いて完成させた《弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調》。ヴァウン・ホルムボーの《弦楽四重奏曲第1番》は、1949年に作曲され、エアリング・ブロク四重奏団が初演。フランクフルトの音楽祭でも彼らが演奏し、その成功により、ホルムボーが国際的に知られることに寄与しました。スヴェン・S・シュルスの《小協奏曲》は、《デンマークは香しく》などの合唱曲で親しまれている彼の初期の一作です。
ブロクのアンサンブルは、ドイツ=オーストリア系の四重奏団とは異なる角度から作曲家たちの世界に入りこんでいき、「デンマークの」と特徴づけられるスタイルに独特の魅力がありました。ブロクは、1967年に解散するまでリーダーを務め、1974年の引退後も「デンマーク室内楽」の現場で審査員の仕事などをつづけ、1992年に没しました。
フルートの加わる作品には、ホルガー・ギルバト=イェスパセン Holger Gilbert-Jespersen(1890–1975)が参加しました。彼は、王立デンマーク音楽アカデミーを卒業後、パリでアドルフ・エネバンとフィリップ・ゴーベールに学び、洗練された繊細なスタイルを磨きました。王立管弦楽団の首席フルート奏者と木管五重奏団のフルート奏者を務め、カール・ニルセンが《フルート協奏曲》を作曲、献呈したことで知られます。
すべて省略のない演奏。王立図書館から提供されたバルトークの四重奏曲をのぞき、クラウス・ビューリト ClausByrith 氏のコレクションから復刻されました。作業にあたり彼は、すでにテープ録音の始まった1950年ごろから1960年代初期にかけての録音でも、ひとつの楽章の中はもちろん、「編集」の箇所がごく少ないことに気づいたといいます。ブロクたち音楽家と制作スタッフは、明らかに、その音楽から生まれる自然な流れや響きを重視していたことが伺え、こうした復刻プロデューサーの目からみた考察が、広範囲に及ぶノーツ(デンマーク語・英訳)に書かれています。
[注:録音の2種類ある「ニルセン:第4番」と「ハイドン:セレナーデ」は、最初の録音に不満だった演奏者の要望で実現した後年の録音を収録しています]
(東京エムプラス)
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