日本語解説付き / ケラス×ヒメノ、ルクセンブルク・フィルの共演盤第2弾
- 通販番号
- 1009220455
- 発売日
- 2026年07月23日
- EAN
- 4573686062175
商品詳細情報
【収録内容】
ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994):管弦楽のための協奏曲(1954)
1. 第1楽章 イントラーダ:アレグロ・マエストーゾ
2. 第2楽章 カプリッチョ・ノットゥルノ・エ・アリオーソ:ヴィヴァーチェ
3. 第3楽章 パッサカリア、トッカータとコラール:アンダンテ・コン・モート―アレグロ・ジュスト
エルネスト・ブロッホ(1880-1959):シェロモ(1916)
チェロとオーケストラのためのヘブライ風ラプソディー
4. 第1楽章 レント・モデラート
5. 第2楽章 アレグロ・モデラート
6. 第3楽章 アンダンテ・モデラート
ルトスワフスキ:チェロ協奏曲(1970)
7. 第1楽章 イントロダクション
8. 第2楽章 4つのエピソード
9. 第3楽章 カンティレーナ
10. 第4楽章 フィナーレ
【演奏者】
ルクセンブルク・フィルハーモニー
グスターボ・ヒメノ(指揮)
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ [4-10]/1727年製ピエトロ・グァルネリ)
録音:2023年2月1-4日(1-3)、2024年6月24日(4-6)、6月27日(7-10) ルクセンブルク・フィルハーモニー、大ホール
収録時間:75分38秒
ケラス×ヒメノ、ルクセンブルク・フィルの共演盤第2弾の登場。第1弾のデュティユー作品集でも、ケラスの技術と、作曲家の意図を瞬時に汲み取る深く鋭い洞察力、そしてヒメノ率いるオーケストラとの精巧なアンサンブルが光っておりました。今回はルトスワフスキとブロッホというプログラム。ルトスワフスキのチェロ協奏曲は20世紀に書かれた最高傑作のひとつで、はらわたがえぐられるような厳しい瞬間や爆発的なエネルギー、さらにソリストとオケの緊張感みなぎるアンサンブルが求められる難曲。ブロッホの内省的な歌から、ルトスワフスキの爆発的クライマックスへ——ケラスとヒメノがたどいついた究極の表現がここにあります。
1913年、ワルシャワに生まれたヴィトルト・ルトスワフスキは、20世紀初頭のポーランドを揺るがした激動の歴史を生き延び、その深い傷を生涯背負い続けました。父はボリシェヴィキによって処刑され、ルトスワフスキ自身もナチ占領下の生活、ワルシャワ蜂起、そしてスターリン主義の圧力を経験しました。
《管弦楽のための協奏曲》(1954年)は、1950年代半ば以降、1994年に亡くなるまで続く彼のモダニズムへの転回を予告する作品といえます。粗野な管楽器の響き、民俗的モティーフ、グロテスクな場面などものすごいエネルギーが渦巻く中、最後は苦闘の末の勝利が歌われます。
《チェロ協奏曲》は王立フィルハーモニー協会の委嘱により作曲され、1970年10月14日、ロンドンで、献呈者ロストロポーヴィチによって初演されました。ルトスワフスキ自身、チェロとオーケストラの関係を「対立」としています。クライマックスでオーケストラが刺すような響きをさせる場面が、まるでチェリストが鞭打ちされているかのように聞こえるほど。全体を通してケラスのチェロが圧巻。そしてそのチェロに時に暴力的に絡む管弦楽も、非常に高い緊張感と各奏者の高い技術のなせる見事な世界を展開しています。
ルトスワフスキ作品に挟まれるように据えられたのが、ブロッホの《シェロモ》(1916年)。物語を歌う吟遊詩人のようなケラスのソロは、これまでケラスが取り組んできた、ワールド音楽の世界も思わせつつ、非常に深遠で神聖に響きます。
(ファインアーツミュージック)
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