カストラートの終焉とオペラの発展のせめぎあい - ジョヴァンニ・ルビネッリのためのアリア集
- 通販番号
- 1009262092
- 発売日
- 2026年08月04日
- EAN
- 3149020957806
商品詳細情報
【収録内容】
アントニオ・マリア・サッキーニ(1730‒1786):アリア「昼も夜も不吉な響きが」(《カリロエ》)
パスクァーレ・アンフォッシ(1727‒1797):アリア「あなたは私を別れへと追いやる」(《ルーチョ・シッラ》)
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699‒1783):アリア「ああ、心は抗えない」(《ティートの慈悲》/原曲:ニッコロ・ピッチンニ《ティグラーネ》)
トンマーゾ・トラエッタ(1727‒1779):アリア「ああ、どうか鎮まってください」(《タウリデのイフィゲニア》)
ヨゼフ・ミスリヴェチェク(1737‒1781):アリア「この心の苦悩」(《アティーデ》)
アントニオ・サリエリ(1750‒1825):二重唱「愛する人を失うこと」(《エウローパ・リコノシュート》)
ガエターノ・アンドレオッツィ(1755‒1826):レチタティーヴォ「ここはどこだ?何を見ているのか、この暗闇の中で」~アリア「死の影を呼び寄せるのか」(《アルバーチェ》)
ジュゼッペ・サルティ(1729‒1802):アリア「私を不実だと思うのか」(《シロエ》)
アンジェロ・タルキ(c.1759‒1814):アリア「もしこの命のうちに、わが愛する人よ」(《アデミーラ》)
ジョヴァンニ・パイジエッロ(1740‒1816):レチタティーヴォ「私が逃げ去り、ここを去ることなど」~二重唱「恐れるな、私は恋人ではない」(《アンティゴノ》)
フランチェスコ・ビアンキ(c.1750‒1810):アリア「もし忠実に愛してくれるなら」(《カイオ・マリオ》)
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685‒1759):アリア「もしこれほどまでに可能なら」(《ポーロ、インドの王》)
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:二重唱「私はあなたを愛している、あなたこそその人」(《リッカルド1世》)
ミケーレ・モルテッラーリ(c.1750‒1807):アリア「愛しい人を求めて」(《ヴィーナスとアドニス》)
セバスティアーノ・ナソリーニ(c.1768‒c.1799):アリア「この悲しみの涙」(《クレオパトラの死》)
ルイージ・ケルビーニ(1760‒1842):アリア「私が誰であるか知るとき」(《見捨てられたディド》/原曲:ジョヴァンニ・バッティスタ・ブレシアーニ)
カルロ・レンツィ(1735‒1805):アリア「あなたのみが聖なる方」
【演奏者】
フィリッポ・ミネッチャ(カウンターテナー)
アレクサンドラ・タルニチェル(ソプラノ)
ベアトリーチェ・スカルディーニ(コンサートマスター)
イスタンテ・コレクティヴ
録音:2025年8月15-20日 ロンドン、ハムステッド、ヒース・ストリート・バプティスト教会
収録時間:75分15秒
著名な音楽史家チャールズ・バーニーは、ジョヴァンニ・ルビネッリ(1753‒1829)を18世紀後半を代表する三大カストラートの一人に数えています。オペラ・セリアとカストラートの時代が終焉へと向かう中で、ルビネッリはその最後期を担う重要な歌手の一人でした。彼のために多くの作曲家が作品を書きましたが、その声は一般的に好まれた高音ソプラノではなく、より低いコントラルト系のものでした。
本CDはルビネッリの芸術的な歩みを辿るもの。彼は16歳でアントニオ・サッキーニの《カリロエ》によりルートヴィヒスブルクでデビューし、1778年にはミラノ・スカラ座の開場公演でアントニオ・サリエリの《エウローパ・リコノシュート》に出演、その後1780年代後半にはロンドンに客演し、ヘンデルの《ジュリオ・チェーザレ》をはじめとする作品で歌いました。
カストラート時代のレパートリーを専門とするイタリアのカウンターテナー、フィリッポ・ミネッチャは情感豊かで高度な技巧を兼ね備えた歌唱により、歴史的な歌手像を鮮やかに描き出しています。同時に本作はカストラートの華麗なる技巧の時代から、グルックのオペラ改革に見られる新たな簡潔で感情豊かなアリアへと至る、オペラの発展を象徴する存在としてのルビネッリ像を提示しています。
(ファインアーツミュージック)
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