ダブル・オーケストラによるベートーヴェンの運命と第7番
- 通販番号
- 1009292917
- 発売日
- 10月上旬入荷予定
- EAN
- 3149020958179
商品詳細情報
ベートーヴェン(1770-1827):
【収録内容】
1-4. 交響曲第5番 ハ短調 op.67《運命》
5-8. 交響曲第7番 イ長調 op.92
【演奏者】
ロランス・エキルベイ(指揮)
インスラ・オーケストラ(コンサートマスター:パブロ・グティエレス・ルイス)
インスラ・カメラータ
録音:2025年9月(第5番)、2026年2月(第7番)
収録時間:70分57秒
ダブル・オーケストラによるベートーヴェンの運命と第7番の登場。ダブル・オーケストラとは文字通りふたつのオーケストラによる演奏で、弱音部はソロ・オーケストラ、そして強音部(トゥッティ部分ふくむ)をトゥッティ・オーケストラが加わった形で演奏します。合唱アンサンブル「アクサンチュス」で一世を風靡した指揮者ロランス・エキルベイが、自ら設立したインスラ・オーケストラの創立10周年を記念して立ち上げたプロジェクトです。2017年にエキルベイが立ち上げたインスラ・オーケストラはピリオド楽器のオーケストラ。啓蒙時代からロマン派時代のドイツの作品に主眼を置いてきました。2025年、若き音楽家のためのアカデミーとして、同じくピリオド楽器によるアンサンブル、インスラ・カメラータが設立されました。今回はこのインスラ・オーケストラと、インスラ・カメラータによるダブル・オーケストラとなります。
ベートーヴェンの交響曲は中規模オーケストラでも演奏可能ですが、19世紀には100名から200名の奏者による大規模演奏が盛んに行われました。ナポレオン戦争後のドイツでは100-200名規模の大規模なオーケストラによる音楽祭が行われており、。そして1810年、テューリンゲン州フランケンハウゼンで最初の音楽祭が開催され、以降1847年までの78回の音楽祭のうち51回で、少なくとも1曲のベートーヴェンの交響曲が演奏されたのです。なかでも《第5番》と《第7番》は特別な人気を誇り、《第5番》は17回も取り上げられました。《第5番》の壮大な建築的構成、フォルティッシモとピアニッシモの鮮烈な対比、そして有名な冒頭動機からピッコロ、コントラファゴット、トロンボーンが加わるハ長調の終楽章へ至る壮大な発展は、大編成によって最大限の効果を発揮しました。第7番も同様で、その圧倒的なリズムの推進力と第2楽章の雄弁さ、終楽章の活力によって、多くの聴衆を熱狂させたのです。
こうした巨大なオーケストラが実際にどのように演奏していたか、の答えが「ダブル・オーケストラ」です。奏者を「ソロ」と「リピエーノ」の二群に分けるこの方式によって、大編成でありながら繊細な強弱の対比を実現しました。前方のソロ群が弱音部分を担当し、後方の補強群がトゥッティで加わることで、ピアニッシモからフォルティッシモへ自然な音量変化が生まれたのです。
第5番にこの方式を適用すると、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペットが各4本ずつ配置されます。終楽章での「闇から光への勝利」を祝う壮大な頂点は圧巻。第7番でも同様に、第2楽章での持続的なクレッシェンドでの驚くべき緊張感の高まりには驚かされます。
ベートーヴェンの交響曲が、多様な演奏形態の中で常に生命力を新たにする、開かれた音楽的建築物である、ということをあらためて認識させてくれるプロジェクトです。
(ファインアーツミュージック)
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