地中海の民俗情緒と後期バロックの語法が溶け合うスペイン18世紀の音世界
- 通販番号
- 1009298518
- 発売日
- 11月上旬入荷予定
- EAN
- 4589538835194
商品詳細情報
【収録内容】
ジョゼフ・デ・サン・ジュアン(またはホセ・デ・サン・フアン 1687-1735):
1-2. Céfiros, corra ビリャンシーコ「西風よ、急いで飛んで行け」(1723)
3-4. Oye, dueño de mi vida 降誕祭のハカラ「聞きたまえ、わが命の主よ」(1723)
5-11. Un pastorcillo italiano パストレラ「イタリアの羊飼いが一人」(1734)
フランシスコ・エルナンデス・イ・リャナ(1700頃-1780頃):
12-13. Recercada de primer tono punto bajo 低く移調した第1旋法によるレセルカーダ
サン・ジュアン:
14-16. El Portugués ビリャンシーコ「ポルトガル人」
17-18. ¿ Qué será de aquella estrella ? ビリャンシーコ「あの星は何だろう?」
エルナンデス・イ・リャナ:
19. Recercada de segundillo sobre el Pange Lingua 「歌え、舌よ(パンジェ・リングヮ)」の調べに基づく 変格第2旋法によるレセルカーダ
サン・ジュアン:
20-22. De repiques de campanas ビリャンシーコ「鐘の音が聞こえてくる」(1734)
23-24. A la fiesta, zagales ビリャンシーコ「祝いに向かえ、羊飼いの若者たちよ」(1728)
伝マチュー・ロマラン(またはマテオ・ロメロ 1575-1647):
25. Soberana María 至高のマリアよ
【演奏者】
カントリア(声楽&古楽器アンサンブル)
編成: ソプラノ3、アルト1、オートコントル1、テノール1、バリトン2,バス1、 ヴァイオリン2、ヴィオラ・ダ・ガンバ1、コントラバス1、オーボエ1、 バロックギター2(うちテオルボ1持ち替え)、バロックハープ、 チェンバロ&オルガン1、カスタネット1、その他打楽器1
ホルヘ・ロサナ(指揮、テノール)
録音: 2026年2月 ポーランド、ヴロツワフ国立音楽フォーラム
収録時間: 57分
18世紀前半のスペイン王室で活躍したカタルーニャ人作曲家ジョゼフ・デ・サン・ジュアンが、スペイン語の歌詞に作曲したビリャンシーコの数々を中心とするプログラム。ジョゼフ・デ・サン・ジュアンは大バッハやヘンデルなどと同世代で、その生涯は今も謎が多いものの、中南米諸国にも数々の楽譜が残っていることから教会音楽作曲家として高い名声を博していたことが判ります。スペイン中部のシグエンサ大聖堂で研鑽を積んだ後、1707年にはマドリードで王室少年聖歌隊の音楽監督となり、同時期にハプスブルク家への恭順を示してブルボン系新スペイン王室から追放されたセバスティアン・ドゥロンに代わって王室内で影響力を強めてゆきます。1711年にはラス・デスカルサス・レアレス修道院の楽長となりましたが、こうした活躍はハプスブルク支配が最後まで続いたカタルーニャの出身者が冷遇された当時のスペイン王室では異例のことでした。選曲の中核をなすビリャンシーコはスペイン語によるクリスマス向けの教会歌で、フラメンコにも通じるスペイン特有の歌い回しをイタリア後期バロック風の音使いと全く矛盾なく調和させた曲作りは興味深いもの。バルセロナ育ちのスペイン人古楽歌手ホルヘ・ロサナ率いるカントリアの演奏も打楽器や撥弦を活かした民俗情緒たっぷりの解釈を聴かせながら、器楽合奏で奏される同時代人エルナンデス・イ・リャナの器楽曲も含め、イタリア音楽風の様式感を失うことなく精妙な音作りで作品の持ち味をよく引き出しています。
(ナクソス・ジャパン)
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