ツェルニーが生前に出版した2曲の「大交響曲」を古楽器による演奏で
- レーベル
- 国(Country)
- IMPORT
- フォーマット
- CD
- 規格番号
- 555706
- 通販番号
- 1009318619
- 発売日
- 11月下旬入荷予定
- EAN
- 4589538836344
商品詳細情報
カール・ツェルニー:交響曲第1番&第2番
【収録内容】
カール・ツェルニー(1791-1857):
1-4.交響曲第1番 ハ短調 Op. 780
1. Allegro agitato e con brio
2. Andante sostenuto
3. Scherzo. Vivace presto
4. Finale. Allegro vivace
5-8.交響曲第2番 ニ長調 Op. 781
5. Andante maestoso ma con moto – Allegro vivace e con brio
6. Andantino grazioso un poco moto
7. Scherzo. Molto vivace
8. Finale. Allegro vivace
【演奏者】
ケルン・アカデミー(古楽器使用)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンス(指揮)
【録音】
2024年5月28-31日
ケルン、ドイッチュラントラジオ、室内楽ホール
収録時間:79分
今日では、主にピアノの練習曲で知られるカール・ツェルニーは、1791年、チェコ出身の音楽家の家庭にウィーンで生まれました。幼少期より父親からピアノの教育を受け、10歳の時にベートーヴェンの前で演奏する機会を得ると、ベートーヴェンはその才能を認めて弟子とします。その下で3年間ピアノを学んだツェルニーは、14歳の時に、当時完成していたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲をすべて暗譜で巧みに演奏したと伝えられています。師弟関係を終えた後も、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」のウィーン初演時にソリストを任されるなど、二人は友人として交流を保ちました。
ベートーヴェンはこの才能あふれる弟子にピアノ演奏だけでなく、作曲法も教えました。ツェルニーが書いた作品は1000曲を超えるとされ、作品番号も800を超えます。そのほとんどがピアノ曲で、練習曲などの教育作品が中心ですが、管弦楽作品や室内楽作品、宗教曲なども作曲していました。ツェルニーが書いた交響曲はベートーヴェンのそれを超える12曲以上に及ぶようですが、完成形で現存するのは6曲とされています。当盤は、そのうちツェルニー生前にGrande Symphonie(大交響曲)の名で出版された第1番と第2番を収録しています。
ウィーン楽友協会に献呈された第1番は、ハ短調という調性からベートーヴェンの交響曲第5番をイメージしますが、疾風怒濤のドラマ性とシューベルトなどの初期ロマン作品に通じる歌謡性が感じられます。低音域を担う楽器としてオフィクレイドが採用されていて、ベルリオーズが「幻想交響曲」でこの楽器を使ったのはツェルニーの影響と見られています。第1番とは対照的な調性であるニ長調の第2番は、ベートーヴェンの交響曲第1番の音型と第2番の響きを想起させる作品となっています。
ルネサンスからロマン派までの音楽を当時の楽器と演奏法で演奏し、HIP(歴史的知識に基づく演奏)をリードするケルン・アカデミーは、有名曲だけでなく、歴史に埋もれた作品を数多く録音し、その真価を聴かせてくれています。録音されることが稀なこれらの交響曲でも、ベートーヴェンから影響を受けたツェルニーの作風の独自性を際立たせ、「練習曲のツェルニー」のイメージとは完全に異なる「交響曲作曲家」としてのツェルニー像を打ち出すことに成功しています。第1番における雷鳴のような連打など、ティンパニをくっきりと捉えた録音も効果的。
ジャケット絵画:ヴィクトル・ティシュラー(1890-1951):ウィーン旧市街の眺望
(ナクソス・ジャパン)
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