【訃報】ルース・スレンチェンスカ(ピアニスト)
【訃報】ルース・スレンチェンスカ(ピアニスト)
2026年4月22日、アメリカの偉大なピアニスト、ルース・スレンチェンスカさんが101歳でお亡くなりになりました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
【プロフィール】
1925年カリフォルニア生まれ。3歳でヴァイオリニストの父親からピアノの手ほどきを受け、4歳で公開演奏。5歳でカーテイス音楽院に入学、(現時点でカーテイス公認最年少入学の学生)同級生にかなり年長だったチェルカスキー、ボレット、バーバーがい。)6歳でベルリン、8歳でN.Yデビュー、9歳で急病のラフマニノフの代役を務めるなど、ニューヨーク・タイムズが「モーツアルト以来もっとも輝かしい神童」と称え、14歳までにヨーロッパ、アメリカ全土を演奏するも、スパルタの父親に反発、19歳で家出し、カリフォルニア大学バークレー校で心理学を学ぶ。 26歳の時ステージにカムバック、一躍聴衆に熱狂的に迎えられ、多くの名指揮者と共演、40代後半までに全世界で3,500回を超えるコンサートを行い、米デッカより12枚のゴールドデイスクを出すなど、「ピアノの女王」として一世を風靡した。46歳の時サウス・イリノイ大学のレジデンス・アーテイストとして演奏を続けながら教育にも力を注ぎ、各国からの多くの優秀なピアニストを育てた。 93歳まで現役のピアニストとして、円熟のテクニックと魂に共鳴する音楽で多くのファンを魅了し続けてきた。
2003年、78歳の時岡山し在住の歯科医師三船文彰との出会いにより初来日。三船氏のプロデユ―スにより2018年まで10回来日し、岡山や東京などで50数回のコンサートを行い、その間に制作した19枚のCD「ルース・スレンチェンスカの芸術I~X」は「レコード芸術」誌などで絶賛された。 ルース・スレンチェンスカの80歳のラスト・コンサートを綿密に記録したNHKの「ラスト・コンサート」、2007年4月の岡山県の醍醐桜への奉納演奏をまとめたOHKの「千年桜がはじめて聞いたピアノ」ドキュメンタリー番組は再放送を重ね、ともに全国的な感動を呼んだ。
アメリカを代表するピアニストの一人として、トルーマン大統領の時代から度々ホワイトハウスで演奏を披露し、2005年2月、2013年12月、2018年4月の3回にわたり、招かれて美智子皇后(現在は上皇后)と御所で親しく音楽を共有した。
ホフマン、ラフマニノフ、ペトリ、シュナーベル、バックハウス、コルトーなどの巨匠に学び、ロシア、ドイツ、フランスの3大ピアニズムの系譜を受け継ぎ、多くの名演奏家と親しい交友関係を結び(21歳年長のホロヴィッツとは、生涯親友としての付合いが続いた)、諸先輩をも凌ぐ独自の世界を切り開き、20世紀のピアニズムに寄与したルース・スレンチェンスカは、まさに20世紀のピアノ演奏史の生きた証人であり、最後の巨匠と呼ばれるにふさわしい。
2021年、96歳でアメリカデッカでもCDをリリースするなど、コロナ禍を乗り越えて、2026年4月22日、101歳でカリフォルニア州の介護施設で死去。

(メーカー・販売元資料)
ルース・スレンチェンスカさんの商品はこちら
https://diskunion.net/artist/72288138
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