ヒンドゥー教の伝説に基づいた物語 / 実験的要素と音楽的魅力を両立させたバレエ
- 通販番号
- 1009013680
- 発売日
- 2025年04月11日
- EAN
- 4589538820541
商品詳細情報
レイナルド・アーン(1874-1947):
【収録内容】
「青い神」 一幕のバレエ音楽
台本…ジャン・コクトー(協力…フェデリコ・デ・マドラーソ・イ・オチョア)
振付…ミハイル・フォーキン
出演…ワツラフ・ニジンスキー ほか
1912年5月13日シャトレ座で初演
【演奏者】
フリヴォリテ・パリジェンヌ管弦楽団
ディラン・コーレイ(指揮)
録音: 2023年9月21日 シテ・ド・ラ・ミュジーク・エ・ド・ラ・ダンス・ド・ソワソン (ライヴ/終演後の拍手歓声入り)
収録時間: 47分
レイナルド・アーンがディアギレフ率いるバレエ・リュスのために作曲した『青い神』は、初演当時22歳のジャン・コクトーの手によるヒンドゥー教の伝説に基づいた物語。若い娘が、愛する青年が寺院の僧侶になるための儀式を妨害したため、魔物に捕らえられ処刑されようとするところ、青い神と女神が蓮の花から現れて笛を奏でて魔物を鎮め、彼女を助けるというもの。音楽はエキゾチックな主題を持ちつつも紋切り型の異国情緒に陥らぬため、フランス近代ならではの半音階的な動きや旋法的な技法に実験的なポリフォニーも取り入れるという、ディアギレフの要望に応じた画期的なものでしたが、当時は観衆の理解を得ることが出来ず、バレエ・リュスの他のレパートリーとは趣が大きく異なったこともあり、初演は大きな失敗に終わってしまいました。これはニジンスキーが大きく注目された『牧神の午後』初演のわずか2週間前、フォーキンの『ダフニスとクロエ』の3週間前のこと。翌年には『春の祭典』が大きなスキャンダルとなり、『青い神』はレパートリーから外され、その後陽の目を見ることはありませんでした(コクトーは初演失敗後ディアギレフに「僕を驚かせてごらん」と挑発され一念発起、5年後にはサティ作曲の『パラード』で大スキャンダルを呼び起こすことになります)。アーンの手による音楽は70人以上のオーケストラを要する大規模なものでしたがバレエと共に封印され、バレエ・リュスの他のレパートリーが音楽だけでも現在世界中で演奏されるにもかかわらず、フランス国内ですらこれまで演奏されてきませんでした。今回発売となるライヴ録音で、その音楽が実験的要素と音楽的魅力を両立させた、たいへん聴き応えのあるものであることが証明されることでしょう。ディラン・コーレイ率いるフリヴォリテ・パリジェンヌの好演も相まって、不当に忘れられた作品の魅力が最大限引き出された注目の一枚です。
(ナクソス・ジャパン)
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