《音楽の捧げもの》の中にカラビス、ユン・イサンの作品を配置して再解釈するコンセプト・アルバム
- 通販番号
- 1009155096
- 発売日
- 2026年04月21日
- EAN
- 5425004841483
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¥2,816 (税込)
商品詳細情報
【収録内容】
J.S.バッハ:『音楽の捧げもの』 BWV1079
(1) 3声のリチェルカーレ
(2) 2声の逆行カノン
(3) 2つのヴァイオリンによる同度のカノン
ヴィクトル・カラビス:チェンバロのための6つの2声カノン・インヴェンション Op.20
(4) 第1番 5度のカノン
J.S.バッハ:『音楽の捧げもの』 BWV1079
(5) 2声の反行カノン
(6) 2声の反行の拡大によるカノン
ヴィクトル・カラビス:チェンバロのための6つの2声カノン・インヴェンション Op.20
(7) 第2番 6度のカノン
J.S.バッハ:『音楽の捧げもの』 BWV1079
(8) 2声の螺旋カノン
ヴィクトル・カラビス:チェンバロのための6つの2声カノン・インヴェンション Op.20
(9) 第3番 4声のカノン
J.S.バッハ:『音楽の捧げもの』 BWV1079
(10) 5度のフーガ・カノニカ
(11) 王の主題による無窮カノン
ヴィクトル・カラビス:チェンバロのための6つの2声カノン・インヴェンション Op.20
(12) 第4番 8度のカノン
(13) イサン・ユン:ヴァイオリン独奏のための『大王のテーマ』
J.S.バッハ:『音楽の捧げもの』 BWV1079
(14) 6声のリチェルカーレ
(15) 無窮カノン
(16) 2声の謎カノン
(17) 2声の謎カノン
ヴィクトル・カラビス:チェンバロのための6つの2声カノン・インヴェンション Op.20
(18) 第5番 7度のカノン
J.S.バッハ:『音楽の捧げもの』 BWV1079
(19) 4声の謎カノン
ヴィクトル・カラビス:チェンバロのための6つの2声カノン・インヴェンション Op.20
(20) 第6番 3度のカノン
J.S.バッハ:『音楽の捧げもの』 BWV1079
(21-24) トリオ・ソナタ
【演奏者】
ネオバロック
ヤン・デ・ウィンネ(トラヴェルソ)
マレン・リース(バロックヴァイオリン、ヴァイオリン、バロックヴィオラ)
アンネ・フォン・ホフ(バロックヴァイオリン、バロックヴィオラ)
ナザール・コジュハル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
スタニスラフ・グレス(チェンバロ)
録音:2024年7月23-27日 ベルギー、ボラン、サン=アポリナール教会
収録時間:74分36秒
バッハがフリードリヒ大王に与えられた主題を用いて作曲した『音楽の捧げもの』(1747)は、『ゴルトベルク変奏曲』や『フーガの技法』といったバッハ晩年の単一主題による一連の対位法的器楽作品のひとつであり、2つのリチェルカーレ、10のカノン、トリオ・ソナタから成る異質な構成を持ち、謎に満ちた現代音楽のような響きすら登場し強烈な印象をもたらすという点においては、バッハのなかでも唯一無二の存在と言える曲集です。
2003年に創設された古楽アンサンブル「ネオバロック」による当アルバムは、明らかにバッハを意識した20世紀作品であるヴィクトル・カラビスの『カノン・インヴェンション』(1962)およびフリードリヒ大王の同テーマを基にした無伴奏ヴァイオリン作品である尹伊桑の『大王のテーマ』(1976)と共に『音楽の捧げもの』を演奏するという意欲的な企画。古楽畑の名手たちがこれらを演奏することにより、時代を超えた対位法の妙が響きあうたいへん刺激的な音楽対話が生まれます。
(ファインアーツミュージック)
J.S.バッハの《音楽の捧げもの》を新たな視点から再解釈し、同作品を軸に、20世紀の2人の作曲家、ヴィクトル・カラビスとユン・イサンが作曲した関連作品を織り込み、時代を超えた音楽的対話を描き出すという意欲的なコンセプト・アルバム。その中心となるのは、古楽アンサンブル「イル・ガルデリーノ」の創設メンバーやブルージュ国際古楽コンクールの審査員、また楽器製作者としても活躍する世界的トラヴェルソ奏者であるヤン・デ・ヴィンネ(2006年よりPassacailleレーベル芸術監督)と、バロック・ヴァイオリン、ヴィオラ奏者のマレン・リース&ハープシコード奏者のスタニスラフ・グレスがリードし、音楽学的研究に基づいた現代的な視点による解釈が高い評価を得ている2003年設立のアンサンブル「ネオバロック」。
タイトルの「Spiegelungen(鏡像)」が示す通り、本作のコンセプトの根底に置かれているのは「反映」や「対称」といった考え方。プロイセン王フリードリヒ2世(フリードリヒ大王)から与えられた主題に基づいて書かれた一連のカノンやフーガが反行、展開していく技法で構築される《音楽の捧げもの》のように、音楽が自らを映し返しながら意味を生み出していくという構造そのものがテーマとして存在しています。その中で彼らはアメリカの詩人T.S.エリオットの「現在は過去によって方向づけられるのと同じように、過去も現在によって変えられる」という思想を引用し、新しい作品によって過去の作品の位置づけも変化し得るという芸術観を提示。カラビスやユンはバッハの技法を単に模倣するのではなく、それぞれの視点で再解釈して現代的な表現へと昇華させており、過去と現在が互いを照らし合いながら新たな意味を生み出す「鏡像」として読み取れる関係性を示唆しています。
このように作品同士、過去と現在、さらには作曲者と演奏者、そして聴き手自身までもが、互いに鏡となりながら音楽を成立させていくという多層的な相関性を映し出した、きわめて知的かつ詩的な音楽体験を提供するアルバムです。
(東京エムプラス)
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