SCHUBERT: STRING QUARTETS "DEATH AND THE MAIDEN" & "ROSAMUNDE" / シューベルト: 死と乙女 / ロザムンデ (SACD)

QUARTETTO ITALIANO イタリア四重奏団

限定生産 / SACDハイブリッド盤

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レーベル
エソテリック (ESOTERIC)
国(Country)
JPN
フォーマット
SACD
規格番号
ESSD90170
通販番号
CL-1007466308
発売日
2017年09月15日
EAN
4907034221882
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商品詳細情報

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2017年9月・2タイトル発売

クーベリック&バイエルン放送響
ドヴォルザーク:
スラヴ舞曲集(全曲)
品番:ESSG90169
イタリア四重奏団
シューベルト:弦楽四重奏曲
「死と乙女」&「ロザムンデ」
品番:ESSD90170



明るく豊麗な歌に溢れたアナログ時代のシューベルト弦楽四重奏曲録音の最高峰
 
■ESOTERIC ならではのこだわりの Super Audio CD ハイブリッド・ソフト

オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CDハイブリッド化による圧倒的な音質向上で確固たる評価をいただいている ESOTERIC名盤復刻シリーズ。発売以来 LP 時代を通じて決定的名盤と評価され、CD時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名盤を高音質マスターから DSDマスタリングし、世界初の Super Audio CD ハイブリッド化を数多く実現してきました。
今回は20世紀後半の弦楽四重奏演奏史に大きな足跡を残し、日本でもいまだにファンが 多いイタリア四重奏団の名演中の名演、シューベルトの「死と乙女」「ロザムンデ」の 2曲を 1枚に豪華カップリングした定盤が新たなリマスタリングで登場します。
当シリーズに弦楽四重奏のアルバムが登場するのは、2014年のアルバン・ベルク四重奏団のハイドン「皇帝」とモーツァルト「狩」(ESSW-90101)以来久しぶりとなります。 
 
■第2次大戦後の弦楽四重奏団の新しい潮流
第2次大戦後、欧米各地で新しい世代による弦楽四重奏団が続々と誕生しました。アメリカのラ・ サール(1946年結成)、ジュリアード(1949年結成)、イギリスのアマデウス(1948年結成)、チェコのスメタナ(大戦中の 1943年結成)などがその代表的存在で、20世紀前半の伝統を受け継ぎつつ、戦後の新たな価値観を取り入れ、弦楽四重奏の歴史に新風を吹き込むことになりました。
録音面でも新しく開発された LPフォーマットを生かし、作曲家別の全曲録音など旺盛な録音活動を行ない、世界中に新たな室内楽ファンを生み出したのでした。 
 
■名前の通り歌心あふれるイタリア四重奏団
そうした世界的潮流をイタリアで担ったのがイタリア四重奏団です。1945年に作曲家マリピエロの提唱により北イタリアのレッジョで結成され、当初は「新イタリア弦楽四重奏団」と名乗っていましたが、 1951年に「新」を取って「イタリア弦楽四重奏団」と改称。以後、イタリアの音楽家らしい豊麗な歌心、よく響きあう厚みのある独自のサウンドで一世を風靡しました。
結成当初のメンバーは、レッジョ出身のパ オロ・ボルチアーニ(第1ヴァイオリン、その名を冠したコンクールは3年ごとに開催され若手弦楽四重奏団の登竜門)、ジェノヴァ出身のエリーザ・ペグレッフィ(第2ヴァイオリン)、ヴェネツィア出身のリオネッロ・フォルツァンティ(ヴィオラ)とフランコ・ロッシ(チェロ)で、彼らは学生時代からの仲間同士でした。
1951年にヴィオラがピエロ・ファルッリに交代し、この第2次メンバーでほぼ 30 年近く活動し、一時代を築き上げていきます。1979年にヴィオラがさらにディーノ・アッシオラに交代し、翌1980年に解散 しています。

■名盤が残されたフィリップス録音
結成直後の1948年から英デッカに録音を開始し、英コロンビア(EMI)を経て、1965年から蘭フィリップスに移り、 演奏レパートリーの中心に置いていたモーツァルトとベートーヴェンの全曲(それぞれ1966~73年、1967~75年に かけて録音)のほか、シューマンとブラームス全曲、ハイドン、ボッケリーニ、シューベルト、ドビュッシー&ラヴェル、ドヴルザークの主要四重奏曲、そして珍しいところでは ウェーベルンの作品集までも録音しており、いずれもアナログ時代を代表する名盤として高く評価されていました。
解散する前年にはポリーニとブラームスのピアノ五重奏曲を独DGに録音し、これもまたポリーニ初の室内楽録音となったことで大きな話題を捲きました(結果としてこれがイタリア四重奏団としての最後の録音ともなりました)。 
 
■シューベルト弦楽四重奏曲録音の最高峰
シューベルトの弦楽四重奏曲はデッカに第8番、第13番、コロンビアに第2番、そしてフィリップス に第10番、第12番断章(2回)、第13番、第14番(2回)、第15番の録音を残しています。
今回ハイブリッドディスク化されるのは活動後期の第13番「ロザムンデ」と第14番「死と乙女」のカップリングで、 後者はヴィオラがアッシオラに交代した直後の再録音です。熱のこもった輝かしいカンタービレ、洗練された歌心、決して重くならないリズム、伸びやかで自発的なアンサンブルなど、20 世紀後半から主流になった合奏の精度の高さを極めていく方法とは別のところで弦楽四重奏という方法論を突き詰めていったイタリア四重奏団の特質がはっきりと映し出されています。
両曲とも遅めのテンポで丁寧に細部 を描いており、曲想が変化する際のちょっとしたためにも音楽への繊細な思い入れが感じられます。 ヴィオラ交代前と交代後の音楽性の微妙な変化を聴き比べるのも一興でしょう。 
 
■最高の状態での Super Audio CD ハイブリッド化が実現
録音はスイスのラ・ショー・ド・フォンにあるサル・ド・ムジーク(音楽ホール)で行なわれました。1955年に開場し、約1200席を擁するコンサートホールで、その優れた音響効果のゆえにステレオ時代になってレコード録音にも多用されてきました。
イタリア四重奏団のみならず、アルテュール・グリュミオー、 イ・ムジチ、ボザール・トリオ、クラウディオ・アラウなど特にフィリップス・レーベルの室内楽やソロの名録 音の多くがこのホールで制作されたこともあり、落ち着いた艶のある響きによる録音はフィリップス・サウンドの一つの看板ともなりました。
このシューベルト2曲もCD初期からの定番で、20ビット・リマスター、 あるいは第13番のみはペンタトーンによるリミックス+リマスターされたハイブリッド盤もありますが、今回は新規でDSDリマスターが行なわれます。これまでの企画同様、使用するマスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特にDSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターとに、入念に調整された ESOTERICの最高級機材を投入、またMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・ マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。

【収録内容】
シューベルト:

弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D810《死と乙女》
[1] 第 1 楽章 アレグロ
[2] 第 2 楽章 アンダンテ・コン・モート
[3] 第 3 楽章 スケルツォ(アレグロ・モルト)
[4] 第 4 楽章 プレスト
弦楽四重奏曲第 13 番イ短調 D804《ロザムンデ》
[5] 第 1 楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ
[6] 第 2 楽章 アンダンテ
[7] 第 3 楽章 メヌエット
[8] 第 4 楽章 アレグロ・モデラート 
 
【演奏者】
イタリア四重奏団
〔パオロ・ボルチアーニ(第1ヴァイオリン)  エリザ・ベグレッツィ(第2ヴァイオリン)  ピエロ・ファルッリ(ヴィオラ)[第13番]  ディーノ・アッシオラ(ヴィオラ)[第14番]  フランコ・ロッシ(チェロ)〕 
 
【録音】
1976年11 月16日~27 日(第13番)
1979年10 月21日~24日(第14番)
スイス、ラ・ショー・ド・フォン、 サル・ド・ムジーク [アナログ・レコーディング]

[LP 初出]第 13 番:9500 078(1977 年)第 14 番:9500 751(1981 年)
[日本盤LP初出]第13番:X7746(1977年11月25日/弦楽四重奏曲第10番とのカップリング)、第14番:25PC157 (1981 年 2 月 28 日/弦楽四重奏曲第 12 番「四重奏断章」とのカップリング)
※この 2 曲のカップリングは CD 時代になっ てからで、32CD3076(1986 年 9 月 25 日)が初めてである。

[オリジナル・レコーディング]
[プロデューサー]ヴィットリオ・ネグリ 
 
[Super Audio CD プロデューサー]大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア]杉本 一家(JVC マスタリングセンター(代官山スタジオ))
[Super Audio CD オーサリング]藤田厚夫(有限会社エフ)

[解説] 諸石幸生 門馬直美

[企画・販売]エソテリック株式会社 
[企画・協力]東京電化株式会社