日本語解説付き / あふれでる音楽への喜び、人生への肯定
- 通販番号
- 1009260194
- 発売日
- 2026年08月29日
- EAN
- 4573686062304
商品詳細情報
ハイドン(1732-1809):
【収録内容】
1-13《. ハルモニー・ミサ》 変ロ長調 Hob. XXII:14
14-19.《 神の聖ヨハネのミサ・ブレヴィス(小オルガンミサ)》Hob. XXII:7
【演奏者】
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮、オルガン [XXII:7])
メリッサ・プティ(ソプラノ)
ベス・テイラー(メゾ・ソプラノ)
バスティアン・リモンディ(テノール)
アンドレアス・ヴォルフ(バリトン=バス)
エマニュエル・レッシュ=カセルタ(コンサートマスター、音楽監督アシスタント)
フロリアン・カレ(オルガン [Hob. XXII:14])
ティボー・レナエルツ(合唱指揮)
録音:2025年3月6,7日、ピエール・ブーレーズ・ホール、フィルハーモニー・ド・パリ
収録時間:53分43秒
ハイドン晩年の傑作《ハルモニー・ミサ》に、久々の大新録音の登場です。演奏するのはクリスティ率いるレザール・フロリサン。ハイドン作品に絶大な敬意を抱いていて、「人生において、好きなことをさせてもらえる時期」と自らを語るクリスティが、満を持してこの傑作を録音しました。ハルモニー・ミサは、ハイドン70歳の時の作品で、12曲あるミサ曲の最後を飾る作品です。「ハルモニー」は木管楽器の合奏の意味で、声楽はもちろん、管弦楽パートにも美しいとびきりの充実と冴えを見せる音楽です。声楽の軽やかで明るい美しさ、管弦楽の充実したやわらかな響きは絶品です。
ハイドンは生涯を通じて敬虔なカトリック信者でした。しかしハイドンのミサ曲は、世俗的性格が強いとして批判の対象となることもしばしばだったそうです。そうした批判に対し、ハイドンはおどけるように、「神のことを思うと、自分の心は喜びに跳ね上がるのだ」と応じたと伝えられています。グローリア冒頭で独唱ソプラノ(先唱者として)が歌い出す、いかにも親しみやすい旋律は18世紀オーストリアのミサ曲の伝統でもあります。グローリアやクレドを締めくくるフーガでの、器楽の充実のドラマ、合唱書法の華麗さと柔軟性、熟練の対位法はハイドンの真骨頂です。時に愛の喜びの重唱のような場面もあり、信仰者に、恐怖ではなく、優美さと歓びによって霊感を与えるものとなっております。
1775年から1778年頃、エステルハージ家の楽長時代に作曲された《神の聖ヨハネのミサ・ブレヴィス(小オルガンミサ)》は、ハイドン中期以降のミサ曲の中でも最もシンプルな作品です。エステルハージ宮殿近くで病院を運営していた慈悲修道会の礼拝堂のために書かれたもので、その守護聖人である神の聖ヨハネ(聖ヨハネ・デ・デオ)にちなんだもの。15人ほどの奏者と歌手しか収容できない、手狭なオルガン席だったため、ヴァイオリン2、オブリガート・オルガン、通奏低音+声楽(この演奏では8名(各パート2名)という小編成となっています。わずか31小節のグローリアなど、全体的に凝縮された書法の中でも、抒情的な筆が立っており、厳粛で優美なキリエ、ソプラノ独唱とオルガンによる優雅なロココ風二重唱であるベネディクトゥスは絶品です。終曲アニュス・デイ~ドナ・ノービス・パーチェムの最後は「ペルデンドージ(消え入るように)」と記されており、音楽が静寂へと溶け込んでいくさまは、なんとも美しい余韻で印象的です。
(ファインアーツミュージック)
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