ベートーヴェン弦楽四重奏曲全集録音の第5集
- 通販番号
- 1009292880
- 発売日
- 11月上旬入荷予定
- EAN
- 4589538835033
商品詳細情報
ベートーヴェン(1770-1827):
【収録内容】
1-4. 弦楽四重奏曲第9番 ハ長調「ラズモフスキー第3番」Op. 59 No. 3(1806)
1. I. Introduzione. Andante con moto – Allegro vivace
2. II. Andante con moto quasi Allegretto
3. III. Menuetto. Grazioso – Trio
4. IV. Allegro molto
5-8. 弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調「セリオーソ」 Op. 95(1810)
5. I. Allegro con brio
6. II. Allegretto ma non troppo
7. III. Allegro assai vivace, ma serioso
8. IV. Larghetto espressivo – Allegretto agitato – Allegro
9. 大フーガ Op. 133(1825-26)
【演奏者】
キアロスクーロ四重奏団
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン) …Andrea Amati(1570)
シャルロット・サリュースト=ブリドゥー(ヴァイオリン) …Carlo Tononi(1720)
エミリー・ホーンルンド(ヴィオラ)…Willems(c.1700)
クレール・ティリオン(チェロ)…Carlo Tononi(1720)
録音:2025年8月23-27日UK、モンマス、ワイアストン・コンサート・ホール
収録時間:66分
SACD層:Stereo / Multi-Channel 5.0
アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団によるベートーヴェン弦楽四重奏曲全集録音の第5集。中期作品の完結編にあたる2曲に「大フーガ」を加えた、エネルギッシュで刺激的なアルバムです。ハイドンやモーツァルトが樹立した様式と独自の実験精神との折り合いを模索した作品18の6曲の後、先進的なアイディアを臆さずに盛り込んだのが作品59の通称「ラズモフスキー・セット」。その第3曲にあたる第9番も第1楽章の混とんとした序奏から疾走するフーガによる最終楽章まで、実にダイナミックな作品です。第11番は16曲あるベートーヴェンの弦楽四重奏曲の中で演奏時間は最も短いながら、作曲者自ら「セリオーソ(真剣、厳粛)」と名付けただけあって力作。調を曖昧にしたり、関連性が希薄なモチーフを突然導入したり、厳格さの中にも波乱含みの展開で、緊張と集中が聴く者にも求められます。「大フーガ」は当初第13番のフィナーレとして作曲されながら、演奏者と聴衆双方にとって難しすぎると見た出版社の要望で別のフィナーレに差し替えられた楽曲。強烈な不協和音を伴う激しい楽想と難解な展開は、当時の第一級の演奏家たちにさえ理解不能で恐怖を覚えたとされるほどですが、20世紀になると評価が変わり、ストラヴィンスキーをはじめ先鋭的な作品との声が高まりました。
前作の第7番&第8番の録音で雄大なスケールと強烈なコントラストで曲の精神を抉り出したキアロスクーロ四重奏団の演奏はここでも冴えています。ガット弦でヴィブラートを抑制することによって幽玄さや攻撃的なまでの響きなどを生み出し、ベートーヴェンが曲に託した世界を遺憾なく表現。これら3曲が当時の聴衆や演奏家に与えたであろう驚きや衝撃をよみがえらせます。オブザーバー紙の評「最善の意味で、ショックだ」が納得される仕上がり。SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。
(ナクソス・ジャパン)
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