商品詳細情報
旧録を凌駕する物凄い緊張感と深い祈り、希望に満ちた壮大なエンディング、新たな決定盤の登場。
ゲルギエフが満を持して発表するショスタコーヴィチの「レニングラード」再録音。
ゲルギエフ&マリインスキー管がショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」を再録しました。旧録のフィリップス盤は2001年9月にマリインスキー(表記はキーロフ)劇場管とロッテルダム・フィルの混成オケによるライヴで、発売当時「レコード芸術」誌特選をとるなど絶賛されました。
今回は手兵マリインスキー劇場管のみで、曲のタイトルの地元オケとしての誇りと意気込みが物凄いことになっています。ゲルギエフも、力演ながらどこか迷いの感じられた旧録とは段違いに曲とオーケストラを支配しきり、ほとんど神業に近い完成度と円熟を示しています。こういうのに接すると、改めてゲルギエフの凄さを実感させられます。
今回の演奏時間は82分21秒。旧盤より4分ほど長くなっています。
<タイミング比較>
[新録音]
第1楽章=28'45''
第2楽章=15'30''
第3楽章=19'03''
第4楽章=19'03''
[旧録音]
第1楽章=27'32''
第2楽章=13'05''
第3楽章=17'58''
第4楽章=20'04''
[参考:ムラヴィンスキー盤]
第1楽章=27'08''
第2楽章=10'10''
第3楽章=19'08''
第4楽章=16'35''
注目すべきは第2楽章の遅さ。旧盤より2分半も遅くなっていますが、ムラヴィンスキー盤よりも5分以上長いのが驚きです。敵の襲撃を受けた街の様子を描いたような寂しげな音楽ですが、ゲルギエフの新盤ではモノクロのシリアスなドキュメンタリー映像を見るような緊張感とリアルさで、身の毛がよだつような恐怖に満ちています。その大きさ、説得力は現在のゲルギエフならではの円熟味で、誰にも真似できない凄み。
ショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」は、1941年、ナチス・ドイツ軍に包囲されたレニングラード市で作曲され、プロパガンダ臭云々について言われもしますが、曲に込められた作曲者の義憤と悲しみ、未来への希望はそれを凌駕し、聴く者の胸を打ちます。レニングラード・フィル(現サンクトペテルブルグ・フィル)が初演したため、同オケのお家芸的な印象がありますが、マリインスキー劇場も同市を代表し、同じ位の歴史を誇っています。ゲルギエフとともに、息もつかせぬ緊張感と恐怖、深い祈りを紡ぎ、最後は驚くほど壮大に盛上ります。これほど内容に満ち、感動的な「レニングラード」はムラヴィンスキー、あるいはバルシャイ以来の名演と申せましょう。新たな決定盤の登場です。
(資料提供:キングインターナショナル)
【演奏者】
ヴァレリー・ゲルギエフ(指揮) マリインスキー劇場管弦楽団
【録音】
2012年6月6-14日 マリインスキー・コンサート・ホール(サンクトペテルブルク)
収録時間=82'21''
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